uji:dispatchについて説明します。uji:dispatchには、以下の機能があります。
基本機能
uji:dispatchタグは、HTTPリクエストとコマンドマップに従って対応するビジネスクラスを呼び出します。uji:dispatchタグは以下の動作をします。
HTTPリクエストのパラメタをデータBeanに移します
コマンドマップを参照しデータBeanとコマンド(送信ボタンの名前)からビジネスクラス・メソッドを決定します。データBeanをパラメタにして決定したメソッドを呼び出します。
ビジネスクラス内で呼び出されたDispatchContextクラスのsetResponseBeanメソッドの結果を保持して、JSPに復帰します。
uji:dispatchタグのアトリビュートは以下を指定します。
アトリビュート名 | 省略 | 意味 | 省略時の動作 |
---|---|---|---|
defaultVerb | 可 | HTTPリクエストでコマンド(送信ボタンのボタン名)が省略された時に使われるコマンド名を指定します。 | コマンド省略となります。 |
defaultMethod | 可 | HTTPリクエストでコマンド(送信ボタンのボタン名)が省略された時に使われる、ビジネスクラス名、メソッド名を指定します。defaultVerbが記述されている場合は、defaultVerbが優先されます。 | コマンドマップに記述された、コマンド省略に対応するビジネスクラスのメソッドが呼ばれます。 |
errorPage | 可 | uji:dispatchタグの処理中に発生したエラーに対して表示するエラーページを指定します。 | JSPのエラーページが表示されます。 |
uji:dispatchタグのコンテントは記述できません。
JSP
<uji:dispatch />
uji:dispatchタグは1回のリクエストで一度だけ実行される必要があります。原則として、制御ページの先頭に一度だけ記述します。