対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
対処1
エラーメッセージ
Error :(054): Failed to communication process. Destination host=ホスト名 MpTrfAgt: エラー: 325:システム関数で異常が発生しました。発生関数名=FtfFtpMain 使用関数名=PutFile 原因コード=12003 |
原因
エラーコード054:FTPでのエラー(転送先ディレクトリ/ファイルにアクセスできない、運用管理サーバ上でFTPサーバが動作していないなど)となった場合に発生します。
原因コード=553:転送先ディレクトリ/ファイルにアクセスできない場合に発生します。
原因コード=12003:運用管理サーバのFTPの仮想ディレクトリ設定において、エイリアス名を“MpTrfMgr”として設定していない、または、仮想ディレクトリに設定しているパスのディレクトリが存在しないことが考えられます。
原因コード=12029:運用管理サーバにFTP接続できない場合に出力します。
原因コード=12014/331:FTPユーザアカウント、パスワードの誤りが考えられます。
原因コード=other error:FTPの環境設定に問題がある場合に出力します。
対処方法
転送先ディレクトリ/ファイルにアクセスできない。
以下のディレクトリに対して、アクセスするアカウントに応じて読み取り、および、書き込み権を設定します。アクセスするアカウントは、性能情報出力の[FTPユーザアカウント設定]ダイアログボックスで指定します。
Windows版の場合
Systemwalkerインストールディレクトリ¥MPWALKER.DM¥MpTrfMgr |
Solaris版、Linux版の場合
/opt/FJSVspmmg/tmp/tmp |
FTPサービスが停止している。
FTPサービスを起動してください。
FTPユーザアカウント、パスワードに誤りがある。
FTPサービスに指定したユーザアカウントとパスワードで接続できることを確認してください。
正しいFTPユーザアカウント、パスワードを性能情報出力の[FTPユーザアカウント設定]ダイアログボックスで指定してください。
FTPの環境設定に問題がある。
FTPサービスを使用できる状態にしてください。
対処2
エラーメッセージ
Error: (047): Failed to communication process. |
Warning: (053): There was no target information. |
Error: (054): Failed to communication process. |
MpTrfAgt: ERROR: 209:送信先機能Unknownが見つかりませんでした。 |
MpTrfAgt: ERROR: 325:システム関数で異常が発生しました。発生関数名=FtfCopyFile 使用関数名=CopyFile |
原因
エラーコード047は、ログ蓄積ファイルを転送するのに時間がかかりタイムアウトした場合に発生します。エラーコード054は、ログ蓄積ファイル切替え前のファイルに格納された情報を出力しようとするとした場合に発生します。
または、性能情報出力の対象範囲に指定する日付の指定が誤っている場合に発生します。
対処方法
収集が完了し切り替わったログ蓄積ファイルを出力する運用にしてください。 (ログ蓄積ファイル切替え日以降に実施)
また、ログ蓄積ファイル切替え単位が「月」の場合は、大きなファイルを処理することになりますので、「日」切替えへの変更を検討してください。
切り替え日を過ぎている場合は、性能情報出力の対象範囲に指定する日付に、ログ蓄積ファイルの作成された日付(切替え日)を指定して出力してください。なお、性能監視の運用を開始した月は、ポリシー設定・配付した日が作成日となります。
対処3
エラーメッセージ
Error :(055): Faild to Access acmulated log cumulative fail. |
原因
エラーコード055は、ログ蓄積ファイルの展開先のドライブに一時ファイルを作成するために必要な十分な領域が無かった場合に発生します。圧縮されたログ蓄積ファイルを展開する場合に約12倍以上の空き領域が必要となります。
ログ蓄積ファイルの容量が 2GB を超えており、ファイル操作に用いているAPIが 2GB を超えるファイル操作を行えないためです。
対処方法
環境変数「TMP」に設定されているディレクトリを展開先として使用しますので、コマンドを実行する前に一時的に環境変数「TMP」を十分な空き領域があるドライブに変更してください。
以下に例を示します。
set TMP=D:¥
F3crTrfBcsv -t TRF -d 0331 D:¥file.csv
ここで設定した環境変数は、コマンドを実行したコマンドプロンプト内でのみ有効となります。他の機能では影響ありません。
ログ蓄積ファイルの作成方法を変更します。
以下の手順で[性能監視-全体詳細設定(ネットワーク性能)]画面を開きます。
【V13.2.0以前およびV13.3.0(監視ポリシーの管理形式が互換モード)の場合】
Systemwalkerコンソールより以下のメニューを開きます。
[ポリシー] - [ポリシーの定義] - [ネットワークの性能] - [全体]
[性能監視機能]のコンボボックスを「ON」にし、[監視対象]欄から監視対象の種別を選択します。既に設定済みの場合は再設定する必要はありません。
[詳細設定]ボタンをクリックします。
【V13.3.0(監視ポリシーの管理形式が通常モード)の場合】
Systemwalkerコンソールより以下のメニューを開きます。
[ポリシー] - [監視] - [ネットワークの性能(全体)]
[動作環境]タブを表示します。
ログ蓄積ファイル切替え単位を確認します。
切替え単位が「月」の場合「日」に変更します。
[OK]ボタンをクリックします。
[更新]ボタンをクリックします。
設定した情報を各サーバへ配付します。
対処4
エラーメッセージ
Error :(060): Failed to make csvfile. |
原因
エラーコード060は、カレントディレクトリに一時ファイルを作成しますが、カレントディレクトリにファイルの書き込み権が無かった場合に発生します。
対処方法
以下のいずれかの方法で対処を実施してください。
カレントディレクトリに書き込み権を付加する。
カレントを書き込み権のあるディレクトリに移動し、パスを指定してコマンドを実行する。
カレントディレクトリに「Log」ディレクトリが存在する場合は、カレントを書き込み権のある別ディレクトリに移動するか、「Log」ディレクトリを移動する。
対処5
エラーメッセージ
警告: 通常、大きな並べ替えのリダイレクト入力の使用は並べ替えられる入力ファイルを直接指定するよりも遅くなります。 |
対処方法
出力されたメッセージはOSのものです。F3crTrfBcsvコマンドは正常に終了しており、対処の必要はありません。
対処6
エラーメッセージ
Error :(040): Failed to make execution environment. - FfuGetNode |
原因
運用管理サーバのSystemwalker Centric Managerが停止している、またはオプション「-h」で指定したホストが運用管理サーバ/部門管理サーバでない場合に、上記のメッセージが出力されます。
対処方法
Systemwalker Centric Managerが正しく起動していることを確認してください。
正しく起動している場合は、オプション「-h」には運用管理サーバ、または部門管理サーバを指定してください。
停止している場合は、Systemwalker Centric Managerを再起動してください。