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Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド

C.2.11 レプリケーション業務の作成

  レプリケーション業務は、Linkexpressの業務定義を使用して作成します。
  レプリケーション業務用の業務定義ファイル(拡張子はdef)のサンプルを以下の場所に提供しています。アーカイブファイルを展開して使用してください。

C:\Interstage\IREP\sample\RDB\SYM\LNKREP

/opt/FJSVirep/sample/RDB/SYM/LNKREP

  Symfoware Server(Linkexpress、およびLinkexpress Replication option)をインストールした先に合わせてアーカイブファイルを使用してください。

  ここでは、これらのサンプルをもとに、Linkexpressクライアントを使って、レプリケーション業務を作成する方法について説明します。

  1. Linkexpressクライアントの業務定義ウィンドウを使用し、以下のサンプルを編集します。

    ファイル名

    業務定義

    DS_CANCEL.DEF

    取り消し業務

    DS_COPY_PUSH.DEF

    一括差分複写業務

    DS_LOAD_PUSH.DEF

    全複写業務

      各業務定義は、以下の情報について、複写元システム(リポジトリのマスタサーバ)と複写先システム(リポジトリのスレーブサーバ)に合わせて編集します。
      全複写業務は、テーブル毎に作成が必要です。業務定義名REP0001~REP0003について定義を実施してください。


    業務名/イベント:CANCEL、COPY_PUSH、LOAD_PUSH

    項目

    設定値

    システム名

    複写元システムのホスト名

    自側利用者名

    複写元システムのレプリケーション管理者用のユーザアカウント

    自側パスワード

    複写元システムのレプリケーション管理者用のユーザパスワード

    相手側利用者名

    複写先システムのレプリケーション管理者用のユーザアカウント

    相手側パスワード

    複写先システムのレプリケーション管理者用のユーザパスワード


    業務名/イベント:
    DB_COMMIT、DB_EXTRACT、COPY_COMMIT、COPY_COMMIT2、LOAD_COMMIT、DATA_SND_ERROR_COMMIT、DB_STORE_ERROR_COMMIT

    項目

    設定値

    ジョブ名

    実行するスクリプト名(絶対パス)

    自側利用者名

    複写元システムのレプリケーション管理者用のユーザアカウント

    自側パスワード

    複写元システムのレプリケーション管理者用のユーザパスワード


    業務名/イベント:DATA_SND

    項目

    設定値

    自側ファイル名

    業務/イベントで実行する、スクリプト内で指定するデータベース抽出コマンド(lxextdb)の抽出データ格納ファイル名(-fオプション)

    仮想ファイル名

    DS_COPY_PUSH.DEFの場合:
      DBサービス定義の、REPLICAGROUP定義のFILEオペランドに指定した入力ファイル名

    DS_LOAD_PUSH.DEFの場合:
      DBサービス定義の各INTABLE定義のFILEオペランドに指定した入力ファイル名

    自側利用者名

    複写元システムのレプリケーション管理者用のユーザアカウント

    自側パスワード

    複写元システムのレプリケーション管理者用のユーザパスワード

    相手側利用者名

    複写先システムのレプリケーション管理者用のユーザアカウント

    相手側パスワード

    複写先システムのレプリケーション管理者用のユーザパスワード

    相手システム名

    複写先システムのホスト名


    業務名/イベント:DB_STORE

    項目

    設定値

    ジョブ名

    実行するスクリプト名(絶対パス)

    相手側利用者名

    複写先システムのレプリケーション管理者用のユーザアカウント

    相手側パスワード

    複写先システムのレプリケーション管理者用のユーザパスワード

    相手システム名

    複写先システムのホスト名

      

  2. Linkexpressクライアントの業務定義ウィンドウを使用し、定義情報の登録を実施します。

    全複写業務は、テーブル毎に作成・登録が必要です。業務定義名REP0001~REP0003について定義を実施してください。
      

  3. Linkexpressクライアントの業務定義ウィンドウを使用し、定義情報を反映します。

      

  4. 業務/イベントで実行する以下のスクリプトを編集します。

    各サンプルは、以下の位置にあります。

    • 「DS_EVT_CMT」で始まるファイル

      アーカイブファイル展開先/CMT

        

    • 「DS_EVT_EXT」で始まるファイル

      アーカイブファイル展開先/EXT

        

    • 「DS_EVT_STR」で始まるファイル

      アーカイブファイル展開先/STR

    ファイル名

    業務定義

    DS_EVT_CMTDB_REP0001_ALL.bat
    ~DS_EVT_CMTDB_REP0003_ALL.bat

    全複写業務確定イベント

    DS_EVT_CMTDB_DIFF.bat

    一括差分複写確定イベント

    DS_EVT_EXTDB_REP0001_ALL.bat
    ~DS_EVT_EXTDB_REP0003_ALL.bat

    全複写業務抽出イベント

    DS_EVT_EXTDB_DIFF2.bat

    一括差分複写抽出イベント

    DS_EVT_STRDB_REP0001_ALL.bat
    ~DS_EVT_STRDB_REP0003_ALL.bat

    全複写業務格納イベント

    DS_EVT_STRDB_DIFF.bat

    一括差分複写業務格納イベント

    ファイル名

    業務定義

    DS_EVT_CMTDB_REP0001_ALL.sh
    ~DS_EVT_CMTDB_REP0003_ALL.sh

    全複写業務確定イベント

    DS_EVT_CMTDB_DIFF.sh

    一括差分複写確定イベント

    DS_EVT_EXTDB_REP0001_ALL.sh
    ~DS_EVT_EXTDB_REP0003_ALL.sh

    全複写業務抽出イベント

    DS_EVT_EXTDB_DIFF2.sh

    一括差分複写抽出イベント

    DS_EVT_STRDB_REP0001_ALL.sh
    ~DS_EVT_STRDB_REP0003_ALL.sh

    全複写業務格納イベント

    DS_EVT_STRDB_DIFF.sh

    一括差分複写業務格納イベント

      各スクリプトは、以下の情報について、複写元システム(リポジトリのマスタサーバ)と複写先システム(リポジトリのスレーブサーバ)に合わせて編集します。

    項目

    変更内容

    PATH

    複写元システムのSymfoware Server、およびLinkexpressのインストール先に合わせて変更します。

    LD_LIBRARY_PATH

    複写元システムのSymfoware Serverのインストール先に合わせて変更します。

    RDBNAME

    複写元システムのRDBシステム名に合わせて変更します。

    LXDBENV

    DB連携機能が参照するDB動作環境定義ファイル名に合わせて変更します。

    LXDBTEMP

    Linkexpressの作業用ディレクトリのパスを変更します。

    lxextdb

    抽出コマンドのレプリケーショングループ名(-gオプション)、および抽出データ格納ファイル名(-fオプション)を変更します。

    lxcmtdb

    確定コマンドのレプリケーショングループ名(-gオプション)を変更します。

    lxstrdb

    格納コマンドのサービスグループ名(-sオプション)、およびレプリケーショングループ名(-gオプション)を変更します。

      

  レプリケーション業務の作成の詳細は、“Linkexpress Replication option 説明書”の“オープンサーバ間:Symfoware抽出レプリケーション”-“レプリケーション業務の作成”を参照してください。