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Interstage Shunsaku Data Manager インストールガイド

3.1.2 セットアップ情報

インストールが完了すると、以下の項目が自動的にセットアップされます。

注意

デフォルトでは、IPC資源を自動的に設定しません。[IPC資源を自動設定する]を選択しなかった場合は、“3.2.2.4 OSの設定”の“IPC資源の設定”を参照し、IPC資源の設定を行ってください。


識別子の決定

以下の識別子が設定されます。

種類

識別子名

Shunsakuシステム名

インストールの“手順3.”で[変更しない]をチェックした場合は、“shunsaku”となります。“手順4.”の画面でShunsakuシステム名を入力した場合は、その値となります。

conductor識別子

shunc

director識別子

shund1

sorter識別子

shuno1

searcher識別子

shuns01~shuns20(注)

注) インストール時に指定したsearcher数分、shuns01から連番で定義されます。


ポート番号定義

Shunsakuで使用するポート番号が、以下のservicesファイルに定義されます。

/etc/services

標準インストールでsearcher数に2を指定した場合は、以下のような形式で定義されています。

# Inserted by the Interstage Shunsaku (begin)
shunc   33101/tcp  # conductor                   (1)
shund1_1  33301/tcp  # director 1_1              (2)
shund1_2  33302/tcp  # director 1_2              (3)
shund1_3  33303/tcp  # director 1_3              (4)
shuno1  33201/tcp  # sorter                      (5)
shuns01 33501/tcp  # searcher 1                 (6)
shuns02 33502/tcp  # searcher 2                 (6)
# Inserted by the Interstage Shunsaku (end)

(1) インストール時に指定したAPIから要求を受け付けるポート番号
(2) director用ポート番号のsearcherへの検索要求を発行するポート番号(自動取得)
(3) director用ポート番号のsearcherへの更新要求を発行するポート番号(自動取得)
(4) director用ポート番号の要求受付ポート番号(自動取得)
(5) sorter用ポート番号のconductorからの要求を受け付けるポート番号(自動取得)
(6) searcher用ポート番号のdirectorからの要求を受け付けるポート番号(自動取得)


動作環境ファイルの作成

以下の動作環境ファイルが作成されます。

種類

動作環境ファイル名

システム用動作環境ファイル

/etc/opt/FJSVshnsk/etc/system/Shunsakuシステム名.cfg

conductor用動作環境ファイル

/etc/opt/FJSVshnsk/etc/conductor/shunc.cfg

director用動作環境ファイル

/etc/opt/FJSVshnsk/etc/director/shund1.cfg

sorter用動作環境ファイル

/etc/opt/FJSVshnsk/etc/sorter/shuno1.cfg

searcher用動作環境ファイル

/etc/opt/FJSVshnsk/etc/searcher/shuns01.cfg(注)

注) インストール時に指定したsearcher数分、shuns01から連番でファイルが作成されます。

参照

各動作環境ファイルの実行パラメタの詳細については、“導入・運用ガイド”の“動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。


IPC資源の設定

IPC資源は、以下の値を想定して変更されます。

種類

同時起動数

conductor

1

director

1

sorter

1

searcher

インストール時に指定したsearcher数

参照

IPC資源の設定の詳細については、“3.2.2.4 OSの設定”の“IPC資源の設定を参照してください。