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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)

3.1.3 リストア手順

  

  資源破壊発生時など、バックアップしておいたInterstage資源を復旧するためのリストア手順について説明します。
  また、旧版でバックアップしたInterstage資源をリストアする場合にも、本マニュアルにて説明している手順および本製品のコマンドを使用して実施してください。

  リストアは、以下を確認した上で操作を開始してください。

■操作手順

  リストアは以下の手順で行います。各コマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

  

3.1.3.1 サービスの停止

  “3.1.2.1 サービスの停止”を参照して、サービスを停止します。

3.1.3.2 リストア対象資源の確認

  リストア対象とするサービス資源は、バックアップ操作時に、バックアップ対象とした資源になります。以降の操作では、リストア対象とするサービス資源に対してリストア操作を行ってください。

3.1.3.3 Interstageセットアップ資源のリストア

  isinitコマンドまたはInterstage管理コンソールを使用してInterstageの初期化を行った場合に作成されるセットアップ資源のリストア手順について説明します。

■リストアコマンド

  Interstageセットアップ資源のリストアは、以下のコマンドを使用します。

  C:\Interstage\bin\iscrestoresys.exe

  /opt/FSUNtd/bin/iscrestoresys

  /opt/FJSVtd/bin/iscrestoresys

  iscrestoresysコマンドは、Interstageが停止している状態で実行する必要があります。

■リストア方法

  資源バックアップ先ディレクトリが“X:\Backup\”の場合の操作例を以下に示します。

  iscrestoresysコマンドを実行します。
      iscrestoresys X:\Backup\

  資源バックアップ先ディレクトリが/backupの場合の操作例を以下に示します。

  iscrestoresysコマンドを実行します。
      iscrestoresys /backup

■注意事項

3.1.3.4 Interstage管理コンソール資源のリストア

  Interstage管理コンソール資源のリストア手順について説明します。

■リストアコマンド

  Interstage管理コンソール資源のリストアは、以下のコマンドを使用します。

  C:\Interstage\gui\bin\isguirestore.bat

  /opt/FJSVisgui/bin/isguirestore

  isguirestoreコマンドは、Interstageが停止している状態で実行する必要があります。

■リストア方法

  isguiresotreコマンドには、バックアップ時にInterstage管理コンソール資源を格納したディレクトリのパスを指定する必要があります。

  Interstageインストールパスが“C:\Interstage”、資源バックアップ先ディレクトリが“X:\Backup”、Interstage管理コンソールの資源を格納したディレクトリが“X:\Backup\isgui”の場合の操作例を以下に示します。

  isguirestoreコマンドを実行します。
      C:\Interstage\gui\bin\isguirestore C:\Interstage X:\Backup\isgui

  資源バックアップ先ディレクトリが/backup、Interstage管理コンソールの資源を格納したディレクトリが“/backup/isgui”の場合の操作例を以下に示します。

  isguirestoreコマンドを実行します。
      isguirestore /backup/isgui

  cpコマンドなどを使用して、バックアップ用ディレクトリのInterstage管理コンソールの資源ファイルをもとのディレクトリにコピーします。
  資源バックアップ用ディレクトリが/backup/isguiの場合の操作例を以下に示します。

  cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリのInterstage管理コンソールの資源ファイルをもとのディレクトリにコピーします。
      cp /backup/isgui/config /etc/opt/FJSVisgui

■注意事項

3.1.3.5 Interstage JMXサービス資源のリストア

  Interstage JMXサービス資源のリストア手順について説明します。

■リストアコマンド

  Interstage JMXサービス資源のリストアは、以下のコマンドを使用します。

  C:\Interstage\bin\isjmxrestore

  /opt/FJSVisjmx/bin/isjmxrestore

  isjmxrestoreコマンドは、InterstageおよびInterstage JMXサービスが停止している状態で実行する必要があります。

■リストア方法

  isjmxresotreコマンドには、バックアップ時にInterstage JMXサービス資源を格納したディレクトリのパスを指定する必要があります。

  資源バックアップ先ディレクトリがX:\Backup、Interstage JMXサービスの資源を格納したディレクトリが“X:\Backup\isjmx”の場合の操作例を以下に示します。

