画面追い出し機能とは、WebUSPの運用情報である「除外URLリスト」を利用し、Portalworksとは別の新しいWebブラウザにサービスを追い出す機能です。
ブリックにサービスを配置したときに起こる「描画が崩れる」、「アンカーリンクがたどれない」などのコンテンツを利用する場合に大変便利です。
この機能を用いて追い出されたサービスは、Portalworksを経由しなくなり、通常のWebブラウザとして利用されることになります。
「除外URLリスト」の設定方法については、“3.3.1 WebUSP運用情報の設定”を参照してください。
画面追い出し時のPortalworks制御
追い出し方法 | 継承 | 動作概要 | |
---|---|---|---|
認証情報(*1) | セション(*2) | ||
除外URLリスト利用時の追い出し | なし | なし | 標準ブリック使用時の場合: ホームURLが追い出し対象の場合、ブリック内を空白(真っ白)状態にして別ウィンドウに表示されます。 リンクをたどっていったときに追い出しの対象があった場合は、ブリック内の表示を維持したまま、表示中のWebページが別ウィンドウとして表示されます。 拡張ブリック使用時の場合: ホームURLが追い出しの対象でも動作は変わりません。 リンクをたどっていったときに追い出しの対象があった場合は、Portalworksを経由せずに、拡張ブリック内に表示されます。 |
ベーシック認証による代理ログオン後の画面追い出し機能 | あり | なし | |
フォーム認証による代理ログオン後の画面追い出し機能 | |||
簡易SSO後の画面追い出し機能 | あり | なし | |
別ウィンドウアイコン | あり | なし | ブリック内の表示を維持したまま、表示中のWebページが別ウィンドウで表示されます。 |
コンテンツ自身の追い出し(*3) | あり | あり | Webページ内のScript記述に従って表示されます(“window.open()”、 “target=_top”など)。 |
*1:Portalworksの代理ログオンの認証を継承するかどうかを表します。
*2:Portalworksのセションを追い出し先ウィンドウに継承するかどうかを表します。
*3:コンテンツ自身からの新規ウィンドウへの移動です。
代理ログオン機能・簡易SSO機能と画面追い出し機能の組み合わせパターン
ブリック内表示 | 画面追い出し表示 | ||
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代理ログオン機能・簡易SSO機能 | なし |
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あり |
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※1:除外URLリスト利用時の追い出し機能
※2:代理ログオン後の画面追い出し機能、あるいは、簡易SSO後の画面追い出し機能