管理対象サーバおよびスタンドアロンサーバの場合のInterstage資源のバックアップ手順について説明します。管理サーバのバックアップについては、“4.1.3 バックアップ手順(管理サーバの場合)”を参照してください。
ここでは、バックアップ資源格納用ディレクトリを以下のディレクトリとして説明しています。
X:\Backup
/backup
バックアップは、以下を確認した上で操作を開始してください。
Interstageのすべてのサービス、サーバアプリケーションが停止していること。
バックアップ用ディレクトリに、バックアップ資源格納に必要な空きディスク容量があること。バックアップ資源の格納に必要なディスク量は、“4.1.1 概要と対象ファイル”に示すバックアップ対象資源の合計量となります。
管理サーバのバックアップと管理対象サーバのバックアップは必ず両方取得してください。
管理サーバのバックアップと管理対象サーバのバックアップの定義情報が異なる場合、サイト環境の復旧は困難になります。
■操作手順
バックアップは以下の手順で行います。各コマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
Interstage管理コンソールまたはisstopコマンドを使用し、Interstageを強制停止します。
なお、isstopコマンドでInterstageを停止する際には-fオプションを指定する必要があります。
Interstage管理コンソールまたはisstopコマンドで停止しないサービスについては、別途、停止する必要があります。
以下のサービスがInterstageと独立して起動されている場合は、停止してください。
Interstageとの連動が未設定である場合は、以下のどちらかの方法で停止してください。
Interstage管理コンソールの[サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ:一覧]で、すべてのWebサーバを停止します。
ihsstopコマンドですべてのWebサーバを停止します。
ihsstop -all
Windows(R)のサービス“FJapache”および“Interstage HTTP Server(Webサーバ名)”を停止します。
Interstageとの連動が未設定である場合は、以下のどちらかの方法で停止してください。
Interstage管理コンソールの[サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ:一覧]で、すべてのWebサーバを停止します。
ihsstopコマンドですべてのWebサーバを停止します。
/opt/FJSVihs/bin/ihsstop -all
Interstage HTTP Server、およびInterstage ディレクトリサービスを停止してください。
Interstage HTTP Serverを停止してください。
運用しているWebサーバを停止してください。
Windows(R)のサービス“Interstage Operation Tool”を停止します。
ismngconsolestopコマンドで停止します。
以下のどちらかの方法で停止してください。
Interstage管理コンソールの[サービス] > [リポジトリ] > [リポジトリ:状態]で停止します。
Windows(R)のサービス“Interstage Directory Service(%s1)”を停止します。
%s1はリポジトリ名です。
以下のどちらかの方法で停止してください。
Interstage管理コンソールの[サービス] > [リポジトリ] > [リポジトリ:状態]で停止します。
irepstopコマンドで停止します。-R オプションで停止するリポジトリ名を指定します。
例) /opt/FJSVirep/bin/irepstop -R rep001
バックアップ対象とするサービス資源を確認します。
isprintbackuprscコマンドを実行し、表示されたサービス資源が、バックアップ対象の資源です。以降の操作では、ここで表示されたサービス資源に対して、バックアップおよびリストアを行ってください。
以下に、isprintbackuprscコマンドの表示と、バックアップ対象資源の関係を示します。
コマンド表示 | バックアップ対象サービス資源 |
ISCOM | Interstageセットアップ資源 |
GUI | Interstage管理コンソールの資源 |
JMX | Interstage JMXサービス資源 |
OD | CORBAサービス資源 |
ES | イベントサービス資源 |
PORB | Portable-ORB資源 |
TD | コンポーネントトランザクションサービス資源 |
OTS | データベース連携サービス資源 |
SOAP | Interstage SOAPサービス資源 |
JMS | Interstage JMS資源 |
J2EE | J2EE共通資源 |
IHS | Interstage HTTP Server資源 |
UDDI | UDDIサービス資源 |
SSOsv | Interstage シングル・サインオン資源(リポジトリサーバの資源) |
SSOac | Interstage シングル・サインオン資源(認証サーバの資源) |
SSOaz | Interstage シングル・サインオン資源(業務サーバの資源) |
IJServer | IJServer資源 |
ISSCS | Interstage証明書環境資源 |
IREP | Interstage ディレクトリサービス資源 |
ISCM | 業務構成管理のリポジトリ資源 |
例えば、以下のように表示された場合には、“Interstageセットアップ資源”、“CORBAサービス資源”、“コンポーネントトランザクションサービス資源”、“データベース連携サービス資源”が、バックアップ対象資源です。
> isprintbackuprsc |
isprintbackuprscコマンドの詳細に関しては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
■注意事項
isprintbackuprscコマンドは、各機能のインストール状態およびセットアップ状態をもとに、バックアップ対象とするかを判断しています。このため、インストールされていれば、使用していない機能でも表示される場合があります。PORB、SOAP、UDDIなどで使用していないサービスの資源は、バックアップ対象から外しても問題はありません。
