検索用データとは、directorが管理しているディレクタデータと、各searcherに配布されているサーチデータのことを指します。
この検索用データは、XML文書を格納しているテキストファイルを入力としてshundimportコマンドにより登録します。
検索用データを登録する作業の流れを、以下の図に示します。
テキストファイルからの取込みおよび検索用データの登録は、以下の手順で行います。
shundstateコマンドを実行し、総レコード件数を確認し、記録します。
shundstate -s director識別子
テキストファイルを用意します。
テキストファイルが複数存在する場合は、1個のファイルに結合します。テキストファイルの内容の詳細については、“アプリケーション開発ガイド”を参照してください。
ポイント
検索用データの登録では、ディレクタサーバのローカルディスクに存在するファイルが入力ファイルとなるため、テキストファイルはディレクタサーバのローカルディスクに登録してください。
ShunsakuのXML変換機能を使用することによって、データベースまたはCSVファイルに格納されているデータから、データ取込みの入力ファイルとなる、XML文書を格納したテキストファイルを作成することができます。XML変換機能の詳細については、“アプリケーション開発ガイド”を参照してください。
shundimportコマンドを実行し、テキストファイルに格納されたXML文書を取り込み、検索用データを登録します。
shundimport -s director識別子 -f ファイル名
shundstateコマンドを実行し、総レコード件数が変更されていることを確認します。
shundstate -s director識別子
参照
shundstateコマンドの出力表示については、“6.2.3 director運用情報のモニタリング”を参照してください。
注意
shundimportコマンドのnオプション実行後、または、更新ログを採取していない場合は、ディレクタデータファイルをバックアップしてください。ディレクタデータファイルのバックアップについては、“5.3.2 バックアップ”を参照してください。
検索用データを一度登録したあとで、検索用データの入替えや再登録を行うには、“3.4 検索用データの再登録”を参照してください。