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Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド

4.2.7 データ挿入先directorの変更

複数のdirectorを用いる場合には、APIからのデータの挿入先となるdirectorを変更できます。
APIによるデータの挿入先となるdirectorの変更について説明します。
以下に、各directorのデータ量が均等になるようにデータ管理を行う場合の運用例を示します。
例に挙げる運用条件は、次のようなものです。

データ挿入先directorの変更は、運用中に実施することができます。


図4.3 directorのデータ量を均等にする運用例


本運用での挿入先directorの変更手順を示します。

  1. shundstateコマンドを実行し、各directorの総レコード件数を確認し、記録します。

    shundstate -s director識別子 -w

  2. データの挿入先となるdirectorを特定します。


  3. conductor用動作環境ファイルのInsertPointの値に、手順2.で特定したdirectorのdirector識別子を指定します。


  4. shunsyscfgeditコマンドを実行し、データ挿入先directorを手順3.で指定したInsertPointの値に変更します。

    shunsyscfgedit -n Shunsakuシステム名

参照

shundstateコマンドの出力表示については、“6.2.3 director運用情報のモニタリング”を参照してください。

参考

Shunsaku Fileを利用すると、データの検索範囲や更新範囲を設定することができます。Shunsaku Fileの詳細については、“第7章 Shunsaku File”を参照してください。