Interstageのバックアップ資源を格納するディレクトリを1つ作成します。このディレクトリ配下に、Interstageの各バックアップ資源を格納します。
mkdir X:\Backup |
mkdir /backup |
バックアップ資源格納用ディレクトリを作成するディスクに、十分な空き容量があることを確認してください。バックアップ資源の格納に必要なディスク量は、“4.1.1 概要と対象ファイル”に示すバックアップ対象資源の合計量となります。
■バックアップコマンド
Interstageセットアップ資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\bin\iscbackupsys.exe |
/opt/FSUNtd/bin/iscbackupsys |
/opt/FJSVtd/bin/iscbackupsys |
iscbackupsysコマンドは、Interstageが停止している状態で実行する必要があります。
■バックアップ方法
資源バックアップ先ディレクトリが“X:\Backup”の場合の操作例を以下に示します。
iscbackupsysコマンドを実行します。 |
資源バックアップ先ディレクトリが/backupの場合の操作例を以下に示します。
iscbackupsysコマンドを実行します。 |
■注意事項
バックアップ用ディレクトリのパスが空白を含む場合、コマンドパラメタ指定時にダブルクォーテーション("")で囲んで指定する必要があります。
iscbackupsysコマンドは、バックアップディレクトリ配下に“isc”ディレクトリを作成後、その配下にInterstageセットアップ資源をバックアップします。すでに“isc”という名前のディレクトリまたはファイルが存在する場合は、それを削除してからコマンドを実行してください。
Interstageが動作中の場合には、isstop -fコマンドやInterstage管理コンソールでInterstageを停止してください。
クラスタシステム環境でInterstageを使用している場合は、クラスタシステムの停止方法により停止してください。
■バックアップコマンド
Interstage管理コンソール資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\gui\bin\isguibackup.bat |
/opt/FJSVisgui/bin/isguibackup |
isguibackupコマンドは、Interstageが停止している状態で実行する必要があります。
■バックアップ方法
isguibackupコマンドを実行する前に、資源バックアップ先ディレクトリにInterstage管理コンソール資源を格納するディレクトリを作成する必要があります。
Interstageインストールパスが“C:\Interstage”、資源バックアップ先ディレクトリが“X:\Backup”、Interstage管理コンソールの資源を格納するディレクトリが“X:\Backup\isgui”の場合の操作例を以下に示します。
1. Interstage管理コンソールの資源を格納するディレクトリを作成します。 2.isguibackupコマンドを実行します。 |
資源バックアップ先ディレクトリが/backup、Interstage管理コンソールの資源を格納するディレクトリが“/backup/isgui”の場合の操作例を以下に示します。
1. Interstage管理コンソールの資源を格納するディレクトリを作成します。 2.isguibackupコマンドを実行します。 |
cpコマンドなどを使用して、Interstage管理コンソールの資源ファイルをバックアップ用ディレクトリにコピーします。
資源バックアップ先ディレクトリが/backup/isguiの場合の操作例を以下に示します。
1. Interstage管理コンソールの資源ファイルを格納するバックアップ用ディレクトリを作成します。 2.cpコマンドなどを使用して、Interstage管理コンソールの資源ファイルをバックアップ用ディレクトリにコピーします。 |
■注意事項
Interstage管理コンソールの資源を格納するディレクトリ配下が空の状態でバックアップ作業を行ってください。
Interstageが動作中の場合には、isstop -fコマンドでInterstageを停止してください。
Interstage管理コンソールの環境定義のカストマイズを行っていない場合は、本バックアップを行う必要はありません。
コマンド終了メッセージの出力前に、何らかのメッセージが出力されている場合には、コマンドの実行に失敗しています。その場合は、出力メッセージの内容と、本コマンド実行時の注意事項に従い、再度コマンドを実行してください。
ディレクトリのパスが空白を含む場合は、ダブルクォーテーション("")で囲んで指定する必要があります。
■バックアップコマンド
Interstage JMXサービス資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\bin\isjmxbackup.bat |
/opt/FJSVisjmx/bin/isjmxbackup |
isjmxbackupコマンドは、InterstageおよびInterstage JMXサービスが停止している状態で実行する必要があります。
■バックアップ方法
isjmxbackupコマンドを実行する前に、資源バックアップ先ディレクトリにInterstage JMXサービス資源を格納するディレクトリを作成する必要があります。
資源バックアップ先ディレクトリがX:\Backup、Interstage JMXサービスの資源を格納するディレクトリが“X:\Backup\isjmx”の場合の操作例を以下に示します。
1. Interstage JMXサービスの資源を格納するディレクトリを作成します。 2.isjmxbackupコマンドを実行します。 |
資源バックアップ先ディレクトリが/backup、Interstage JMXサービスの資源を格納するディレクトリが“/backup/isjmx”の場合の操作例を以下に示します。
1. Interstage JMXサービスの資源を格納するディレクトリを作成します。 2.isjmxbackupコマンドを実行します。 |
■注意事項
Interstage JMXサービスの資源を格納するディレクトリ配下が空の状態でバックアップ作業を行ってください。
Interstageが動作中の場合には、isstop -fコマンドでInterstageを停止してください。
