複数のdirectorを用いる場合には、APIからのデータの挿入先となるdirectorを変更できます。
APIによるデータの挿入先となるdirectorの変更について説明します。
以下に、各directorのデータ量が均等になるようにデータ管理を行う場合の運用例を示します。
例に挙げる運用条件は、次のようなものです。
毎日、各directorのデータ量を監視する。
1日の業務が終了した時点で最もデータ量が少ないdirectorを特定し、そのdirectorがAPIによるデータ挿入先となるよう変更を行う。
director数は3つである。
データ挿入先directorの変更は、運用中に実施することができます。
図4.3 directorのデータ量を均等にする運用例
本運用での挿入先directorの変更手順を示します。
shundstateコマンドを実行し、各directorの総レコード件数を確認し、記録します。
shundstate -s director識別子 -w
データの挿入先となるdirectorを特定します。
conductor用動作環境ファイルのInsertPointの値に、手順2.で特定したdirectorのdirector識別子を指定します。
shunsyscfgeditコマンドを実行し、データ挿入先directorを手順3.で指定したInsertPointの値に変更します。
shunsyscfgedit -n Shunsakuシステム名
参照
shundstateコマンドの出力表示については、“6.2.3 director運用情報のモニタリング”を参照してください。
参考
Shunsaku Fileを利用すると、データの検索範囲や更新範囲を設定することができます。Shunsaku Fileの詳細については、“第7章 Shunsaku File”を参照してください。