Interstageシステム定義ファイルとは、Interstageのシステム情報を持った定義ファイルです。Interstageで必要な各サービスの環境定義ファイルの生成に利用されます。
Interstageシステム定義ファイルの生成手順を以下に説明します。
1) システム規模の決定
接続クライアント数を参考にして、システム規模(isgendefコマンドのscale-value)を決定します。
isgendef コマンドのscale-value | 接続クライアント数 |
---|---|
small | 1~5 |
moderate | 6~10 |
large | 11~50 |
super | 51~100 |
isgendef コマンドのscale-value | 接続クライアント数 |
---|---|
small | 1~50 |
moderate | 51~100 |
large | 101~500 |
super | 501~1000 |
2) isgendefコマンドの実行
isgendefコマンドの実行により、指定されたシステム規模に応じて、Interstageシステム定義ファイルが自動生成されます。
なお、Interstage環境が初期化済みの状態でisgendefコマンドを実行すると、次回isinitコマンド実行時にコンポーネントトランザクションサービスの再セットアップが行われます。この場合、登録済みのワークユニット定義が削除されるため、ワークユニット定義を再登録する必要があります。
システム規模“large”でInterstageシステム定義を生成する場合
isgendef large
isgendefコマンドにより生成されたInterstageシステム定義は、以下のファイルに格納されます。
C:\Interstage\td\etc\isdef\isconf.txt
/opt/FSUNtd/etc/isdef/isconf.txt
/opt/FJSVtd/etc/isdef/isconf.txt
多階層モデルで構築したシステムでは、接続クライアント数の決定に注意する必要があります。詳細については、“トラブルシューティング集”の“アプリケーション処理要求時の異常発生時の対処”の“多階層システムにおけるアプリケーション間連携時に処理要求が無応答となる”を参照してください。
システム規模に合わせてオペレーティングシステムをカストマイズする必要があります。カストマイズの詳細については、“チューニングガイド”を参照してください。