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Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド

1.4.6 スキーマ拡張

  スキーマ定義とは、人、組織、デバイスなどの情報を、リポジトリに格納する方法を定義したものです。スキーマ定義には、オブジェクトクラス定義と属性定義があります。
  スキーマ拡張とは、これらのオブジェクトクラス定義、属性定義を、新しく追加したり、継承して拡張したりすることです。たとえば、会社の従業員の情報として、大抵の場合は、組織のインターネットユーザを表すオブジェクトクラスinetOrgPersonを使用します。ここに、従業員の持つ技術を追加したいときには、「技術」を表す属性skillと、inetOrgPersonを拡張して、「技術」属性をもつ、新たなオブジェクトクラスmyPersonを定義します。

  スキーマを拡張するには、スキーマ定義ファイルに、定義文を記述します。拡張したスキーマを「ユーザ定義スキーマ」と呼び、ユーザ定義スキーマを記述したファイルを「ユーザ定義スキーマファイル」と呼びます。
  スキーマ拡張の詳細については、“5.3 スキーマ拡張”を参照してください。