レプリケーション運用中にマスタのリポジトリを修復する場合、マスタのリポジトリのバックアップディレクトリ(Solaris、Linuxではバックアップファイル)を使用することにより、リポジトリをバックアップ時の状態へ修復することができます。バックアップディレクトリ(Solaris、Linuxではバックアップファイル)がない場合は、レプリケーション形態を再構築する必要があります。
バックアップがある場合
【マスタサーバでの操作】
Interstage管理コンソールを使用し、修復対象のリポジトリを停止します。
手順1で停止したリポジトリを削除します。
【スレーブサーバでの操作】
Interstage管理コンソールを使用し、リポジトリを停止します。複数のリポジトリが定義されている場合は、修復対象のマスタ側リポジトリと同一名のリポジトリを停止します。
マスタ側リポジトリのバックアップディレクトリ(Solaris、Linuxではバックアップファイル)を使用し、ireprestsysコマンドに-dataonlyオプションを指定して、データベース内にデータのみをリストアします。
Interstage管理コンソールを使用し、修復したリポジトリを起動します。
【マスタサーバでの操作】
マスタ側リポジトリのバックアップディレクトリ(Solaris、Linuxではバックアップファイル)を使用し、ireprestsysコマンドに-Sオプションを指定してリストアします。
Interstage管理コンソールを使用し、[システム] > [サービス] > [リポジトリ]の[リポジトリ:状態]画面(管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ]の[リポジトリ:状態]画面)に表示されているリストアしたリポジトリをクリックします。
[環境設定]画面で、 [詳細設定 [表示]]をクリックし、[レプリケーション定義]で“マスタで運用する”を選択します。
[レプリケーション先ホスト一覧]の[追加]ボタンをクリックします。
[レプリケーション先ホスト情報]の各項目に、修復したスレーブ側リポジトリの内容を設定して、[適用]ボタンをクリックします。
Interstage管理コンソールを使用し、修復したマスタ側リポジトリを起動します。
irepbacksys、およびireprestsysコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“バックアップコマンド”を参照してください。
RDB製品のバックアップ・リストア/リカバリ機能を使用して、データベース内のデータをバックアップ時の状態へ修復することができます。
【マスタサーバでの操作】
Interstage管理コンソールを使用し、修復するリポジトリを停止します。
手順1で停止したリポジトリを削除します。
【スレーブサーバでの操作】
Interstage管理コンソールを使用し、修復対象のリポジトリを停止します。
RDB製品のバックアップ・リストア/リカバリ機能を使用して、データを修復します。
Interstage管理コンソールを使用し、修復したリポジトリを起動します。
【マスタサーバでの操作】
環境構築時にバックアップしたマスタ側リポジトリの資源をリストアします。ireprestsysコマンドを使用し-confonlyオプション指定でリストアします。
RDB製品のバックアップ・リストア/リカバリ機能を使用して、データを修復します。
Interstage管理コンソールを使用し、手順1で停止したマスタ側リポジトリを起動します。
バックアップがない場合
【マスタサーバでの操作】
Interstage管理コンソールを使用し、修復するリポジトリを停止します。
【スレーブサーバでの操作】
Interstage管理コンソールを使用し、修復するマスタ側リポジトリと同名のリポジトリを停止します。
手順2で停止したリポジトリを削除します。
【マスタサーバでの操作】
手順1で停止したリポジトリを削除します。
レプリケーション形態を新規に作成します。
レプリケーション形態の環境構築については、“付録C 負荷分散環境(レプリケーション形態)の作成”を参照してください。