Interstage JMXサービスが動作中の場合には、isjmxstopコマンドでInterstage JMXサービスを停止してください。
Interstage JMXサービスの環境定義のカストマイズを行っていない場合は、本バックアップを行う必要はありません。
コマンド終了メッセージの出力前に、何らかのメッセージが出力されている場合には、コマンドの実行に失敗しています。その場合は、出力メッセージの内容と、本コマンド実行時の注意事項に従い、再度コマンドを実行してください。
Interstage JMXサービスの資源を格納するディレクトリのパスが空白を含む場合、コマンドパラメタ指定時にダブルクォーテーション("")で囲んで指定する必要があります。
Interstage JMXサービスが動作中の場合には、“Interstage Operation Tool”サービスおよび“Interstage JServlet(OperationManagement)”サービスを停止してください。
Interstage JMXサービスが動作中の場合には、isjmxstopコマンドでInterstage JMXサービスを停止してください。
Interstage JMXサービスは、マルチシステム機能をサポートしていません。拡張システムに対する操作は不要です。
■バックアップコマンド
業務構成管理のリポジトリ資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\bin\isrepbackup.bat |
/opt/FJSVisjmx/bin/isrepbackup |
■バックアップ方法
資源バックアップ先ディレクトリが“X:\Backup”の場合の操作例を以下に示します。
isrepbackup.batコマンドを実行します。 |
資源バックアップ先ディレクトリが“/backup”の場合の操作例を以下に示します。
isrepbackupコマンドを実行します。 |
■注意事項
コマンド終了メッセージの出力前に、何らかのメッセージが出力されている場合には、コマンドの実行に失敗しています。その場合は、出力メッセージの内容と、本コマンド実行時の注意事項に従い、再度コマンドを実行してください。
リポジトリ格納先のパスが空白を含む場合、コマンドパラメタ指定時にダブルクォーテーション("")で囲んで指定する必要があります。
CORBAサービス資源のバックアップ手順について説明します。
■バックアップコマンド
CORBAサービス資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\ODWIN\bin\odbackupsys.exe |
/opt/FSUNod/bin/odbackupsys |
/opt/FJSVod/bin/odbackupsys |
odbackupsysコマンドは、CORBAサービスが停止している状態で実行する必要があります。
■バックアップ方法
バックアップ先パスがX:\Backup\ODの場合の操作例を以下に示します。
odbackupsysコマンドを実行して、CORBAサービス資源ファイルをバックアップします。(注) |
バックアップ先パスが/backup/FSUNodの場合の操作例を以下に示します。
odbackupsysコマンドを実行して、CORBAサービスの資源ファイルをバックアップします。(注) |
バックアップ先パスが/backup/FJSVodの場合の操作例を以下に示します。
odbackupsysコマンドを実行して、CORBAサービスの資源ファイルをバックアップします。(注) |
注)
odbackupsysコマンドは、指定したバックアップ先パス配下に以下のディレクトリを作成後、そのディレクトリ配下にCORBAサービス資源をバックアップします。すでに以下のディレクトリが存在する場合は、削除後に実行してください。
Windows(R):OD
Solaris:FSUNod
Linux:FJSVod
■注意事項
Interstage管理コンソールを使用してSSL環境を設定した場合は、Interstage証明書環境資源をバックアップする必要があります。“4.1.2.21 Interstage証明書環境資源のバックアップ”を参照してInterstage証明書環境資源をバックアップしてください。odsetSSLコマンドを使用して構築したSSL環境を使用している場合は、以下の資源をバックアップ用ディレクトリに退避してください。
スロット情報ディレクトリ(odsetSSLコマンドの-sdオプションで指定したディレクトリ)
運用管理ディレクトリ(odsetSSLコマンドの-edオプションで指定したディレクトリ)
■バックアップコマンド
イベントサービス資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\bin\esbackupsys.exe |
/opt/FJSVes/bin/esbackupsys |
esbackupsysコマンドは、イベントサービスが停止している状態で実行する必要があります。
■バックアップ方法
バックアップ先パスがX:\Backup\ESの場合の操作例を以下に示します。
esbackupsysコマンドを実行して、イベントサービス資源をバックアップします。 (注) |
バックアップ先パスが/backup/FJSVesの場合の操作例を以下に示します。
esbackupsysコマンドを実行して、イベントサービス資源をバックアップします。 (注) |
注)
esbackupsysコマンドは、指定したバックアップ先パス配下に以下のディレクトリを作成後、そのディレクトリ配下にイベントサービス資源をバックアップします。すでに以下のディレクトリが存在する場合は、削除後に実行してください。
Windows(R):ES
Solaris/Linux:FJSVes
Portable-ORB資源のバックアップ手順について説明します。
■バックアップ方法
バックアップ先パスがX:\Backup\PORBの場合の操作例を以下に示します。
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.copyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、Portable-ORB資源をバックアップ用ディレクトリにコピーします。 (注) |
バックアップ先パスが/backup/porbの場合の操作例を以下に示します。
