ebMSが他サーバからebXMLメッセージを受信する時にエラーが発生する場合があります。たとえば以下のような場合にエラーが発生します。
受信したebXMLメッセージがebXMLメッセージとして正しいフォーマットではなかった
受信したebXMLメッセージを格納するイベントチャネルが存在しない
受信したebXMLメッセージに対応するCPAが登録されていない
受信したebXMLメッセージの署名認証に失敗した
受信したebXMLメッセージで使用しているCPAの有効期限が切れていた
上記のような受信時エラーが発生した場合、ebMSは受信時エラーが発生したことをイベントログ(Solarisの場合はシステムログ)に出力します。その内容からエラーの原因を取り除いてください。なお、受信時にエラーになったメッセージは通常破棄されますが、ebMS環境定義のMANAGERセクションのrecverrorキーワードを定義することで、定義したイベントチャネルに格納されます。ebMS環境定義の詳細については、“3.1.3.1 ebMS環境定義の作成”を参照してください。
ebMSはebXMLメッセージ受信時にエラーが発生した場合、ebMS環境定義のMANAGERセクションのrecverrorキーワードに指定したイベントチャネルにエラーとなったebXMLメッセージのヘッダ情報をテキストで保存します。ここで保存したebXMLメッセージのヘッダ情報は、原因調査に利用することができます。
以下に、エラーとなったebXMLメッセージのヘッダ情報とイベントデータのマッピングを示します。
インターフェイスとデータ型
インターフェイス | 格納部 | データ型 |
---|---|---|
JMS | Body | BytesMessage |
Notification C/C++/Java | Event Body | octed型の配列(シーケンス型) |