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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

19.9 ネットワーク性能監視の回線使用率のしきい値超えアラームが通知される

対象バージョンレベル

原因

“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”に記載されている計算式が誤っているため、リファレンスマニュアルを参照して回線使用率のしきい値を設定した場合、予期しないタイミングでアラームが通知されます。

対処方法

以下の計算式を参照し、回線使用率のしきい値を設定しなおしてください。

MIB情報の先頭に“Δ”が付いているのは、差分計算を行うことを表しています。

インタフェース種別がWANの場合は、全二重回線とみなし、回線容量(ifSpeed)を二倍にして算出します。

また、CSVファイルの値から計算するには、ネットワーク性能監視のポリシーに設定した[性能情報収集間隔]を考慮する必要があります。回線使用率の計算式は、以下のようになります。

MIB名                 CSVファイル
--------------------------------------------------
ifInOctets   →     No.of inbound octets
ifOutOctets  →     No.of outbound octets
ifSpeed      →     実際にifSpeed MIBを取得します。

インタフェース種別がWANの場合は、全二重回線とみなし、回線容量(ifSpeed)を二倍にして算出します。