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.cpコマンドなどを使用して、Portable-ORB資源をバックアップ用ディレクトリにコピーします。 (注) |
注)
Portable-ORBをダウンロードする運用でPORB_HOMEを複数設定した場合、すべてをバックアップする必要があります。この場合、バックアップ先パスを変えて、上書きされないように注意してください。
■注意事項
SSL連携機能を使用している場合は、以下の資源をバックアップ用ディレクトリにコピーしてください。以下の資源の詳細については、“4.1.1.7 Portable-ORBの資源ファイル”を参照してください。
キーストアファイル
組み込み証明書管理情報
■バックアップコマンド
コンポーネントトランザクションサービス資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\bin\tdbackupsys.exe |
/opt/FSUNtd/bin/tdbackupsys |
/opt/FJSVtd/bin/tdbackupsys |
tdbackupsysコマンドは、Interstageが停止している状態で実行する必要があります。
■バックアップ方法
資源バックアップ先ディレクトリが“X:\Backup\”の場合の操作例を以下に示します。
tdbackupsysコマンドを実行します。 |
資源バックアップ先ディレクトリが/backup/の場合の操作例を以下に示します。
tdbackupsysコマンドを実行します。 |
■注意事項
バックアップ先ディレクトリのパスが空白を含む場合、コマンドパラメタ指定時にダブルクォーテーション("")で囲んで指定する必要があります。
コンポーネントトランザクションサービス資源のバックアップを行う前に、Interstageセットアップ資源および、CORBAサービス資源のバックアップを行う必要があります。
tdbackupsysコマンドは、バックアップディレクトリ配下に以下のディレクトリを作成後、各ディレクトリ配下にコンポーネントトランザクションサービス資源をバックアップします。すでに以下のディレクトリが存在する場合は、各ディレクトリを削除してからコマンドを実行してください。
“TD”ディレクトリおよび“EXTP”
“FSUNtd”ディレクトリおよび“FSUNextp”ディレクトリ
“FJSVtd”ディレクトリおよび“FJSVextp”ディレクトリ
サーバマシン状態監視機構の運用状態は本コマンドではバックアップされません。サーバマシン状態監視機構のサービスServerMachineMonitorおよびServerMachineMonitorAgentを使用している場合、サービス登録コマンドissetsmm、issetsmmaに指定したパラメタを記録しておく必要があります。
Interstageが動作中の場合には、isstop -fコマンドなどを使用してInterstageを停止してください。クラスタシステムの場合には、クラスタシステムの停止方法により停止してください。
■バックアップコマンド
データベース連携サービス資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\ots\bin\otsbackupsys |
/opt/FSUNots/bin/otsbackupsys |
/opt/FJSVots/bin/otsbackupsys |
otsbackupsysコマンドは、Interstageが停止している状態で実行する必要があります。
■バックアップ方法
資源バックアップ先ディレクトリが“X:\Backup\”の場合の操作例を以下に示します。
otsbackupsysコマンドを実行します。 |
資源バックアップ先ディレクトリが/backup/の場合の操作例を以下に示します。
otsbackupsysコマンドを実行します。 |
■注意事項
バックアップ先ディレクトリのパスが空白を含む場合、コマンドパラメタ指定時にダブルクォーテーション("")で囲んで指定する必要があります。
Interstageが動作中の場合には、isstop -fコマンドなどを使用してInterstageを停止してください。クラスタシステムの場合には、クラスタシステムの停止方法により停止してください。
データベース連携サービス資源のバックアップを行う前に、Interstageセットアップ資源および、CORBAサービス資源のバックアップを行う必要があります。
otsbackupsysコマンドは、バックアップディレクトリ配下に以下のディレクトリを作成後、その配下にデータベース連携サービス資源をバックアップします。すでに以下のディレクトリが存在する場合は、削除してからコマンドを実行してください。
OTS”ディレクトリ
“FSUNots”ディレクトリ
“FJSVots”ディレクトリ
Interstage シングル・サインオン資源のバックアップ手順について説明します。
■バックアップコマンド
Interstage シングル・サインオン資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\bin\ssobackup.exe |
/opt/FJSVssocm/bin/ssobackup |
■バックアップ方法(リポジトリサーバの資源)
Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバの資源をバックアップする場合について説明します。
“X:\Backup\ssoatcsv\ssosv_back”ファイルに資源をバックアップする場合の操作例を以下に示します。
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.ssobackupコマンドを使用して、リポジトリサーバの資源をバックアップします。 |
“/backup/FJSVssosv/ssosv_back”ファイルに資源をバックアップする場合の操作例を以下に示します。
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.ssobackupコマンドを使用して、リポジトリサーバの資源をバックアップします。 |
■バックアップ方法(認証サーバの資源)
Interstage シングル・サインオンの認証サーバの資源をバックアップする場合について説明します。
