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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)

E.2.15 OTS path for system log

  データベース連携サービスのシステムログファイルへのパスを指定します。
  運用形態でTYPE2を選択し、“OTS Setup mode=sys”を指定した場合に必須です。



  ドライブ名を含む絶対パスで、存在していない任意のファイル名を指定します。制御文字(ShiftJISコードの 0x00~0x1F、0x7F)を除く文字列です。ただし、半角英文字の大文字と小文字、全角英文字の大文字と小文字は区別されません。


  “/”で始まる空白文字と半角カナを除く文字列で指定します。


  なお、最大長は255バイトです。



  以下にローデバイスの作成手順を示します。

  1. ローデバイスのパーティションの作成
    fdiskコマンドを用いて、パーティションを作成してください。
      

  2. 作成したパーティションのバインド
    以下に例を示します。#はプロンプトを示します。

      # fdisk /dev/sda
      Command (m for help): p
    
      Disk /dev/sda: 255 heads, 63 sectors, 1106 cylinders
      Units = cylinders of 16065 * 512 bytes
    
      Device Boot   Start    End    Blocks   Id  System
      /dev/sda1        1    523   4200997   83  Linux
      /dev/sda2      524   1106   4682947+   5  Extended
      /dev/sda5      524   1106   4682947   83  Linux
    
      Command (m for help): q
      #
      #  raw  /dev/raw/raw1  /dev/sda5

    なお、rawコマンドによるバインドはマシンを起動するたびに毎回実施する必要があります。この処理を自動化するには、以下の方法があります。
    /etc/sysconfig/rawdevices に上記で示したrawコマンドに渡したパラメタと同じものを記載してください。

      /dev/raw/raw1 /dev/sda5
  3. ローデバイスコントローラとディスクパーティションに読み取り権限を与えます。ローデバイスに読み書きのパーティションを与えます。

      # chmod a+r /dev/rawctl
      # chmod a+r /dev/sda1
      # chmod a+rw /dev/raw/raw1