名前
otsstop - OTSシステムの停止
形式
otsstop [-f]
機能説明
otsstopコマンドは、OTSシステムを停止します。本コマンドはOTSシステムが動作しているマシン上で実行してください。
OTSシステムの停止方法には、以下の2つがあります。
通常停止
強制停止
通常停止は、OTSシステムの動作モードが閉塞状態に変更されます。閉塞状態では、新規のトランザクションを受け付けず、処理中のトランザクションの終了処理(commitまたはrollback)だけを受け付けます。すべてのトランザクション完了後、OTSシステムが自動停止します。なお、システムが閉塞中の状態で新規のトランザクションの開始要求が発行された場合は、トランザクションの開始要求元に例外情報が通知されます。
強制停止は、トランザクション処理中であっても、OTSシステムを強制停止させます。したがって、強制停止が行われた後のOTSシステムの再起動時にリカバリ処理が行われる場合があります。
以下に、otsstopコマンドのオプションを説明します。
OTSシステムを強制停止します。本オプションを省略した場合は通常停止されます。
注意事項
本コマンドは、管理者権限だけが実行可能です。
コマンド実行時には、データベース連携サービス(サービス名:ObjectTransactionService)およびCORBAサービス(サービス名:OD_start,Naming Service)が起動されている必要があります。停止している場合には、手動でサービスを起動してからコマンドを投入するようにしてください。
CORBAサービスおよびネーミングサービスが起動されている必要があります。
使用例
OTSシステムを通常停止する場合
otsstop |
OTSシステムを強制停止する場合
otsstop -f |