“X:\Backup\ssoatcag\ssoac_back”ファイルに認証サーバの資源をバックアップし、“X:\Backup\ssofsv\custom_user_inf”ディレクトリにカスタマイズモジュールの資源ファイルをバックアップする場合の操作例を以下に示します。
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.ssobackupコマンドを使用して、認証サーバの資源をバックアップします。 3.xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、カスタマイズモジュールの資源ファイルをバックアップ用ディレクトリにコピーします。 |
“/backup/FJSVssoac/ssoac_back”ファイルに認証サーバの資源をバックアップし、“/backup/FJSVssofs/custom_user_inf”ディレクトリにカスタマイズモジュールの資源ファイルをバックアップする場合の操作例を以下に示します。
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.ssobackupコマンドを使用して、認証サーバの資源をバックアップします。 3.cpコマンドを使用して、カスタマイズモジュールの資源ファイルをバックアップ用ディレクトリにコピーします。 |
■バックアップ方法(業務サーバの資源)
Interstage シングル・サインオンの業務サーバの資源をバックアップする場合について説明します。
“X:\Backup\ssoatzag\ssoaz_back”ファイルに資源をバックアップする場合の操作例を以下に示します。
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.ssobackupコマンドを使用して、業務サーバの資源をバックアップします。 |
“/backup/FJSVssoaz/ssoaz_back”ファイルに資源をバックアップする場合の操作例を以下に示します。
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.ssobackupコマンドを使用して、業務サーバの資源をバックアップします。 |
注1)
-fオプションに指定する資源格納ファイルには、Interstageのインストールディレクトリ配下を指定しないでください。Interstageのインストールディレクトリ配下を指定した場合、資源格納ファイルが正しく作成されない場合があります。
注2)
カスタマイズモジュールの資源ファイルが存在する場合にバックアップしてください。
■注意事項
リポジトリサーバの資源をバックアップする場合は、以下の資源も合わせてバックアップしてください。
Interstage HTTP Server
Interstage ディレクトリサービス
Interstage HTTP Server資源のバックアップについては、“4.1.2.14 Interstage HTTP Server資源のバックアップ”を参照してください。
Interstage ディレクトリサービス資源のバックアップについては、“4.1.2.20 Interstage ディレクトリサービス資源のバックアップ”を参照してください。
リポジトリサーバにおいて、Interstage管理コンソールで構築したInterstage証明書環境のSSLを使用している場合は、Interstage証明書環境資源をバックアップする必要があります。“4.1.2.21 Interstage証明書環境資源のバックアップ”を参照してInterstage証明書環境資源をバックアップしてください。
認証サーバの資源をバックアップする場合は、Interstage HTTP Serverの資源も合わせてバックアップしてください。Interstage HTTP Server資源のバックアップについては、“4.1.2.14 Interstage HTTP Server資源のバックアップ”を参照してください。
また、Interstage管理コンソールで構築したInterstage証明書環境のSSLを使用している場合は、Interstage証明書環境資源をバックアップする必要があります。“4.1.2.21 Interstage証明書環境資源のバックアップ”を参照してInterstage証明書環境資源をバックアップしてください。
認証サーバ間連携を行っている場合、または統合Windows認証を行っている場合はIJServerの資源も合わせてバックアップしてください。IJServer資源のバックアップについては、“4.1.2.16 IJServer資源のバックアップ”を参照してください。
業務サーバの資源をバックアップする場合は、ご利用のWebサーバの資源、およびInterstage証明書環境資源も合わせてバックアップしてください。Interstage証明書環境資源のバックアップについては、“4.1.2.21 Interstage証明書環境資源のバックアップ”を参照してください。
Javaアプリケーションを開発している場合は、IJServerの資源も合わせてバックアップしてください。IJServer資源のバックアップについては、“4.1.2.16 IJServer資源のバックアップ”を参照してください。
Interstage HTTP Server資源のバックアップ手順について説明します。
■バックアップコマンド
Interstage HTTP Server資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\bin\ihsbackup.exe |
/opt/FJSVihs/bin/ihsbackup |
■バックアップ方法
バックアップ先パスがX:\Backup\IHSの場合の操作例を以下に示します。
ihsbackupコマンドを実行して、Interstage HTTP Server資源をバックアップします。 (注) |
バックアップ先パスが/backup/FJSVihsの場合の操作例を以下に示します。
ihsbackupコマンドを実行して、Interstage HTTP Server資源をバックアップします。 (注) |
注)
ihsbackupコマンドの-t allオプションは、環境定義ファイルの他に、パスワードファイルおよび公開用ルートディレクトリ(環境定義ファイル(httpd.conf)のDocumentRootディレクティブに指定したディレクトリ)を対象とする場合に指定します。
■注意事項
