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Interstage Application Server/Interstage Web Server Interstage HTTP Server 運用ガイド

2.6 URLの書き換え

  Interstage HTTP Serverでは、クライアント(Webブラウザ)から指定されたURLに従い、通常、環境定義ファイル(httpd.conf)に設定されたDocumentRootディレクティブで指定したディレクトリ配下の資源をアクセスしますが、以下の機能を使用することにより、URLを書き換えることが可能となります。

仮想ディレクトリ

  仮想ディレクトリ機能を使用することにより、任意のディレクトリをURLの仮想的なパスに割り当てることができます。これにより、他のディレクトリのデータを仮想的なパスを含むURLで公開できます。本機能は、DocumentRootディレクティブで指定したディレクトリ以外のパスにデータを格納したり、データの格納パスを外部に隠蔽したりする場合に使用します。
  仮想ディレクトリ機能の設定方法については、“3.2.10 仮想ディレクトリの設定”を参照してください。


リダイレクト機能

  リダイレクト機能を使用することにより、URLを新しいURLに書き換えることができます。これにより、クライアント(Webブラウザ)からWebサーバ上の使用不可となったページにアクセスした場合などに、指定したページがアクセス不可であることを明示的に示し、古いURLを新しいURLに書き換えることができます。本機能では、仮想ディレクトリ機能とは異なり、Webブラウザ上に表示するURLも新しいURLに書き換えます。
  リダイレクト機能の設定方法については、“3.2.11 リダイレクト機能の設定”を参照してください。


リライト機能

  リライト機能を使用することにより、URLを書き換える条件および書き換えのルールを正規表現で設定し、クライアント(Webブラウザ)から要求されたURLを柔軟に書き換えることができます。本機能では、書き換えたURLで外部リダイレクトを実行したり、プロキシ要求として動作させたりすることができます。
  リライト機能の設定方法については、“3.2.12 リライト機能の設定”を参照してください。