  isjmxrestoreコマンドを実行します。
      isjmxrestore C:\Interstage X:\Backup\isjmx

  資源バックアップ先ディレクトリが/backup、Interstage JMXサービスの資源を格納したディレクトリが“/backup/isjmx”の場合の操作例を以下に示します。

  isjmxrestoreコマンドを実行します。
      isjmxrestore /backup/isjmx

■注意事項

3.1.3.6 業務構成管理のリポジトリ資源のリストア

  業務構成管理のリポジトリ資源のリストア手順について説明します。

■リストアコマンド

  業務構成管理のリポジトリ資源のリストアは、以下のコマンドを使用します。

  C:\Interstage\bin\isreprestore.bat

  /opt/FJSVisjmx/bin/isreprestore

■リストア方法

  

  資源バックアップ先ディレクトリが“X:\Backup”の場合の操作例を以下に示します。

  isreprestore.batコマンドを実行します。
      C:\Interstage\bin\isreprestore.bat X:\Backup

  資源バックアップ先ディレクトリが“/backup”の場合の操作例を以下に示します。

  isreprestoreコマンドを実行します。
      /opt/FJSVisjmx/bin/isreprestore /backup

■注意事項

3.1.3.7 CORBAサービス資源のリストア

  CORBAサービス資源のリストア手順について説明します。

■リストアコマンド

  CORBAサービス資源のリストアでは、以下のコマンドを使用します。

  C:\Interstage\ODWIN\bin\odrestoresys.exe

  /opt/FSUNod/bin/odrestoresys

  /opt/FJSVod/bin/odrestoresys

  odrestoresysコマンドは、CORBAサービスが停止している状態で実行する必要があります。
  なお、odrestoresysコマンドは、オプションを指定することによりCORBAサービス(ORB)資源、ネーミングサービス資源、インタフェースリポジトリ資源それぞれのリストアを行うことが可能です。

■リストア方法

  バックアップ先パスがX:\Backup\ODの場合の操作例を以下に示します。

  odrestoresysコマンドを実行して、CORBAサービス資源ファイルをリストアします。
    odrestoresys -r X:\Backup

  バックアップ先パスが/backup/FSUNodの場合の操作例を以下に示します。

  odrestoresysコマンドを実行して、CORBAサービスの資源ファイルをリストアします。
    odrestoresys -r /backup

  バックアップ先パスが/backup/FJSVodの場合の操作例を以下に示します。

  odrestoresysコマンドを実行して、CORBAサービスの資源ファイルをリストアします。
    odrestoresys -r /backup

■注意事項

3.1.3.8 イベントサービス資源のリストア

  イベントサービス資源のリストア手順について説明します。

■リストアコマンド

  イベントサービス資源のリストアは、以下のコマンドを使用します。

  C:\Interstage\bin\esrestoresys.exe

  /opt/FJSVes/bin/esrestoresys

  esrestoresysコマンドは、イベントサービスが停止している状態で実行する必要があります。

■リストア方法

  イベントサービス資源のリストアを行う場合は、その前に“3.1.3.7 CORBAサービス資源のリストア”を行ってください。

  バックアップ先パスがX:\Backup\ESの場合の操作例を以下に示します。

  esrestoresysコマンドでバックアップ用ディレクトリを指定し、イベントサービス資源をリストアします。
    esrestoresys -d X:\Backup

  バックアップ先パスが/backup/FJSVesの場合の操作例を以下に示します。

  esrestoresysコマンドでバックアップ用ディレクトリを指定し、イベントサービス資源をリストアします。
    esrestoresys -d /backup

3.1.3.9 Portable-ORB資源のリストア

  Portable-ORB資源のリストア手順について説明します。

■リストア方法

  バックアップ先パスがX:\Backup\PORBの場合の操作例を以下に示します。

  copyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリのPortable-ORB資源を元のディレクトリにコピーします。
    copy X:\Backup\PORB\config PORB_HOME\etc
    copy X:\Backup\PORB\initial_hosts PORB_HOME\etc
    copy X:\Backup\PORB\initial_services PORB_HOME\etc

