以下の図に、Ajaxフレームワークアプリケーションの概要を示します。
上図のうち、ユーザが作成する資産は、以下のとおりです。
画面フォームおよび画面フォームに組み込まれる外部JavaScript
クライアントで表示される画面、実行されるJavaScriptを作成します。画面フォームの機能構成については、“5.2 画面フォームの機能構成”を参照してください。
エントリサーブレット
通信フレームワークのサーバ機能の入り口となるサーブレットを作成します。エントリサーブレットの詳細は、“5.3 エントリサーブレット”を参照してください。
ビジネスロジック
Apcoordinator連携機能を利用する場合に、Apcoordinator連携で使用するデータBeanおよびビジネスクラスを作成します。ビジネスクラスには、ビジネスロジックを記述します。作成したデータBeanには、クライアントから送信されたデータが格納されます。データBeanおよびビジネスクラスの詳細は、“3.2.1 データBeanの作成”および“3.2.3 ビジネスクラスの作成”を参照してください。
ビジネスロジック(サーブレット)
サーブレット連携機能を利用する場合に、サーブレット連携で使用するJavaBeanおよびビジネスロジック(サーブレット)を作成します。作成したJavaBeanには、サーブレット連携機能のAPIを使用して、クライアントから送信されたデータを格納します。JavaBeanおよびビジネスロジックの詳細は、サーブレット連携機能で使用している通信方式に応じて、以下の項を参照してください。
汎用通信方式を利用している場合
“3.4.1 JavaBeanの作成”および“3.4.2 ビジネスロジックの作成”
簡易通信方式を利用している場合
“3.5.1 JavaBeanの作成”および“3.5.3 ビジネスロジックの作成”
また、作成したビジネスロジック(サーブレット)を呼び出すためには、Servletの仕様に従ってweb.xmlを設定する必要があります。web.xmlの設定方法の詳細は、Interstage Application Serverを利用している場合は“Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド”を、Interstage Application Server以外のアプリケーションサーバを利用している場合はご利用のアプリケーションサーバのマニュアルを参照してください。
Ajaxフレームワーク環境定義ファイル(acf.xml)
通信フレームワークの動作を定義するAjaxフレームワーク環境定義ファイルを作成します。Ajaxフレームワーク環境定義ファイルの詳細は、“付録A 環境定義ファイル”を参照してください。
プロキシサーブレット
マッシュアップフレームワークのサーバ機能の入り口となるサーブレットを設定します。プロキシサーブレットの詳細は、“5.4 プロキシサーブレット”を参照してください。
マッシュアップ定義ファイル(muf.xml)
マッシュアップフレームワークの動作を定義するマッシュアップ定義ファイルを作成します。マッシュアップ定義ファイルの詳細は、“付録B マッシュアップ定義ファイル”を参照してください。
Ajaxフレームワークアプリケーションを開発するのに必要な環境設定については、“5.5 開発環境の設定”を参照してください。
Ajaxフレームワークアプリケーションを実行するのに必要なファイルと、その構成・配置については、“5.6 実行環境の設定”を参照してください。
Ajaxフレームワークアプリケーションは、通常、Interstage StudioまたはEclipseを利用して開発します。アプリケーションの開発手順については、“5.7 Interstage Studioワークベンチを利用した開発”、“5.8 Interstage Studio Java EEワークベンチを利用した開発”、または“5.9 Eclipseを利用した開発”を参照してください。