5.10.8 動作定義(開発例)

“5.10.4 画面部品の定義(開発例)”で画面部品を定義した画面フォームに、Interstage StudioワークベンチのJSPエディタを利用して、検索処理に関する動作定義を記述します。
Interstage Studioワークベンチの操作方法については、“5.7.3 画面フォームの編集”を参照してください。

動作定義では、検索ボタンの定義と、イベントの定義・登録、検索処理の定義を記述します。

検索ボタンの定義

画面の[検索]ボタンを定義します。

記述内容

<!-- 検索ボタン定義 -->
<div rcf:type="Button" rcf:id="searchButton" rcf:width="80px">検索</div>

イベントの定義

作成したボタンにイベントを定義します。

記述内容

// イベント定義
sampleEvent = {
  searchButton:{               (1)
    click:search               (2)
  }
};

1) 作成したボタンを指定
2) クリック時にsearch関数を実行するように定義

イベントの登録

初期処理の登録APIを利用して、定義したイベントを登録します。

記述内容

// 初期処理定義
RCF.addInitializedListener(
  function(eventObject) {
    // イベント登録
    rcf.event.EventRegistrar.registerEvents(sampleEvent, "sampleEvent");   (1)
  }
);

1) 定義したイベントに“sampleEvent”という名前を付けて登録

検索処理の定義

イベントの定義で記述した関数を定義し、Apcoordinatorのビジネスクラスを呼び出す関数を記述します。

記述内容

// 検索処理定義
function search(){
  // requestParam
  var reqParam = {
    beanId:'searchCondition',                          (1)
    verb:'search'                                      (2)
  };
  // option
  var option = {
    url:'acf/apc',
    callback:function(res){                            (3)
      if(res.list != null){
        listModel.setProperty("list",res.list);
      }
      else {
        listModel.setProperty("list",[]);
      }
    }
  };
  UjiRequest.send(conditionData,reqParam,option);      (4)
}

1) 送信データを格納するデータBean(Ajaxフレームワーク環境定義ファイルに定義したデータBean ID)を指定
2) 呼び出すメソッドに対応するコマンド名(コマンドマップに定義したコマンド名)を指定
3) 通信完了時のコールバック処理を定義
4) 送信するデータオブジェクト、リクエストパラメタオブジェクト、通信設定オブジェクトを指定して、通信実行