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Interstage Interaction Manager V9.1.1 Interstage Portalworks管理者ガイド

A.3 クライアント向けURLの設定

通常、Portalworksでは、高度なポータル機能を実現するため、Webブラウザから接続先サーバへのアクセスがPortalworksを経由するようにコンテンツ内のURLを書き換えています。

しかし、下図のようにWebブラウザとPortalworksサーバ間にプロキシサーバを設置した場合、Webブラウザとプロキシサーバ間がHTTPS通信、プロキシサーバとPortalworksサーバ間がHTTP通信でアクセスすることになり、以下のような不具合が発生します。

このような場合は、以下の操作を行うことにより、HTTPS通信でプロキシサーバを経由するようにすることができます。

操作

  1. 以下のURLを指定してWebブラウザを起動します。

    http://Portalworksサーバ名:ポート番号/pwadmin/PWAdminSystem?cmd=sys_sdclient

    • Portalworksサーバ名:ポート番号
      「Portalworksサーバ名」には、Portalworksがインストールされているサーバ名を指定します。「ポート番号」には、Webサーバで設定しているポート番号を指定します。「:ポート番号」は、ポート番号が80に設定されている場合だけ、省略することができます。
      ⇒[クライアント向けURLの設定]画面が表示されます。

  2. 各項目を設定し、[設定]ボタンをクリックします。

    • [クライアント向けのプロトコル]
      クライアントが利用するためのプロトコルを選択します。システム標準は、「クライアントの使用するプロトコル」です。

      • 「クライアントの使用するプロトコル」
        クライアントからの要求に応じたプロトコルでURLを作成します。

      • 「HTTP固定」
        クライアントからの要求に関係なく、HTTPを使用してURLを作成します。

      • 「HTTPS固定」
        クライアントからの要求に関係なく、HTTPSを使用してURLを作成します。

    • [クライアント向けのサーバ名]
      URL作成時の接続サーバ名を指定します。サーバ名は最大255文字までの任意の名前で、RFC2396で規定されている許可文字に限ります。例えば、プロキシサーバのサーバ名を指定します。
      省略した場合は、Portalworksサーバとなります。

    • [クライアント向けのポート番号]
      URL作成時の接続サーバ名のポート番号を指定します。指定できる値は1から65535までです。
      省略した場合は、Portalworksサーバのポート番号となります。

  3. サーブレットを再起動します(“サーブレットの起動と停止”を参照)。


画面追い出し機能や拡張ブリック機能を利用している場合は、コンテンツはPortalworksを介さずに表示されます。そのため、これらのコンテンツに対しては、直接参照が可能となるような設定が必要となります。