  バックアップ先パスが/backup/porbの場合の操作例を以下に示します。

  cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリのPortable-ORB資源を元のディレクトリにコピーします。
    cp /backup/porb/config PORB_HOME/etc
    cp /backup/porb/initial_hosts PORB_HOME/etc
    cp /backup/porb/initial_services PORB_HOME/etc

■注意事項

  SSL連携機能を使用している場合は、バックアップした以下の資源を、元のディレクトリにコピーしてください。以下の資源の詳細については、“3.1.1.7 Portable-ORBの資源ファイル”を参照してください。

3.1.3.10 コンポーネントトランザクションサービス資源のリストア

  コンポーネントトランザクションサービス資源のリストア手順について説明します。

■リストアコマンド

  コンポーネントトランザクションサービス資源のリストアは、以下のコマンドを使用します。

  C:\Interstage\bin\tdrestoresys.exe

  /opt/FSUNtd/bin/tdrestoresys

  /opt/FJSVtd/bin/tdrestoresys

  tdrestoresysコマンドは、Interstageが停止している状態で実行する必要があります。

■リストア方法

  資源バックアップ先ディレクトリが“X:\Backup\”の場合の操作例を以下に示します。

  tdrestoresysコマンドを実行します。
      tdrestoresys X:\Backup\

  資源バックアップ先ディレクトリが/backup/の場合の操作例を以下に示します。

  tdrestoresysコマンドを実行します。
      tdrestoresys /backup/

■注意事項

3.1.3.11 データベース連携サービス資源のリストア

  データベース連携サービス資源のリストア手順について説明します。

■リストアコマンド

  データベース連携サービス資源のリストアは、以下のコマンドを使用します。

  C:\Interstage\ots\bin\otsrestoresys.exe

  /opt/FSUNots/bin/otsrestoresys

  /opt/FJSVots/bin/otsrestoresys

  otsrestoresysコマンドは、Interstageが停止している状態で実行する必要があります。

■リストア方法

  資源バックアップ先ディレクトリが“X:\Backup\”の場合の操作例を以下に示します。

  otsrestoresysコマンドを実行します。
      otsrestoresys X:\Backup\

  資源バックアップ先ディレクトリが/backup/の場合の操作例を以下に示します。

  otsrestoresysコマンドを実行します。
      otsrestoresys /backup/

■注意事項

3.1.3.12 Interstage シングル・サインオン資源のリストア

  Interstage シングル・サインオン資源のリストア手順について説明します。

■リストアコマンド

  Interstage シングル・サインオン資源のリストアは、以下のコマンドを使用します。

  C:\Interstage\bin\ssorestore.exe

  /opt/FJSVssocm/bin/ssorestore

リストア方法(認証サーバの資源)

  Interstage シングル・サインオンの認証サーバの資源をリストアする場合について説明します。

  “X:\Backup\ssoatcag\ssoac_back”ファイルにバックアップした資源、および“X:\Backup\ssofsv\custom_user_inf”ディレクトリにバックアップした資源をリストアする場合の操作例を以下に示します。

1.ssorestoreコマンドに資源格納ファイルを指定し、認証サーバの資源をリストアします。
    ssorestore -f X:\Backup\ssoatcag\ssoac_back

2.xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、カスタマイズモジュールの資源ファイルをもとのディレクトリにコピーします。
  カスタマイズモジュールの資源ファイルの格納ディレクトリがC:\work\ssofsv\custom_user_infの場合
    xcopy X:\Backup\ssofsv\custom_user_inf\カスタマイズモジュールの資源ファイル C:\work\ssofsv\custom_user_inf (注)

3. 認証サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。

  “/backup/FJSVssoac/ssoac_back”ファイルにバックアップした資源、および“/backup/FJSVssofs/custom_user_inf”ディレクトリにバックアップした資源をリストアする場合の操作例を以下に示します。

1. ssorestoreコマンドに資源格納ファイルを指定し、認証サーバの資源をリストアします。
    ssorestore -f /backup/FJSVssoac/ssoac_back

2.cpコマンドを使用して、カスタマイズモジュールの資源ファイルをもとのディレクトリにコピーします。
  カスタマイズモジュールの資源ファイルの格納ディレクトリが/work/ssofs/custom_user_infの場合
    cp -p /backup/FJSVssofs/custom_user_inf/カスタマイズモジュールの資源ファイル /work/ssofs/custom_user_inf (注)

