データベース連携サービスのシステムログファイルへのパスを指定します。
運用形態でTYPE2を選択し、“OTS Setup mode=sys”を指定した場合に必須です。
ドライブ名を含む絶対パスで、存在していない任意のファイル名を指定します。制御文字(ShiftJISコードの 0x00~0x1F、0x7F)を除く文字列です。ただし、半角英文字の大文字と小文字、全角英文字の大文字と小文字は区別されません。
“/”で始まる空白文字と半角カナを除く文字列で指定します。
なお、最大長は255バイトです。
以下にローデバイスの作成手順を示します。
ローデバイスのパーティションの作成
fdiskコマンドを用いて、パーティションを作成してください。
作成したパーティションのバインド
以下に例を示します。#はプロンプトを示します。
# fdisk /dev/sda Command (m for help): p Disk /dev/sda: 255 heads, 63 sectors, 1106 cylinders Units = cylinders of 16065 * 512 bytes Device Boot Start End Blocks Id System /dev/sda1 1 523 4200997 83 Linux /dev/sda2 524 1106 4682947+ 5 Extended /dev/sda5 524 1106 4682947 83 Linux Command (m for help): q # # raw /dev/raw/raw1 /dev/sda5
なお、rawコマンドによるバインドはマシンを起動するたびに毎回実施する必要があります。この処理を自動化するには、以下の方法があります。
/etc/sysconfig/rawdevices に上記で示したrawコマンドに渡したパラメタと同じものを記載してください。
/dev/raw/raw1 /dev/sda5
ローデバイスコントローラとディスクパーティションに読み取り権限を与えます。ローデバイスに読み書きのパーティションを与えます。
# chmod a+r /dev/rawctl # chmod a+r /dev/sda1 # chmod a+rw /dev/raw/raw1
rawコマンドは、マウント済みのシステム用デバイスを指定しても正常にキャラクタデバイスへのバインド処理を実施します。rawコマンドの第2パラメタに指定するデバイス名は誤りのないよう指定してください。
誤って指定した場合、システムおよびユーザ資産を破壊する可能性があります。
セットアップ情報ファイルのログファイルの指定には、必ずrawコマンドでキャラクタデバイスにバインドしたデバイス名を指定してください。なお、rawコマンドによるバインドはマシンを起動するたびに毎回実施する必要があります。