旧バージョン・レベルのPortalworksからデータを移行してインストールする手順について説明します。本作業はAdministratorもしくはroot権限者が行ってください。
以下の手順で移行します。
既存資源の退避
本バージョン・レベルへ移行する前に、旧バージョン・レベルの既存資源を別のディスク領域に退避します。
詳細は、“既存資源の退避”を参照してください。
旧バージョン・レベルのPortalworksとInterstageのアンインストール
旧バージョン・レベルのPortalworksとInterstage Application Serverをアンインストールします。
ただし、アンインストール後の環境設定において、データベースの削除は行わないでください。
本バージョン・レベルのInterstageと関連ソフトウェアのインストール
本バージョン・レベルのInterstage Application Serverをインストールします。
リポジトリにSymfowareV7.0を使用していた場合は、SymfowareV8.0またはSymfowareV9.0にアップグレードインストールする必要があります。
アップグレードインストールの手順についてはSymfoware Serverインストールガイド(サーバ編)とSymfoware Server インストールガイド(クライアント編)のアップグレードインストールの章を参照してください。
Portalworksのセットアップ
Interstage Interaction Managerのインストール後、本ガイドのセットアップ手順に従って、Portalworksをセットアップします。
Portalworksのインストールディレクトリはデフォルトではなく、旧バージョンでインストールしていた時と同じディレクトリに設定してください。
セットアップが正常に終了したら、ワークユニット(PortalServer)を起動します。正常に起動することを確認したらワークユニット(PortalServer)を停止します。
退避資源の復元
退避した資源を復元します。詳細は、“退避資源の復元”を参照してください。
退避資源の復元後の作業
退避資源を復元したあとに必要な作業があります。詳細は、“退避資源の復元後の作業”を参照してください。
Portalworksの起動
ワークユニット(PortalServer)を起動して、移行が正常に終了していることを確認します。
既存資源の退避
以下の資源を別のディスク領域に退避してください。
以下に記述する資源を別のディスク領域の<退避ディレクトリ>配下に退避します。
退避リスト
退避元 | 退避先 (注1) |
---|---|
<Portalworksインストールディレクトリ>/mediator配下すべて | mediator配下 |
| scenario配下 |
< Portalworksインストールディレクトリ>/image/presentation配下すべて | image/presentation配下 |
< Portalworksインストールディレクトリ>/WEB-INF/portletapps配下すべて | WEB-INF/portletapps配下 |
< Portalworksインストールディレクトリ>/conf配下の以下のファイル
| conf配下 |
< Portalworksインストールディレクトリ>/usp/web/webusp.xml | usp/web/webusp.xml |
< Portalworksインストールディレクトリ>/usp/s2k/s2kusp.xml | usp/s2k/s2kusp.xml |
注1) <退避ディレクトリ>配下のディレクトリ、またはファイル
|
Portalworksのコンテキストパス配下にオリジナルのイメージファイルやHTMLドキュメントを置いている場合はそれらのファイルを退避します。
退避資源の復元
退避した以下の資源を復元します。
<退避ディレクトリ>配下に退避した以下の資源を、復元先に復元します。
退避リスト
退避先 (注1) | 復元先 |
---|---|
mediator配下 | <Portalworksインストールディレクトリ>/mediator配下 |
scenario配下 |
|
image/presentation配下 | <Portalworksインストールディレクトリ>/image/presentation配下 |
WEB-INF/portletapps配下 | <Portalworksインストールディレクトリ>/WEB-INF/portletapps配下 |
conf配下 | <Portalworksインストールディレクトリ>/conf配下 |
usp/web/webusp.xml | <Portalworksインストールディレクトリ>/usp/web配下 |
usp/s2k/s2kusp.xml | <Portalworksインストールディレクトリ>/usp/s2k配下 |
注1) <退避ディレクトリ>配下のディレクトリ、またはファイル
Portalworksのコンテキストパス配下にオリジナルのイメージファイルやHTMLドキュメントを退避した場合は、それらファイルを環境に応じて適切に復元します。
退避資源の復元後の作業
退避資源を復元したあと、以下の作業を実施します。
以下のaddDATAファイルをコピーしてください。
コピー元:
<本バージョン・レベルのPortalworksインストールディレクトリ>\WEB-INF\conf\add配下の以下のファイル
addDATAファイル
コピー先:
<本バージョン・レベルのPortalworksインストールディレクトリ>\WEB-INF\conf
コピー元:
/etc/opt/FJSVispw/conf/add配下の以下のファイル
addDATAファイル
コピー先:
/opt/FJSVispw/WEB-INF/conf
WebUSP経由でTeamWARE Officeと連携していた場合は、移行を行ったあとに必要な設定を再度行ってください。設定方法については“Interaction Manager使用上の注意”の“WebUSP経由でTeamWARE Officeとの連携を行う場合”を参照してください。
サーブレットコンテキストパスを変更していた場合は、移行を行ったあとに必要な設定を再度行ってください。設定方法については“Portalworks管理者ガイド”の“サーブレットコンテキストパスの変更について”を参照してください。
"director"サーブレット名を変更していた場合は、移行を行ったあとに必要な設定を再度行ってください。設定方法については“Portalworks管理者ガイド”の"director"サーブレット名の変更について”を参照してください。
運用管理ポート番号を変更していた場合は、移行を行ったあとに必要な設定を再度行ってください。設定方法については“Portalworks管理者ガイド”の“運用管理ポート番号の変更について”を参照してください。
マルチワークユニットを使用していた場合は、移行を行ったあとに必要な設定を再度行ってください。設定方法については“Portalworks管理者ガイド”の“負荷分散運用について”を参照してください。