あらかじめ更新対象のXML文書の内容がわかっている場合は、ダイレクトアクセスキーを使用したデータ更新処理(以降、ダイレクト更新と呼びます)を実行します。ダイレクト更新は、通常のレコードIDによる“4.4 データを更新する”とは異なり、更新対象のXML文書のレコードIDを取得する必要はありません。このため、直接、更新するXML文書をAPIに指定することで、更新処理を、簡単、かつ、高速に実現することができます。
ダイレクト更新の流れ
ダイレクト更新の流れについて以下の図に示します。
図6.11 ダイレクト更新の流れ
ポイント
ダイレクト更新を行うAPIは、一度に複数のダイレクトアクセスキーを指定した更新が可能です。
ダイレクト更新APIに指定されたダイレクトアクセスキーを含むXML文書が存在しない場合には、更新APIは、エラーとなります。その場合には、ダイレクト検索APIによりデータを確認してください。
ダイレクト更新APIに指定されたダイレクトアクセスキーを含むXML文書が、ほかのアプリケーションにより更新中の場合には、Shunsakuのデータの整合性を保証するために、更新APIはエラーとなります。その場合には、ダイレクトアクセスキーを指定した検索APIによりデータを確認したあとに、置き換えるXML文書を作成し、再実行してください。
ダイレクトアクセスキーの一意性が保証されていない場合、同じダイレクトアクセスキーを要素ノードに持つすべてのXML文書が更新されます。
注意
ダイレクト削除では、XML文書単位で処理するため、特定項目だけの削除はできません。
以降に、Java API、.NET API、C APIそれぞれについて説明します。