3. 認証サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。

リストア方法(業務サーバの資源)

  Interstage シングル・サインオンの業務サーバの資源をリストアする場合について説明します。

  “X:\Backup\ssoatzag\ssoaz_back”ファイルにバックアップした資源をリストアする場合の操作例を以下に示します。

1.ssorestoreコマンドに資源格納ファイルを指定し、業務サーバの資源をリストアします。
    ssorestore -f X:\Backup\ssoatzag\ssoaz_back

2. 業務サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [業務システム名] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。

  “/backup/FJSVssoaz/ssoaz_back”ファイルにバックアップした資源をリストアする場合の操作例を以下に示します。

1.ssorestoreコマンドに資源格納ファイルを指定し、業務サーバの資源をリストアします。
    ssorestore -f /backup/FJSVssoaz/ssoaz_back

2. 業務サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [業務システム名] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。

)

  カスタマイズモジュールの資源ファイルが存在する場合にリストアしてください。

注意事項

3.1.3.13 Interstage HTTP Server資源のリストア

  Interstage HTTP Server資源のリストア手順について説明します。

■リストアコマンド

  Interstage HTTP Server資源のリストアは、以下のコマンドを使用します。

  C:\Interstage\bin\ihsrestore.exe

  /opt/FJSVihs/bin/ihsrestore

  ihsrestoreコマンドは、すべてのWebサーバが停止している状態で実行する必要があります。

■リストア方法

  バックアップ先パスがX:\Backup\IHSの場合の操作例を以下に示します。

  ihsrestoreコマンドでバックアップ用ディレクトリを指定し、Interstage HTTP Server資源をリストアします。(注)
    ihsrestore -d X:\Backup -t all

  バックアップ先パスが/backup/FJSVihsの場合の操作例を以下に示します。

  ihsrestore コマンドでバックアップ用ディレクトリを指定し、Interstage HTTP Server資源をリストアします。(注)
    ihsrestore -d /backup -t all

)

ihsrestoreコマンドの-t allオプションは、環境定義ファイルの他に、パスワードファイルおよび公開用ルートディレクトリ(環境定義ファイル(httpd.conf)のDocumentRootディレクティブに指定したディレクトリ)を対象とする場合に指定します。なお、ihsrestoreコマンドの-t allオプションを指定する場合は、ihsbackupコマンドにおいても-t allオプションを指定しておく必要があります。

■注意事項

3.1.3.14 J2EE共通資源ファイルのリストア

  J2EE共通資源ファイルのリストア手順について説明します。

■リストアコマンド

  J2EE共通資源ファイルのリストアは、以下のコマンドを使用します。

  C:\Interstage\bin\j2eerestore.exe

  /opt/FJSVj2ee/bin/j2eerestore

■リストア方法

  バックアップ先パスがX:\Backupの場合の操作例を以下に示します。

1.jarコマンドが格納されているディレクトリが、環境変数PATHに含まれていることを確認します。 (注1)

2.j2eerestoreコマンドを実行して、J2EE共通資源ファイルをリストアします。
    C:\Interstage\bin\j2eerestore -d X:\backup

  バックアップ先パスが/backupの場合の操作例を以下に示します。

1.jarコマンドが格納されているディレクトリが、環境変数PATHに含まれていることを確認します。 (注1)

2.j2eerestoreコマンドを実行して、J2EE共通資源ファイルをリストアします。
    /opt/FJSVj2ee/bin/j2eerestore -d /backup

1)

j2eerestoreコマンドは、その内部処理においてjarコマンドを使用しているため、この確認処理が必要です。

3.1.3.15 IJServer資源のリストア

  IJServer資源のリストア手順について説明します。

■リストアコマンド

  IJServer資源のリストアは、以下のコマンドを使用します。

  C:\Interstage\bin\ijsrestore.exe

  /opt/FJSVj2ee/bin/ijsrestore

■リストア方法

  バックアップ先パスがX:\Backupの場合の操作例を以下に示します。

ijsrestoreコマンドを実行して、IJServer資源をリストアします。
    C:\Interstage\bin\ijsrestore -d X:\Backup

