本ソフトウェアをインストールする方法を説明します。
なおここで説明する手順は、コンピュータの管理者、またはAdministratorsグループのメンバで行ってください。
1.インストールの開始
インストールCD-ROMをコンピュータのCD-ROMドライブにセットし、表示される以下の画面で[インストール]をクリックしてください。
2.タイプの選択
“サーバタイプの選択”画面で、[アプリケーションサーバ機能をインストール]、または[管理サーバ機能をインストール]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
[管理サーバ機能をインストール]を選択した場合は、“3.インストールの確認”画面に移ります。
“インストールタイプの選択”画面で、[標準インストール]または[カスタムインストール]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
[アプリケーションサーバ機能をインストール]の[標準インストール]、[管理サーバ機能をインストール]を選択した場合、Interstageで使用する予定のポート番号がすでに使用された状態であるとき、警告メッセージが表示されます。“3.インストールの確認”画面で、[変更する]を選択してポート番号を変更してください。
[アプリケーションサーバ機能をインストール]の[カスタムインストール]を選択した場合は、“4.Interstageのインストール先の設定”画面に移ります。
3.インストールの確認
“インストールの確認”画面で、インストール内容を確認してください。
以下は、[アプリケーションサーバ機能をインストール]および[標準インストール]の場合に表示される画面です。
表示された内容でインストールする場合、[変更しない]を選択したまま、[次へ]をクリックしてください。“17.インストール”画面に移ります。
表示された内容を変更する場合、[変更する]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
4.Interstageのインストール先の設定
“インストール先の選択”画面で[参照]をクリックし、Interstageのインストール先を設定して、[次へ]をクリックしてください。
インストールフォルダ名には以下の文字を指定できます。
半角英数字
半角スペース
「-」
「_」
これら以外の文字を指定すると、サービス登録に失敗して、インストールがハングアップすることがあります。ハングアップした場合には、インストール時のトラブル対処方法の“■サービスの登録に失敗しハングアップした場合”を参照して対処してください。
一度設定したフォルダ以外の別フォルダを設定しなおした場合、先に作成したフォルダが残る場合があります。必要なければ削除してください。
Windows Server® 2003上でインストールする場合、“インストール先の選択”画面で[参照]をクリックし、表示された“ディレクトリの選択”画面で以下の操作を行うと、“ディレクトリの選択”画面からカーソルがはずれ、ディレクトリのパスが入力できなくなることがあります。
不当なフォルダ(ドライブ名がないなど)を入力し、再入力を促すダイアログで[OK]をクリックする
[キャンセル]をクリックし、再度“インストール先の選択”画面から素早く[参照]をクリックする
“ディレクトリの選択”画面から別の画面をアクティブな状態にする
上記の場合、[キャンセル]をクリックして“ディレクトリの選択”画面を終了させ、再度“インストール先の選択”画面で[参照]をクリックして、“ディレクトリの選択”画面で正しいフォルダを入力してください。
マルチサーバ管理機能を使用する場合は、“5.1 マルチサーバ管理機能”にも注意してください。
[アプリケーションサーバ機能をインストール]の[標準インストール]、[管理サーバ機能をインストール]の場合、“7.JDKまたはJREのインストール先の設定”画面に移ります。
5.インストール機能の選択
本画面は、カスタムインストールや機能の追加と削除の場合に表示されます。
“インストール機能の選択”画面で、インストールする機能をチェックし、[次へ]をクリックしてください。
本画面で表示している[必要なディスク容量]よりもさらに約140Mバイト空き容量が必要です。十分な空きを確保してください。
6.JDKまたはJREの選択
本画面は、カスタムインストールや機能の追加と削除の場合に表示されます。
“JDKまたはJREの選択”画面で、[JDK]または[JRE]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
7.JDKまたはJREのインストール先の設定
“インストール先の選択”画面で[参照]をクリックし、JDKまたはJREのインストール先を設定して、[次へ]をクリックしてください。
カスタムインストールや機能の追加と削除の場合は、選択したJDKまたはJREのインストール先を設定してください。
以下は、[JDK]をインストールする場合に表示される画面です。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
“5.4 JDK/JRE”を参照してください。
8.セキュリティ運用形態の選択
“運用形態の選択”画面で、Interstage管理コンソールのセキュリティ運用形態を選択します。[SSL暗号化通信を使用する]または[SSL暗号化通信を使用しない]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
「SSL暗号化通信を使用しない。」を選択した場合は、Interstage管理コンソールをアクセスするためのIDやパスワードなどが、ネットワーク上をそのまま流れます。そのため、通信データが傍受されないような対策を実施することを推奨します。
9.ポート番号の設定
“ポート番号の設定”画面で、使用するポート番号を指定して、[次へ]をクリックしてください。ポート番号を変更しない場合は、そのまま[次へ]をクリックしてください。
以下は、[アプリケーションサーバ機能をインストール]の場合に表示される画面です。
それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されています。変更する場合、有効な入力は1~65535の範囲の半角数字です。
アプリケーションサーバ機能のインストールの場合
機能 | ポート番号の初期値 |
---|---|
Interstage管理コンソール | 12000 |
Webサーバ(Interstage HTTP Server) | 80 |
CORBAサービス | 8002 |
管理サーバ機能のインストールの場合
機能 | ポート番号の初期値 |
---|---|
Interstage管理コンソール | 12000 |
選択したポート番号が、すでに使用されている場合や重複している場合には、以下の“ポート番号の再設定”画面が表示されます。