コンテンツ(DocumentRootディレクティブで指定したディレクトリ配下以外)をバックアップする必要がある場合、および環境設定時に使用したファイル(httpd.confとパスワードファイル以外)がある場合は、別途それぞれについて該当するファイルをバックアップ用ディレクトリに退避してください。
Interstage管理コンソールで構築したInterstage証明書環境のSSLを使用している場合は、Interstage証明書環境資源をバックアップする必要があります。“4.1.2.21 Interstage証明書環境資源のバックアップ”を参照してInterstage証明書環境資源をバックアップしてください。
SMEEコマンドで構築した証明書/鍵管理環境のSSLを使用している場合は、環境定義ファイル(httpd.conf)の該当ディレクティブで指定している以下の資源をバックアップ用ディレクトリに退避してください。
スロット情報ディレクトリ(SSLSlotDirディレクティブで指定したディレクトリ)
運用管理ディレクトリ(SSLEnvDirディレクティブで指定したディレクトリ)
ユーザPIN管理ファイル(SSLUserPINFileディレクティブで指定したファイル)
管理対象サーバにリストア・移入する場合は、Webサーバ“FJapache”が1つだけ存在する状態でバックアップ・移出してください。
バックアップ・移出資源に対して圧縮・複写などの操作を行う場合は、先頭がドット(.)で始まるファイルを含め、すべての資源が対象となるように操作してください。
-dオプションで指定するInterstage HTTP Server資源の格納ディレクトリに、ルートディレクトリ(/)は指定できません。
■バックアップコマンド
J2EE共通資源ファイルのバックアップは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\bin\j2eebackup.exe |
/opt/FJSVj2ee/bin/j2eebackup |
■バックアップ方法
バックアップ先パスがX:\Backupの場合の操作例を以下に示します。
j2eebackupコマンドを実行して、J2EE共通資源ファイルをバックアップします。 |
バックアップ先パスが/backupの場合の操作例を以下に示します。
1.jarコマンドが格納されているディレクトリが、環境変数PATHに含まれていることを確認します。 (注1) 2.j2eebackupコマンドを実行して、J2EE共通資源ファイルをバックアップします。 |
注1)
j2eebackupコマンドは、その内部処理においてjarコマンドを使用しているため、この確認処理が必要です。
■バックアップコマンド
IJServer資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\bin\ijsbackup.exe |
/opt/FJSVj2ee/bin/ijsbackup |
■バックアップ方法
バックアップ先パスがX:\Backupの場合の操作例を以下に示します。
ijsbackupコマンドを実行して、IJServer資源をバックアップします。 |
バックアップ先パスが/backupの場合の操作例を以下に示します。
ijsbackupコマンドを実行して、IJServer資源をバックアップします。 |
■注意事項
IJServer資源のバックアップを行う前に、isprintbackuprscコマンドで表示されたバックアップ対象サービスの資産をバックアップしてください。
“サーバ上の任意の位置で実行するWebアプリケーション”は、ijsbackupコマンドではバックアップされません。別途、バックアップしてください。
■バックアップコマンド
Interstage JMS資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\bin\jmsbackup.exe |
/opt/FJSVjms/bin/jmsbackup |
■注意事項
jmsbackupコマンドは、JMSアプリケーションが停止している状態で実行する必要があります。
■バックアップ方法
バックアップ先パスがX:\Backupの場合の操作例を以下に示します。
jmsbackupコマンドを実行して、Interstage JMS資源をバックアップします。 (注) |
バックアップ先パスが/backupの場合の操作例を以下に示します。
jmsbackupコマンドを実行して、Interstage JMS資源をバックアップします。 (注) |
注)
jmsbackupコマンドは、指定したバックアップ先パス配下に以下のディレクトリを作成後、そのディレクトリ配下にInterstage JMS資源をバックアップします。すでに以下のディレクトリが存在する場合は、削除後に実行してください。
Windows(R):JMS
Solaris/Linux:FJSVjms
■バックアップコマンド
Interstage SOAPサービス資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。
各環境定義ファイル(Servletサービスの資源ファイルを除く): |
各環境定義ファイル(Servletサービスの資源ファイルを除く): |
■バックアップ方法
issoapbackupコマンドを実行して、Interstage SOAPサービスの資源ファイルをバックアップ用ディレクトリにバックアップします。
なお以下のディレクトリ配下は、issoapbackupコマンド実行で必ずバックアップされます。
“C:\Interstage\F3FMsoap\etc”ディレクトリ
“C:\Interstage\F3FMsoap\conf”ディレクトリ
“C:\Interstage\F3FMsoap\classes”ディレクトリ
以下の条件の操作例を示します。
バックアップ用ディレクトリがX:\Backup\SOAP
操作例
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.Interstageを停止します。 3.Interstage管理コンソール用Servletサービスを停止します。 4.issoapbackupコマンドを実行して、環境定義ファイルをバックアップします。ここでは2行になっていますが、実際には1行で入力してください。 |
issoapbackupコマンドを実行して、Interstage SOAPサービスの資源ファイルをバックアップ用ディレクトリにバックアップします。
なお以下のディレクトリ配下は、issoapbackupコマンド実行で必ずバックアップされます。