  バックアップ先パスが/backupの場合の操作例を以下に示します。

ijsrestoreコマンドを実行して、IJServer資源をリストアします。
    /opt/FJSVj2ee/bin/ijsrestore -d /backup

■注意事項

3.1.3.16 Interstage JMS資源のリストア

  Interstage JMS資源のリストア手順について説明します。

■リストアコマンド

  Interstage JMS資源のリストアは、以下のコマンドを使用します。

  C:\Interstage\bin\jmsrestore.exe

  /opt/FJSVjms/bin/jmsrestore

■注意事項

■リストア方法

  バックアップ先パスがX:\Backupの場合の操作例を以下に示します。

  jmsrestoreコマンドでバックアップ用ディレクトリを指定し、Interstage JMS資源をリストアします。
    jmsrestore -d X:\Backup

  バックアップ先パスが/backupの場合の操作例を以下に示します。

  jmsrestoreコマンドでバックアップ用ディレクトリを指定し、Interstage JMS資源をリストアします。
    jmsrestore -d /backup

3.1.3.17 Interstage SOAPサービス資源のリストア

  Interstage SOAPサービス資源のリストア手順について説明します。

  Interstage SOAPサービス資源をリストアする場合、Interstage V9.1.0の“SOAPサービスユーザーズガイド”の“環境変数の設定”に記載されている値が設定されているか事前に確認してください。

■リストアコマンド

  Interstage SOAPサービス資源のリストアは、以下のコマンドを使用します。

各環境定義ファイル(Servletサービスの資源ファイルを除く):
    C:\Interstage\bin\issoaprestore.exe

各環境定義ファイル(Servletサービスの資源ファイルを除く):
    /opt/FJSVsoap/bin/issoaprestore

■リストア方法

  issoaprestoreコマンドコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリのInterstage SOAPサービスの資源ファイルをもとのディレクトリにリストアします。
  以下の条件の操作例を示します。

操作例

1.Interstageを停止します。
    isstop -f

2.Interstage管理コンソール用Servletサービスを停止します。
    C:\Interstage\F3FMjs2su\bin\jssvstop

3.issoaprestoreコマンドを実行して、環境定義ファイルをリストアします。
    C:\Interstage\bin\issoaprestore -d X:\Backup\SOAP

  issoaprestoreコマンドコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリのInterstage SOAPサービスの資源ファイルをもとのディレクトリにリストアします。
  以下の条件の操作例を示します。

操作例

1.Interstageを停止します。
    isstop -f

2.Interstage管理コンソール用Servletサービスを停止します。
    /opt/FJSVjs2su/bin/jssvstop

3.issoaprestoreコマンドを実行して、環境定義ファイルをリストアします。
    /opt/FJSVsoap/bin/issoaprestore -d /backup/SOAP

■注意事項

  Interstage SOAPサービスはWebアプリケーションのため、IJServerの資源ファイルのリストアも行ってください。詳細については、“3.1.3.15 IJServer資源のリストア”を参照してください。

3.1.3.18 Interstage証明書環境資源のリストア

  Interstage証明書環境資源のリストア手順について説明します。

■リストア方法

  バックアップ先パスがX:\Backup\scsの場合の操作例を以下に示します。

  xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリのInterstage証明書環境資源をもとのディレクトリにコピーします。
    xcopy /E /I X:\Backup\scs C:\Interstage\etc\security

  バックアップ先パスが/backup/scsの場合の操作例を以下に示します。

  cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリのInterstage証明書環境資源をもとのディレクトリにコピーします。
    cp -rp /backup/scs/security /etc/opt/FJSVisscs

■注意事項

バックアップ前と同じディレクトリ、同じ権限でリストアしてください。


Interstage証明書環境は、環境構築時に指定したグループからアクセス可能となっています。そのため、必要に応じ、ユーザアカウントやグループ等のシステムの情報についてもリストアするようにしてください。

3.1.3.19 サービスの起動

  “3.1.2.20 サービスの起動”を参照して、サービスを起動します。


  リストア後のサービス起動に失敗した場合には、出力メッセージに対する対処の前に、リストア資源の不足、リストア手順の誤りなどがないかを確認してください。