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Interstage Interaction Manager V9.1.1 Interstage Portalworks管理者ガイド

B.3 サーブレットコンテキストパスの変更について

PortalworksにアクセスするときのURL内におけるサーブレットコンテキストパス(デフォルトは、“/portalworks”)を変更する方法について説明します。

サーブレットコンテキストパスを変更するには、以下の操作を行います。

操作

  1. サーブレットを停止します(“サーブレットの起動と停止”を参照)。


    Windowsの場合、Microsoft(R) Internet Explorerやテキストエディタなどで対象のファイルやディレクトリを開いていると、元のコンテキストパス情報の削除処理に失敗し、エラーが発生する場合があります。
    このエラーを回避するために、開いているMicrosoft(R) Internet Explorerやテキストエディタなどをすべて閉じてから、コマンドを実行してください。

    エラーが発生し、元のコンテキストパス情報の削除処理に失敗した場合は、以下の手順により元のコンテキストパスのWebアプリケーションを削除してください。

    1. Interstage管理コンソールを起動します。

    2. 左フレームで[ワークユニット] - [PortalServer]を選択します。

    3. 右フレームの[アプリケーション状態/配備解除]タブを選択し、「Webアプリケーション」から元のコンテキストパスを配備解除します。

  2. 以下のコマンドを実行します。


    • [Portalworksインストールフォルダ]\bin\pwctpath_chg.bat


    • /opt/FJSVispw/bin/pwctpath_chg.sh

    【書式】
    pwctpath_chg.bat [元のコンテキストパス名] [変更するコンテキストパス名]

    例) “portalworks”から“office”に変更する場合
    pwctpath_chg.bat portalworks office


    Windowsの場合、コマンドを実行するときはコマンドプロンプトを新規で起動してください。引き続き、コマンドを実行するときには一度コマンドプロンプトを終了して、再度コマンドプロンプトを起動してください。
    コンテキストパスに使える文字列はアルファベット(a-z、A-Z)のみです。また、文字の長さは20バイトまでです。

  3. 以下の設定ファイルをメモ帳などのテキストエディタで開き、編集します。


    • [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\PortalServer\apps\[変更するコンテキストパス名].war\WEB-INF\web.xml
      (J2EE共通ディレクトリのデフォルトは、C:\Interstage\J2EE\var\deployment です。)


    • /opt/FJSVj2ee/var/deployment/ijserver/PortalServer/apps/[変更するコンテキストパス名].war/WEB-INF/web.xml

    <servlet>
    <servlet-name>PWAdminSystem</servlet-name>
    <description>system administration</description>
    <servlet-class>com.fujitsu.portalworks.brickfront.mgr.PWAdminSystem</servlet-class>

    の下にあるパラメータ設定の中の

    <init-param>
    <param-name>PW_CONTEXTPATH</param-name>
    <param-value>/portalworks</param-value>
    </init-param>

    の部分の

    <param-value>/portalworks</param-value>

    の行を編集します。

    例:サーブレットコンテキストパスを"/office"に変更する場合
    <init-param>
    <param-name>PW_CONTEXTPATH</param-name>
    <param-value>/office</param-value>
    </init-param>


    マルチワークユニット構成の場合は、サブワークユニット(3台のマルチワークユニット構成の場合は「PortalServer1」と「PortalServer2」)の“web.xml”を、ワークユニット「PortalServer」と同様に編集してください。

  4. マルチワークユニット構成の場合は、WebサーバコネクタのWebアプリケーション名を変更します。Interstage管理コンソールから、[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache] > [Webサーバコネクタ] > [PortalServer]> [環境設定]画面を表示させて、[Webアプリケーション名]の項目に設定されている[元のコンテキストパス名]と同じアイテムを、[変更するコンテキストパス名]へ変更します。

    例:“portalworks”から“office”に変更する場合

    wscontrol
    webcontrol
    portalworks → office へ変更する
    s2kcontrol

  5. サーブレットを再起動し(“サーブレットの起動と停止”を参照)、
    http://Portalworksサーバ名:ポート番号/[設定したpath]/
    にアクセスして、ログオン画面が表示されるかどうか確認してください。

    • Portalworksサーバ名:ポート番号
      「Portalworksサーバ名」には、Portalworksがインストールされているサーバ名を指定します。「ポート番号」には、Webサーバで設定しているポート番号を指定します。「:ポート番号」は、ポート番号が80に設定されている場合だけ、省略することができます。

  • ログオン画面が表示されなかった場合、指定したコンテキストパス名が正しくない可能性があります。以下の手順でコンテキストパス名を確認してください。

    1. Interstage管理コンソールを起動します。

    2. 左フレームで[ワークユニット] - [PortalServer]を選択します。

    3. 右フレームの[アプリケーション状態/配備解除]タブを選択し、アプリケーション一覧を表示します。

    4. 表示内の“pwadmin”、“s2kcontrol”、“webcontrol”、“wscontrol”以外のアプリケーション名が正しいコンテキストパス名となります。

  • コンテキストパス名変更後は、ディレクトリ名が「portalworks.war」から「[変更するコンテキストパス名].war」に変更されます。「portalworks.war」ディレクトリ配下での操作を指示された場合、「[変更するコンテキストパス名].war」に読み替えて操作を行ってください。