Interstage管理コンソールまたはisj2eeadminコマンドを使用して、ワークユニット設定のJavaVMオプションを指定することで、IJServerが動作するJavaVMのパラメタを変更して動作させることができます。
パラメタを変更して、JavaVMヒープ領域サイズなどを変更できます。
JDK 1.4の場合における最大ヒープ領域サイズの例を次に示します。
最大ヒープ領域のサイズの省略値は、JavaVMによって異なりますので、JDKのドキュメントを参照してください。java.lang.OutOfMemoryErrorが多発する場合には、本定義項目で、JavaVMの最大ヒープ領域を増加させてください。
JavaVMの最大ヒープ領域を512メガバイトとする場合の設定
-Xmx512m
なお、Interstageではヒープ領域の問題を警告メッセージで通知する、予兆監視機能を提供しています。
警告メッセージが出力された場合、そのまま業務を継続すると、メモリ不足やレスポンス低下などの問題が発生する可能性があります。これらの問題を解決するために、警告メッセージに記載されている不足リソースの情報を元に、チューニングを実施してください。
JavaVMで問題となる異常の原因は、ヒープ領域またはPerm領域の不足です。これを回避するために、現在の上限値を20%増加させて運用を再開します。それでも警告が出力される場合は、上限値を更に20%増加させて、警告が出力されなくなるまで繰り返しチューニングを実施してください。チューニングを繰り返し行い、警告メッセージが出力されない状態にすることで、安定稼動するシステムを構築することができます。
予兆監視機能については、“運用ガイド(基本編)”を参照してください。