レプリケーション業務は、Linkexpressの業務定義を使用して作成します。
レプリケーション業務用の業務定義ファイル(拡張子はdef)のサンプルを以下の場所に提供しています。アーカイブファイルを展開して使用してください。
C:\Interstage\IREP\sample\RDB\SYM\LNKREP |
/opt/FJSVirep/sample/RDB/SYM/LNKREP |
Symfoware Server(Linkexpress、およびLinkexpress Replication option)をインストールした先に合わせてアーカイブファイルを使用してください。
Windows(R)にインストールしたとき: WIN_LNKREP.exe
Solaris、またはLinuxにインストールしたとき: UNIX_LNKREP.tar.gz
ここでは、これらのサンプルをもとに、Linkexpressクライアントを使って、レプリケーション業務を作成する方法について説明します。
Linkexpressクライアントの業務定義ウィンドウを使用し、以下のサンプルを編集します。
ファイル名 | 業務定義 |
---|---|
DS_CANCEL.DEF | 取り消し業務 |
DS_COPY_PUSH.DEF | 一括差分複写業務 |
DS_LOAD_PUSH.DEF | 全複写業務 |
各業務定義は、以下の情報について、複写元システム(リポジトリのマスタサーバ)と複写先システム(リポジトリのスレーブサーバ)に合わせて編集します。
全複写業務は、テーブル毎に作成が必要です。業務定義名REP0001~REP0003について定義を実施してください。
業務名/イベント:CANCEL、COPY_PUSH、LOAD_PUSH
項目 | 設定値 |
---|---|
システム名 | 複写元システムのホスト名 |
自側利用者名 | 複写元システムのレプリケーション管理者用のユーザアカウント |
自側パスワード | 複写元システムのレプリケーション管理者用のユーザパスワード |
相手側利用者名 | 複写先システムのレプリケーション管理者用のユーザアカウント |
相手側パスワード | 複写先システムのレプリケーション管理者用のユーザパスワード |
業務名/イベント:
DB_COMMIT、DB_EXTRACT、COPY_COMMIT、COPY_COMMIT2、LOAD_COMMIT、DATA_SND_ERROR_COMMIT、DB_STORE_ERROR_COMMIT
項目 | 設定値 |
---|---|
ジョブ名 | 実行するスクリプト名(絶対パス) |
自側利用者名 | 複写元システムのレプリケーション管理者用のユーザアカウント |
自側パスワード | 複写元システムのレプリケーション管理者用のユーザパスワード |
業務名/イベント:DATA_SND
項目 | 設定値 |
---|---|
自側ファイル名 | 業務/イベントで実行する、スクリプト内で指定するデータベース抽出コマンド(lxextdb)の抽出データ格納ファイル名(-fオプション) |
仮想ファイル名 | DS_COPY_PUSH.DEFの場合: DS_LOAD_PUSH.DEFの場合: |
自側利用者名 | 複写元システムのレプリケーション管理者用のユーザアカウント |
自側パスワード | 複写元システムのレプリケーション管理者用のユーザパスワード |
相手側利用者名 | 複写先システムのレプリケーション管理者用のユーザアカウント |
相手側パスワード | 複写先システムのレプリケーション管理者用のユーザパスワード |
相手システム名 | 複写先システムのホスト名 |
業務名/イベント:DB_STORE
項目 | 設定値 |
---|---|
ジョブ名 | 実行するスクリプト名(絶対パス) |
相手側利用者名 | 複写先システムのレプリケーション管理者用のユーザアカウント |
相手側パスワード | 複写先システムのレプリケーション管理者用のユーザパスワード |
相手システム名 | 複写先システムのホスト名 |
Linkexpressクライアントの業務定義ウィンドウを使用し、定義情報の登録を実施します。
全複写業務は、テーブル毎に作成・登録が必要です。業務定義名REP0001~REP0003について定義を実施してください。
Linkexpressクライアントの業務定義ウィンドウを使用し、定義情報を反映します。
業務/イベントで実行する以下のスクリプトを編集します。
各サンプルは、以下の位置にあります。
「DS_EVT_CMT」で始まるファイル
アーカイブファイル展開先/CMT |
「DS_EVT_EXT」で始まるファイル
アーカイブファイル展開先/EXT |
「DS_EVT_STR」で始まるファイル
アーカイブファイル展開先/STR |
ファイル名 | 業務定義 |
---|---|
DS_EVT_CMTDB_REP0001_ALL.bat | 全複写業務確定イベント |
DS_EVT_CMTDB_DIFF.bat | 一括差分複写確定イベント |
DS_EVT_EXTDB_REP0001_ALL.bat | 全複写業務抽出イベント |
DS_EVT_EXTDB_DIFF2.bat | 一括差分複写抽出イベント |
DS_EVT_STRDB_REP0001_ALL.bat | 全複写業務格納イベント |
DS_EVT_STRDB_DIFF.bat | 一括差分複写業務格納イベント |
ファイル名 | 業務定義 |
---|---|
DS_EVT_CMTDB_REP0001_ALL.sh | 全複写業務確定イベント |
DS_EVT_CMTDB_DIFF.sh | 一括差分複写確定イベント |
DS_EVT_EXTDB_REP0001_ALL.sh | 全複写業務抽出イベント |
DS_EVT_EXTDB_DIFF2.sh | 一括差分複写抽出イベント |
DS_EVT_STRDB_REP0001_ALL.sh | 全複写業務格納イベント |
DS_EVT_STRDB_DIFF.sh | 一括差分複写業務格納イベント |
各スクリプトは、以下の情報について、複写元システム(リポジトリのマスタサーバ)と複写先システム(リポジトリのスレーブサーバ)に合わせて編集します。
項目 | 変更内容 |
---|---|
PATH | 複写元システムのSymfoware Server、およびLinkexpressのインストール先に合わせて変更します。 |
LD_LIBRARY_PATH | 複写元システムのSymfoware Serverのインストール先に合わせて変更します。 |
RDBNAME | 複写元システムのRDBシステム名に合わせて変更します。 |
LXDBENV | DB連携機能が参照するDB動作環境定義ファイル名に合わせて変更します。 |
LXDBTEMP | Linkexpressの作業用ディレクトリのパスを変更します。 |
lxextdb | 抽出コマンドのレプリケーショングループ名(-gオプション)、および抽出データ格納ファイル名(-fオプション)を変更します。 |
lxcmtdb | 確定コマンドのレプリケーショングループ名(-gオプション)を変更します。 |
lxstrdb | 格納コマンドのサービスグループ名(-sオプション)、およびレプリケーショングループ名(-gオプション)を変更します。 |
レプリケーション業務の作成の詳細は、“Linkexpress Replication option 説明書”の“オープンサーバ間:Symfoware抽出レプリケーション”-“レプリケーション業務の作成”を参照してください。