ポート番号を変更する場合は、未使用のポート番号を入力し、[OK]をクリックしてください。
ポート番号を変更しない場合は、[無視]をクリックしてください。その場合、Interstageの運用を開始する前に、重複したポート番号を使用しているアプリケーションを停止し、ポートが重複しないようにする必要があります。
10.メッセージマニュアルのインストール選択
“メッセージマニュアルのインストール選択”画面で、メッセージマニュアルのインストール有無を選択します。Interstage管理コンソールから直接メッセージマニュアルを参照可能にする場合、[メッセージマニュアルをインストールする。]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
[メッセージマニュアルをインストールしない。]を選択してインストールし、その後、Interstage管理コンソールからメッセージマニュアルを参照するように変更する場合は、以下の作業を実施してください。なお以下ではC:\Interstageにインストールした場合を例に説明します。
“C:\Interstage\gui\msgman”フォルダを作成してください。
インストールCD-ROM内の“\msgman”配下に存在する“ismsg.zip”を“C:\Interstage\gui\msgman”配下に複写してください。
コンピュータを再起動してください。
11.MessageQueueDirectorのインストール先の設定
本機能は、64ビットのInterstage Application Server Enterprise Edition でのみ使用できる機能です。他のエディションの場合は、次の手順に進んでください。
本画面は、以下の場合に表示されます。
MessageQueueDirectorを選択した場合、かつ
InterstageインストールフォルダがNTFSでない場合
MessageQueueDirectorは、NTFS上にインストールする必要があります。InterstageインストールフォルダがNTFSでない場合、“インストール先の選択”画面が表示されます。MessageQueueDirectorをインストールするNTFS上のフォルダを設定し、[次へ]をクリックしてください。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
12.J2EE共通ディレクトリの作成先の設定
管理サーバ機能のインストールの場合は、J2EE共通ディレクトリの設定はありません。
“インストール先の選択”画面で[参照]をクリックし、J2EE共通ディレクトリの作成先を設定して、[次へ]をクリックしてください。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
13.Java EE機能の認証情報の設定
“Java EE機能の認証情報の設定”画面で、管理ユーザーIDおよびパスワードを指定して、[次へ]をクリックしてください。パスワードの確認入力には、パスワードの入力と同じ文字列を入力してください。
入力時の注意事項
設定項目 | 注意事項 |
---|---|
管理ユーザID | ・1文字以上、255文字以内で指定してください。 |
パスワード | ・8文字以上、20文字以内で指定してください。 |
14.Java EE機能のポート番号の設定
“Java EE機能のポート番号の設定”画面で、使用するポート番号を指定して、[次へ]をクリックしてください。ポート番号を変更しない場合は、そのまま[次へ]をクリックしてください。
それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されています。変更する場合、有効な入力は1~65535の範囲の半角数字です。
機能 | ポート番号の初期値 |
---|---|
IIOPポート | 23600 |
IIOP_SSLポート | 23601 |
IIOP_MUTUALAUTHポート | 23602 |
JMX_ADMINポート | 8686 |
15.Java EE機能で使用するJDKの選択
“Java EE機能で使用するJDKの選択”画面で、使用するJDKのバージョンを選択して、[次へ]をクリックしてください。なお、インストール機能として“JDK5.0”のみを選択した場合は、本画面は表示されずに“JDK5.0”がJava EE機能で使用するJDKとして設定されます。
16.Java EE共通ディレクトリの作成先の設定
“インストール先の選択”画面で[参照]をクリックし、Java EE共通ディレクトリの作成先を設定して、[次へ]をクリックしてください。
Java EE共通ディレクトリに関する注意事項
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
Java EE共通ディレクトリをデフォルト値から変更する場合は、存在しないフォルダ、または、配下にファイルやフォルダが存在しない空フォルダを指定してください。ただし、いずれの場合も親フォルダは存在する必要があります。
Java EE共通ディレクトリをデフォルト値から変更する場合は、半角スペースを含むパスを指定することはできません。
17.インストール
“インストールの確認”画面で設定内容を確認し、内容に誤りがなければ、[インストール]をクリックしてください。インストールが開始されます。
インストールを実行することで、インストール機能として選択した機能のセットアップ処理が実行されます。
以下は、[アプリケーションサーバ機能をインストール]および[標準インストール]の場合に表示される画面です。
インストール完了後、[完了]をクリックして、“4.4 インストール後の作業”を行ってください。“クイックスタートガイド”を参照する場合は、[クイックスタートガイドを開く]をチェック、[完了]をクリックした後、“4.4 インストール後の作業”を行ってください。
なおインストール時にトラブルが発生した場合は、“4.5 インストール時のトラブル対処方法”を参照して対処してください。
インストール時は、セットアップステータスが表示されます。セットアップステータス表示中に、“Alt”キーを押下しながら“C”キーを押下(Alt+C)したり、[Cancel]、[キャンセル]をクリックしないでください。
実施した場合、インストールがハングアップしたり、インストール資源が削除されずに残る場合があります。インストール時のトラブル対処方法の“■セットアップステータスでハングアップした場合”または“■インストール資源が残る場合”を参照して対処してください。
Web Package機能のインストール時に表示されるセットアップステータスは、アプリケーションサーバ機能および管理サーバ機能のインストール時に表示されるセットアップステータスと異なり、インストール中のファイル名表示なくプログレスバーが進みますが、インストールは正常に行われています。