“/etc/opt/FJSVsoap/etc”ディレクトリ
“/etc/opt/FJSVsoap/conf”ディレクトリ
“/opt/FJSVsoap/classes”ディレクトリ
以下の条件の操作例を示します。
バックアップ用ディレクトリが/backup/SOAP
操作例
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.Interstageを停止します。 3.Interstage管理コンソール用Servletサービスを停止します。 4.issoapbackupコマンドを実行して、環境定義ファイルをバックアップします。ここでは2行になっていますが、実際には1行で入力してください。 |
■注意事項
Interstage SOAPサービスはWebアプリケーションのため、IJServerの資源ファイルのバックアップも行ってください。詳細については、“4.1.2.16 IJServer資源のバックアップ”を参照してください。
UDDIサービス資源のバックアップ手順について説明します。
■バックアップ方法
バックアップ先パスがX:\Backup\uddiの場合の操作例を以下に示します。
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.copyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、UDDIレジストリサービス用DSA以外のUDDIサービス資源ファイルをバックアップ用ディレクトリにコピーします。 3.UDDIレジストリサービス用DSAを退避します。エクスプローラを使用して、DSAのデータベース格納ディレクトリをバックアップ用ディレクトリ(X:\Backup\uddi)配下にコピーします。 |
バックアップ先パスが/backup/uddi、UDDIレジストリサービス用DSAディレクトリが/var/dsaの場合の操作例を以下に示します。
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.cpコマンドを使用して、UDDIレジストリサービス用DSA以外のUDDIサービス資源ファイルをバックアップ用ディレクトリにコピーします。 3.UDDIレジストリサービス用DSAを退避します。cpコマンドで、DSAのデータベース格納ディレクトリをバックアップ用ディレクトリ(/backup/uddi)配下にコピーします。 |
■注意事項
UDDIレジストリサービスはIJServer、シングル・サインオン、InfoDirectoryを利用しています。これらの資源のバックアップも行ってください。
Interstage ディレクトリサービス資源のバックアップ手順について説明します。
リポジトリのデータベースとして、標準データベースを使用する場合と、RDBを使用する場合で、バックアップ方法が違います。
標準データベースを使用する場合は、以下の手順で、バックアップコマンドを使用した“■リポジトリのバックアップ方法”のみでバックアップします。
リポジトリのバックアップ
RDBを使用する場合は、Interstage ディレクトリサービス資源のうち、リポジトリデータはRDBが管理しています。
以下の手順で、バックアップコマンドを使用した“■リポジトリのバックアップ方法”に加えて、RDBのバックアップ機能を利用して、“■リポジトリデータのバックアップ方法”でリポジトリデータをバックアップする必要があります。
リポジトリのバックアップ
リポジトリデータのバックアップ
■バックアップコマンド
Interstage ディレクトリサービス資源のリポジトリ、および標準データベースを使用する場合のリポジトリデータのバックアップには、以下のコマンドを使用します。
C:\Interstage\bin\irepbacksys.exe |
/opt/FJSVirep/bin/irepbacksys |
■リポジトリのバックアップ方法
リポジトリ“rep001”の資源を“X:\Backup\irep\rep001_back”というディレクトリにバックアップする場合の操作例を以下に示します。
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.irepbacksysコマンドを実行します。 |
リポジトリ“rep001”の資源を“/backup/irep/rep001_back.tar.gz”というファイルにバックアップする場合の操作例を以下に示します。
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.irepbacksysコマンドを実行します。 |
■リポジトリデータのバックアップ方法
Symfoware/RDBが管理しているリポジトリデータのバックアップ方法の概要を示します。
バックアップ方法の詳細は、Symfoware Serverのオンラインマニュアルのナビゲーションから“バックアップ・リカバリ”を、rdbXXXコマンド(Symfoware Serverのコマンド)の詳細は、Symfoware Serverのマニュアル“Symfoware Server コマンドリファレンス”を、それぞれ参照してください。
ディスク上のデータベーススペース情報、およびディスク(ボリューム)の構成情報のバックアップ
データベース作成時に指定したデータベース名、データベーススペース情報一覧を作成して、ノートなどに記録し、保存します。さらに、ディスクの構成情報をバックアップします。
アーカイブログファイルの状態表示
アーカイブログ運用をしている場合は、アーカイブログファイルの使用状況を把握し、強制切替えや、破棄またはバックアップのタイミングを調整してください。
アーカイブログ運用を行っていない場合は、手順4へ進んでください。
アーカイブログファイルの強制切替え
RDBディクショナリ、およびDSIをバックアップする前に、アーカイブログファイルの強制切替えを行ってください。
RDBディクショナリ、およびDSIの更新抑止の設定
アーカイブログ運用をしていない場合は、取得するデータの矛盾を防止するために、RDBディクショナリ、およびDSIの退避データの取得前に、rdbrtrコマンドで、更新抑止の設定をしてください。テーブルのDSIの取得方法は、後述します。
アーカイブログ運用をしている場合は、この手順は不要です。手順5へ進んでください。
テーブルのDSI(データベース)のバックアップ
irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで作成したすべてのテーブルのDSIを、rdbdmpコマンドでバックアップします。テーブルのDSIの取得方法は、後述します。インデックスのDSIをバックアップする必要はありません。
RDBディクショナリのバックアップ
RDBディクショナリ、およびRDBディレクトリファイルの異常に備えて、rdbdmpdicコマンドでバックアップします。
アーカイブログのバックアップ
アーカイブログをバックアップするアーカイブログ運用をしている場合、rdblogコマンドでアーカイブログをバックアップします。
アーカイブログ運用をしていない場合、この手順は不要です。手順8へ進んでください。
RDBディクショナリおよびDSIの更新抑止の解除
アーカイブログ運用をしていない場合、手順4で設定した更新抑止を、rdbrlsコマンドで解除してください。
データベースのバックアップの流れ、詳細は、Symfoware Serverオンラインマニュアルのナビゲーションから“バックアップ・リカバリ”を参照してください。
irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで作成したテーブルのDSIの取得方法を示します。
irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで作成したテーブルのテーブル名をrdbprtコマンドで取得します。
# rdbprt -d DSDB(*1) -m DEF -p - SCHEMA(DSADMIN(*2)) Ctrl+Z(*3) : No. 1 Schema name ...... DSADMIN Database name ...... DSDB Creator ...... DSADMIN Created date ...... Tue Mar 7 08:37:06 2006 : : : Table information(*4) No. Table name Type : : : 10 IREP_TBL PROCEDURE : : : |
*1) irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで指定したデータベース名
*2) irepgendbコマンド、またはirepcrttblコマンドで指定したスキーマ名
*3) Ctrl+Zは、Ctrlキーを押下しながら“Z”キーを押下します。EOF文字を意味します。この例では、Windows(R)の場合を示しています。Solaris、およびLinuxの場合には、EOF文字は、通常、Ctrl+Dに割り当てられています。
*4) テーブル情報は一例です。
DSIは、取得したテーブル名に固定の「_DSI」を付加します。以下にテーブルのDSIの形式を示します。
テーブル名_DSI (「_DSI」は固定) |
Oracleデータベースが管理しているリポジトリデータのバックアップについては、EXPORTコマンドなどを使用して行います。
バックアップ方法の詳細については、Oracleデータベースのマニュアルを参照してください。
■注意事項
Interstage管理コンソールで構築したInterstage証明書環境のSSLを使用している場合は、Interstage証明書環境資源をバックアップする必要があります。“4.1.2.21 Interstage証明書環境資源のバックアップ”を参照してInterstage証明書環境資源をバックアップしてください。SMEEコマンドで構築した証明書/鍵管理環境のSSLを使用している場合は、以下の資源をバックアップ用ディレクトリに退避してください。
スロット情報ディレクトリ(SSL環境定義ファイルのスロット情報ディレクトリ定義項目で指定したディレクトリ)
運用管理ディレクトリ(SSL環境定義ファイルの運用管理ディレクトリ定義項目で指定したディレクトリ)
irepbacksysコマンド実行前にリポジトリを停止してください。
irepadminコマンドで設定したRDBとの依存関係の設定は、バックアップの対象外です。
irepbacksysコマンド実行前にリポジトリを停止してください。リポジトリを停止せずにバックアップを実行した場合、バックアップ中に更新されたエントリがバックアップ対象とならない場合があります。確実に全エントリをバックアップ対象としたい場合は、リポジトリを停止してください。
運用上、リポジトリ停止することができない場合は、バックアップされた最新のファイルを利用して、「ireprestsys -f バックアップファイル -l」で、バックアップ情報を出力してください。
ireprestsys -f /backup/irep/rep001_back.tar.gz -l |
(*)リポジトリが使用するデータベースがRDBの場合にだけ出力されます。
出力された情報中にあるDate行の時刻を確認し、対象リポジトリのアクセスログ格納先にあるアクセスログを参照の上、その時刻以降のエントリ更新情報が存在しないことを確認してください。存在する場合は、再度バックアップを実行してください。アクセスログについては、“ディレクトリサービス運用ガイド”の“リポジトリの運用監視”を参照してください。
irepbacksysコマンド実行後に作成されるファイル名は、-fで指定したファイル名に拡張子(.tar.gz)が付加されます。
irepadminコマンドで設定した自動起動方法は、バックアップの対象外です。
Interstage証明書環境資源のバックアップ手順について説明します。
■バックアップ方法
バックアップ先パスがX:\Backup\scsの場合の操作例を以下に示します。
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、Interstage証明書環境資源をバックアップ用ディレクトリにコピーします。 |
バックアップ先パスが/backup/scsの場合の操作例を以下に示します。
1.バックアップ用ディレクトリを作成します。 2.cpコマンドを使用して、Interstage証明書環境資源をバックアップ用ディレクトリにコピーします。 |
■注意事項
Interstage証明書環境は、環境構築時に指定したグループからアクセス可能となっています。そのため、ユーザアカウントやグループ等のシステムの情報についてもバックアップするようにしてください。
処理前に停止したサービスを、Interstage管理コンソールまたはisstartコマンドで起動します。
Interstage管理コンソールやisstartコマンドで起動しないサービスについては、別途、起動する必要があります。