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Interstage Interaction Manager V9.1.1 Interstage Portalworksセットアップガイド

6.1 データの移行

旧バージョン・レベルのPortalworksからデータを移行してインストールする手順について説明します。本作業はAdministratorもしくはroot権限者が行ってください。

以下の手順で移行します。

  1. 既存資源の退避
    本バージョン・レベルへ移行する前に、旧バージョン・レベルの既存資源を別のディスク領域に退避します。
    詳細は、“既存資源の退避”を参照してください。

  2. 旧バージョン・レベルのPortalworksとInterstageのアンインストール
    旧バージョン・レベルのPortalworksとInterstage Application Serverをアンインストールします。
    ただし、アンインストール後の環境設定において、データベースの削除は行わないでください。

  3. 本バージョン・レベルのInterstageと関連ソフトウェアのインストール
    本バージョン・レベルのInterstage Application Serverをインストールします。
    リポジトリにSymfowareV7.0を使用していた場合は、SymfowareV8.0またはSymfowareV9.0にアップグレードインストールする必要があります。
    アップグレードインストールの手順についてはSymfoware Serverインストールガイド(サーバ編)とSymfoware Server インストールガイド(クライアント編)のアップグレードインストールの章を参照してください。

  4. Portalworksのセットアップ
    Interstage Interaction Managerのインストール後、本ガイドのセットアップ手順に従って、Portalworksをセットアップします。
    Portalworksのインストールディレクトリはデフォルトではなく、旧バージョンでインストールしていた時と同じディレクトリに設定してください。
    セットアップが正常に終了したら、ワークユニット(PortalServer)を起動します。正常に起動することを確認したらワークユニット(PortalServer)を停止します。

  5. 退避資源の復元
    退避した資源を復元します。詳細は、“退避資源の復元”を参照してください。

  6. 退避資源の復元後の作業
    退避資源を復元したあとに必要な作業があります。詳細は、“退避資源の復元後の作業”を参照してください。

  7. Portalworksの起動
    ワークユニット(PortalServer)を起動して、移行が正常に終了していることを確認します。

既存資源の退避

以下の資源を別のディスク領域に退避してください。

Portalworksの資源の退避

以下に記述する資源を別のディスク領域の<退避ディレクトリ>配下に退避します。

退避リスト

退避元

退避先 (注1)

<Portalworksインストールディレクトリ>/mediator配下すべて

mediator配下


<J2EE共通ディレクトリ>\ijserver\PortalServer\apps\portalworks.war\scenario配下すべて

< Portalworksインストールディレクトリ>/PortalServer/apps/portalworks.war/scenario配下すべて

scenario配下

< Portalworksインストールディレクトリ>/image/presentation配下すべて

image/presentation配下

< Portalworksインストールディレクトリ>/WEB-INF/portletapps配下すべて

WEB-INF/portletapps配下

< Portalworksインストールディレクトリ>/conf配下の以下のファイル

  • customize.xml

  • customize2.xml

  • default-sheet.xml

  • guest-style.xml

  • logon-sheet.xml

  • logon-style.xml

conf配下

< Portalworksインストールディレクトリ>/usp/web/webusp.xml

usp/web/webusp.xml

< Portalworksインストールディレクトリ>/usp/s2k/s2kusp.xml

usp/s2k/s2kusp.xml

注1) <退避ディレクトリ>配下のディレクトリ、またはファイル


USPの登録情報は移行できません。登録したUSPに関しては本バージョン・レベルで再登録してください。

イメージファイルやHTMLドキュメントの退避

Portalworksのコンテキストパス配下にオリジナルのイメージファイルやHTMLドキュメントを置いている場合はそれらのファイルを退避します。

退避資源の復元

退避した以下の資源を復元します。

Portalworksの資源の復元

<退避ディレクトリ>配下に退避した以下の資源を、復元先に復元します。

退避リスト

退避先 (注1)

復元先

mediator配下

<Portalworksインストールディレクトリ>/mediator配下

scenario配下


<J2EE共通ディレクトリ>\ijserver\PortalServer\apps\portalworks.war\scenario配下

<Portalworksインストールディレクトリ>/PortalServer/apps/portalworks.war/scenario配下

image/presentation配下

<Portalworksインストールディレクトリ>/image/presentation配下

WEB-INF/portletapps配下

<Portalworksインストールディレクトリ>/WEB-INF/portletapps配下

conf配下

<Portalworksインストールディレクトリ>/conf配下

usp/web/webusp.xml

<Portalworksインストールディレクトリ>/usp/web配下

usp/s2k/s2kusp.xml

<Portalworksインストールディレクトリ>/usp/s2k配下

注1) <退避ディレクトリ>配下のディレクトリ、またはファイル

イメージファイルやHTMLドキュメントの復元

Portalworksのコンテキストパス配下にオリジナルのイメージファイルやHTMLドキュメントを退避した場合は、それらファイルを環境に応じて適切に復元します。

退避資源の復元後の作業

退避資源を復元したあと、以下の作業を実施します。