Interstage Interaction Manager V9.1.1 Interstage Portalworksシナリオ作成支援ガイド

A.1.4 PWScenarioTagResultクラス

PWScenarioTagResultクラスは、タグライブラリからの復帰情報を保持します。

なお、復帰値および詳細コードの詳細情報については、“Portalworksスクリプト変数クラスリファレンス”を参照してください。

使用方法

参照方法

各タグの「resultアトリビュートで指定した変数名」で参照します。

有効範囲

各タグ以降。

使用例

matchタグの実行結果をObjectに受けてString文字列に変換する例を示します。

<pwst:match inputXmlObject="<%=inputXmlObject%>" 
  pattern="<%=patternStr%>" result="matchRes"/>
<%
  int retCode;
  String resStr;
  Object resObj;
  retCode = matchRes.getReturnCode();
  if (retCode == matchRes.ERROR_OK){
    resObj = matchRes.getXmlContent();
    resStr = scenarioContext.contentToString(resObj);
  }%>
結果:<%=resStr%>

JAVAインタフェース

メソッドの概要
java.lang.Object[]	getContents() データタイプに依存しない、receiveタグで受信したコンテント配列を返します。
int	getDetailCode() タグの詳細コードを返します。
java.lang.Object	getEnterpriseBean() 推奨されません。常にnullを返却します。
java.lang.String	getErrorMessage() エラーメッセージを返します。
java.lang.Object	getHtmlContent() receiveタグで受信した先頭のHTMLコンテントを返します。
java.lang.Object	getHtmlContent(java.lang.String contentId) receiveタグで受信したHTMLコンテントを返します。
PWScenarioParcel	getParcel() シナリオへのリクエストデータをPWScenarioParcelオブジェクトにして返却します。
int	getReturnCode() タグの復帰値を返します。
PWScenarioCall	getScenarioCall() receiveタグの復帰情報です。 返信元USP、シナリオ、またはPortletアプリケーションの情報を返します。
PWScenarioCall[]	getScenarioCalls() callタグの復帰情報です。 呼び出したUSP、シナリオ、またはPortletアプリケーションの情報を返します。
java.lang.Object	getXhtmlContent() receiveタグで受信したXHTMLコンテンツを返します。
java.lang.Object	getXmlContent() receiveタグやコンテンツ交換タグで返されるXMLコンテントを返します。

復帰値、詳細コード一覧
復帰値		static int	ERROR_OK 正常終了
復帰値		static int	ERROR_TAG_ATTR タグのアトリビュートなどの指定に誤りがあります。
	ERROR_TAG_ATTR時の詳細コード	static int	DETAIL_EXCLUSIVE_ATTR 排他関係のあるアトリビュートが複数指定されています。
		static int	DETAIL_NOT_SUPPORT_OBJECT サポート外のオブジェクトが指定されています。
		static int	DETAIL_IMPERATIVEL_ATTR 必須アトリビュートがありません。
		static int	DETAIL_WRONG_KEYWORD キーワードに誤りがあります。
復帰値		static int	ERROR_PARSE_BODY ボディの読み込み時にエラーが発生しました。
	ERROR_PARSE_BODY時の詳細コード	static int	DETAIL_TAG_MULTIPLE 検索用のタグ(pw:xxx)で、同じものが2つ以上あります。
		static int	DETAIL_TAG_NOTHING 検索用のタグ(pw:xxx)が開始・終了タグのどちらかしか記述されていません。
復帰値		static int	ERROR_PROTOCOL_DATA 通信protocolデータの生成に失敗しました。
	ERROR_PROTOCOL_DATA時の詳細コード	static int	DETAIL_PROTOCOL_HEADER 通信ヘッダの作成に失敗しました。
		static int	DETAIL_PROTOCOL_CONTENT 通信コンテンツの作成に失敗しました。
		static int	DETAIL_FORWORDS_OVER フォーワード限界を超えました。
復帰値		static int	ERROR_CONVERT コンテンツ変換処理でエラーが発生しました。
	ERROR_CONVERT時の詳細コード	static int	DETAIL_FAILED_CONVERSION 変換に失敗しました。
		static int	DETAIL_GENERAL 一般的なエラーです。
		static int	DETAIL_INVALID_PARAM 既定外の値が指定されています。
		static int	DETAIL_INVALID_CONTENTS 変換対象コンテンツが正しく記述されていません。
		static int	DETAIL_IO_CONTENTS 変換対象コンテンツの入力エラーです。
		static int	DETAIL_IO_INPUT_PATTERN インプットパターンの入力エラーです。
		static int	DETAIL_IO_XSL USPが定義したXSLテンプレートの入力エラーです。
		static int	DETAIL_IO_XSL_INPUT_PATTERN インプットパターン変換用XSLテンプレートの入力エラーです。
		static int	DETAIL_NO_PARAM パラメータが指定されていません。
		static int	DETAIL_SAX_CREATE_PARSER SAXパーサの作成エラーです。
		static int	DETAIL_SAX_PARSE SAXパーサの解析エラーです。
		static int	DETAIL_XSLT_CREATE_PROCESSOR XSLTプロセッサの作成エラーです。
		static int	DETAIL_XSLT_PARSE XSLTプロセッサのパースエラーです。
復帰値		static int	ERROR_COMMUNICATE 通信エラーが発生しました。
	ERROR_COMMUNICATE時の詳細コード	static int	DETAIL_LOGON ログオンに失敗しました。
		static int	DETAIL_SEND 送信に失敗しました。
		static int	DETAIL_RESOLVE 呼び出すサービスが選択されていません。
復帰値		static int	ERROR_NO_TARGET 対象がありません(receive対象のcallを発行していないなど)。
復帰値		static int	ERROR_TIMEOUT タイムアウトが発生しました。
復帰値		static int	ERROR_INSIDE 内部矛盾が発生しました。
	ERROR_INSIDE時の詳細コード	static int	DETAIL_REQUEST_VALUE リクエストに載っているはずのオブジェクトがありません。
		static int	DETAIL_PAGE_VALUE ページコンテキストに載っているはずのオブジェクトがありません。
		static int	DETAIL_SYNTAX 構文エラーです。
復帰値		static int	ERROR_PW_PROTOCOL 通信先でエラー事象が発生しました。