Systemwalker Centric Managerよりワークユニット(IJServerを除きます)およびオブジェクトの稼働状態を監視できます。
以下に、Systemwalker Centric Managerより監視できる情報を示します。
■ワークユニット情報
ワークユニットの情報として、以下の項目が表示されます。
表示項目 | CORBAアプリケーション | トランザクションアプリケーション |
|
|
| 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
表示名 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ユーザがワークユニットに対して任意に命名する名前 |
ワークユニット名 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
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種別 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ワークユニット種別 |
実行先ノード | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ワークユニット実行先のホスト名 |
稼働状態 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ワークユニットの稼働状態 |
○:表示される項目
■オブジェクト情報
オブジェクトの情報として、以下の項目が表示されます。
表示項目 | CORBAアプリケーション | トランザクションアプリケーション |
|
|
| 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
オブジェクト名 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | 非同期アプリケーションの場合はDestination名 |
常駐 | - | ○ | - | - | - | オブジェクトの運用形態 |
待ちメッセージ数 | ○ | ○ | ○ | - | - |
|
累積処理件数 | ○ | ○ | ○ | - | - |
|
○:表示される項目 -:表示されない項目
■オブジェクト詳細
オブジェクトの詳細情報として、以下の項目が表示されます。
表示項目 | CORBAアプリケーション | トランザクションアプリケーション |
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| 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
常駐 | - | ○ | - | - | - | オブジェクトの運用形態 |
プロセス多重度 | ○ | ○ | - | - | ○ |
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スレッド多重度 | ○ | - | - | - | - | (※1) |
DPCF通信パス | - | - | ○ | - | - |
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待ちメッセージ数 | ○ | ○ | ○ | - | - |
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累積処理件数 | ○ | ○ | ○ | - | - |
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最大キューイング数 | ○ | ○ | ○ | - | - |
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監視キューイング数 | ○ | ○ | ○ | - | - |
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監視再開キューイング数 | ○ | ○ | ○ | - | - |
|
○:表示される項目 -:表示されない項目
※1) CORBAワークユニットが停止中の場合は表示されません。
■注意事項
最新の情報を表示する場合は、“アプリケーション検出”を行ってください。“アプリケーション検出”については、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
本機能を使用するには、isstartコマンドまたはInterstage管理コンソールを使用し、Interstageの起動を行う必要があります。各サービスから提供されている起動コマンドは使用しないでください。
なお、クラスタシステムでInterstageを運用する場合には、クラスタシステムの運用方法に従ってください。
Interstageが動作しているサーバでの電源断や回線断、システムのリブート、Interstageのシステムダウンなどが発生した場合、ワークユニットの稼働状態が動作中のままとなります。本現象が発生した場合には、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照し、復旧作業を行ってください。
オブジェクトが停止状態の場合、オブジェクト情報の取得はできません。
/etc/syslog.confの設定値に、“daemon.notice;mail.crit”を指定している場合には、その記述の必要はありません。Interstage 3.1までは、/etc/syslog.confへの“daemon.notice;mail.crit”の記述が必要でしたが、4.0より不要となりました。Interstage 3.1までを使用していた環境では、特に注意してください。
以下に、Systemwalker Centric Managerインストール時のデフォルトの記述例を示します。デフォルト設定で良い場合は、以下のとおり修正してください。カスタマイズが必要な場合は、“daemon.notice;mail.crit”を指定しない任意の設定値を指定してください。
SystemWalker/CentricMGR 5.0、5.1の場合
*.err;kern.debug;auth.notice /var/opt/FJSVsagt/fifo/slg |
SystemWalker/CentricMGR 5.2以降の場合
*.warning /var/opt/FJSVsagt/fifo/slg |
上記の第1パラメタ(“*.err;kern.debug;auth.notice”など)と第2パラメタ(“/var/opt/FJSVsagt/fifo/slg”など)の間は、必ずタブで間を空けてください。スペースは指定できませんので注意してください。
次に、syslogdに設定を反映します。以下の手順を実施してください。
1. syslogdのプロセスIDを調べます。
2. 以下のコマンドを実行します。
kill -HUP syslogdのプロセスid |