Ajaxフレームワーク環境定義ファイルでは、データBeanの情報を指定します。
JavaScriptから指定する際の別名(ID)
クラス名
データBeanオブジェクトのライフサイクル
Ajaxフレームワーク環境定義ファイルの指定方法については、“A.5 データBeanの定義(dataBeans)”を参照してください。
以下に、samples.HelloBeanクラスに“HelloBean”というIDを付けて、セションスコープで管理する例を示します。
<acfConfig> (省略) <dataBeans> <dataBean> <dataBeanId>HelloBean</dataBeanId> <className>samples.HelloBean</className> <scope>session</scope> </dataBean> </dataBeans> </acfConfig>
参考
ビジネスメソッドの実行時に、データBean IDにApcoordinatorの表示画面の領域名を指定した場合、領域名に設定されたデータBeanをビジネスクラスで受け取ることができます。この場合、dataBean要素の指定を省略することができます。詳細は、“3.2.8 ApcoordinatorとのデータBeanの共有”を参照してください。
ビジネスメソッドの戻り値となるデータBeanには、送信データを受け取るデータBeanとは異なるデータBeanを指定することができます。この際、戻り値となるデータBeanについては、Ajaxフレームワーク環境定義ファイルのデータBeanの定義(dataBeans)は必要ありません。
データBeanをセションスコープで管理している場合、セションタイムアウトが発生すると処理を継続できません。セションタイムアウト時間は、業務を考慮して適切な時間を設定してください。また、セションタイムアウト発生後も処理を継続させたい場合には、以下のどちらかの対処をしてください。
セションスコープで管理されているデータBeanに対して、Ajaxフレームワーク環境定義ファイルのdataBean要素の子要素であるrecreate要素に“true”を指定し、セションタイムアウト発生時にデータBeanを再作成するようにしてください。この場合、アプリケーションでセションタイムアウトを検出することはできません。詳細は、“A.5 データBeanの定義(dataBeans)”を参照してください。
“Apcoordinator ユーザーズガイド”の“セション切断の検出”の“セション切断時に特定の処理を実行する”に記載されている内容に従って、対処してください。なお、入出力ページを作成する際の注意事項については関係ありません。