■CORBAサービスが使用するホスト名
マシンにIPアドレス(またはホスト名)が複数設定されていて、CORBAサーバアプリケーションで使用するIPアドレスを限定した運用を行う場合に設定します。
たとえば、LANカードが複数あるマシン上で、1つのLANカードからのみ要求を受け付けることができます。また、サーバアプリケーションのオブジェクトリファレンスの生成時、ここで設定したホスト名のIPアドレスが組み込まれ、クライアントからの参照時に利用されます。
定義例を以下に示します。
CORBA通信に使用するホスト名を“HOST1”とする場合
Corba Host Name=HOST1
■CORBAサービスが使用するポート番号
CORBA通信で使用するポート番号をカストマイズする場合に設定します。
デフォルトは、“8002”です。
本定義項目が設定されていない場合は、以下の定義項目の値が有効となります。
CORBAサービスの動作環境ファイル(config)の定義項目“IIOP_port”の設定値
/etc/servicesに定義したodserverのポート番号
1と2では、1の設定値が優先されます。
定義例を以下に示します。
CORBA通信に使用するポート番号を“8003”とする場合
Corba Port Number=8003
■SSL
CORBAサービスのSSLの使用有無とSSL通信に使用するポート番号を指定します。
また、イベントサービスは、動的生成したイベントチャネルでSSLを使用する場合に、“Event SSL”の定義を設定する必要があります。
SSLを使用する場合の設定方法については、“セキュリティシステム運用ガイド”の“サーバのSSL環境設定”に記載されている手順に従って実施してください。本手順を実施すると、“configファイルの編集”は不要となります。
SSLを使用する場合
SSL USE=yes SSL Port Number=4433 Event SSL=yes
■稼働状態監視モード
Interstageの稼働状態監視モードを指定します。稼働状態監視モードとは、Interstageの運用中に、Interstageを構成するサービスが停止した場合に、どういう動作を行うかを定義するモードです。
稼働状態監視モードには、以下の2種類があります。
mode1
Interstageを構成するサービスが停止した場合は、Interstageを停止します。
mode2(デフォルト値)
Interstageの運用中に、Interstageを構成する以下のサービスが停止した場合でも、Interstageの運用を続けます。その他のサービスが停止した場合は、Interstageを停止します。
ネーミングサービス
インタフェースリポジトリ
(Linux for Itaniumの場合)
CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ
Interstageの運用中に、以下のサービスを停止し、定義の変更後、停止したサービスを再起動することにより、定義の変更操作が行えます。この場合、各サービスの起動、停止コマンドを使用して操作します。
(Linux for Itaniumの場合)
CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ
稼働状態監視モードに“mode1”を設定する場合
IS Monitor Mode=mode1
Interstageのどれか1つのサービスが停止した際に、Interstage自体を停止する場合は、mode1を選択してください。