登録データが文字化けしている場合の対処方法を説明します。
Oracleデータベース使用時に、日本語を含むエントリを登録すると文字化けする
Oracleのデータベース構築時のキャラクタセットが日本語をサポートしないキャラクタセット(ASCIIなど)になっています。日本語を含むエントリを作成する場合には、日本語をサポートしているキャラクタセットを指定してデータベースを構築してください。
データベースのコード系は以下のSQL文で確認することができます。
SELECT VALUE FROM NLS_DATABASE_PARAMETERS WHERE PARAMETER ='NLS_CHARACTERSET'; |
コマンドを使用して移入・移出をした場合に、文字化けした情報が登録、または出力される
コマンド実行時のコード系の指定に誤りがあります。ldapmodifyコマンド、およびldapsearchコマンドの場合は、-Gオプション、irepaddroleコマンド、およびirepmodifyentコマンドの場合は、-Cオプションをそれぞれ使用して、コード系を指定してください。
エントリ管理ツールでは、移入するLDIFファイルのコード系(日本語環境の場合は、Shift-JIS、EUC-JP、またはUTF8、英語環境の場合は、ISO-8859-1、またはUTF-8)を指定することができます。移入時コード系が不明な場合は、各コード系の指定を変えながら、移入処理をしてください。
移出したLDIFファイルをテキストエディタで開くと文字化けしている
コマンド、またはエントリ管理ツールを使用して移出し、移出したLDIFファイルをテキストエディタで開くと文字化けしていることがあります。
テキストエディタに文字コード自動認識機能がある場合、正しく認識されていない可能性があります。テキストエディタで、移出時に指定したコード系を指定して、再度ファイルを開いてください。