名前
形式1(ディレクタデータファイルのリカバリ開始宣言または終了宣言)
shundrecover | -s director識別子 |
形式2(オペレーションログファイルのリカバリ)
shundrecover -s director識別子 -l
機能説明
shundbackupコマンドを利用してバックアップしたディレクタデータファイルおよびオペレーションログファイルをもとに、ディレクタデータファイルのリカバリを行います。
または、オペレーションログファイルのリカバリを行います。
オプション
director識別子を指定します。
リカバリ開始宣言をする場合に指定します。
リカバリ終了宣言をする場合に指定します。
本オプションは、リカバリ開始宣言が実行されている場合のみ指定可能です。
本オプションのみを指定した場合には、最新時点までリカバリします。
オペレーションログファイルを使用していない場合、またはバックアップ時点や任意の時点にリカバリする場合には、pオプションと組み合わせて指定します。
リカバリ開始宣言をキャンセルする場合に指定します。
本オプションは、以下のすべての条件を満たす場合にのみ指定可能です。
リカバリ開始宣言を実行している。
バックアップしたディレクタデータファイルをリストアしていない。
ディレクタデータファイルを、バックアップ時点または任意の時点にリカバリする場合に指定します。
本オプションが省略された場合は、最新時点までリカバリします。
timeが省略された場合には、バックアップを行った時点にディレクタデータファイルをリカバリします。
timeが指定された場合には、指定された時点にディレクタデータファイルをリカバリします。
timeは、以下の形式である必要があります。
YYYY-MM-DD:hh:mm:ss
注意
ディレクタデータファイルのリカバリを実行した場合、必ずshundbackupコマンドでディレクタデータファイルのバックアップを行ってください。
オペレーションログファイルをリカバリする場合に指定します。
注意
オペレーションログファイルのリカバリを実行した場合、必ずshundbackupコマンドでディレクタデータファイルのバックアップを行ってください。
使用例
バックアップしたディレクタデータファイルをリストアし、最新時点までリカバリします。
Solaris/Linuxの場合
shundrecover -s shund1 -b cp /backup/shund1/* /shunsaku/shund1/ shundrecover -s shund1 -e |
Windowsの場合
shundrecover -s shund1 -b copy /b D:\backup\shund1\* C:\Shunsaku\shund1\ shundrecover -s shund1 -e |
最後にバックアップしたディレクタデータファイルをリストアし、2006年1月1日12時00分00秒の時点にリカバリします。
Solaris/Linuxの場合
shundrecover -s shund1 -b cp /backup/shund1/* /shunsaku/shund1/ shundrecover -s shund1 -e -p 2006-01-01:12:00:00 |
Windowsの場合
shundrecover -s shund1 -b copy /b D:\backup\shund1\* C:\Shunsaku\shund1\ shundrecover -s shund1 -e -p 2006-01-01:12:00:00 |
director用動作環境ファイルのOperationLogFolderに指定されているオペレーションログファイルをリカバリします。
shundrecover -s shund1 -l |
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0:正常終了
0以外:異常終了
注意
shundbackupコマンドを利用せずに取得したディレクタデータファイルのバックアップデータによるリカバリはできません。
ディレクタデータファイルを任意の時刻までリカバリする場合は、shundbackupコマンドで最後にバックアップした時刻以降を指定してください。最後にバックアップした日時は、shundstateコマンドで確認することができます。
本コマンドは、スーパーユーザーのみ実行可能です。
本コマンドは、“Administrators”グループに属するユーザのみ実行可能です。
copyコマンドを利用してディレクタデータファイルのリストアを行う場合は、必ず/bオプションを指定してください。