名前
otsstartrsc - リソース管理プログラムの起動
形式
otsstartrsc { -pg リソース管理プログラムのパス -n リソース定義名 | -j }
機能説明
otsstartrscコマンドは、リソース管理プログラムを起動します。本コマンドはリソース管理プログラムを動作させるマシン上で実行します。JTS用のリソース管理プログラムはマシン内で1個しか起動されません(リソース定義ファイルに多重度を指定した場合には、指定した数だけ多重で起動されます)。
以下に、otsstartrscコマンドのコマンド引数を説明します。
起動するOTS用のリソース管理プログラムのパスをフルパスで指定してください。
補助文字を含むパスは指定できません。
起動するOTS用のリソース管理プログラムと関連付けしたリソース定義名を指定してください。
JTS用のリソース管理プログラムを起動します。JTS用のリソース管理プログラムは、システムが提供するリソース管理プログラムが使用されます。本オプションを指定した場合、現在OTSシステムに登録されているJTS用のリソース管理プログラムと関連付けされたリソース定義ファイルを自動的にすべて適用します。そのため、リソース管理プログラム名やリソース定義名を指定する必要がありません。
注意事項
本コマンドは、管理者権限だけが実行可能です。
リソース管理プログラムを起動する場合は、データベースが起動されている必要があります。
リソース管理プログラムのパス名の最大長は255バイトです。
リソース管理プログラムのパスに空白を含むパスを指定する場合、半角ダブルクォート(”)で囲まなければなりません。
OTS用のリソース管理プログラムは、サーバアプリケーションより先に起動する必要があります。
コマンド実行時には、データベース連携サービス(サービス名:ObjectTransactionService)およびCORBAサービス(サービス名:OD_start,Naming Service)が起動されている必要があります。停止している場合には、手動でサービスを起動してからコマンドを投入するようにしてください。
CORBAサービスおよびネーミングサービスが起動されている必要があります。
使用例
OTS用のリソース管理プログラムを起動する場合
otsstartrsc -pg D:\temp\ots\rdb_resource.exe -n resource1 |
JTS用のリソース管理プログラムを起動する場合
otsstartrsc -j |
OTS用のリソース管理プログラムを起動する場合
otsstartrsc -pg /home/ots/rdb_resource -n resource1 |
JTS用のリソース管理プログラムを起動する場合
otsstartrsc -j |