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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

18.3 処理待ち件数が多い(ネットワーク管理)

対象バージョンレベル

対処1

原因

以下の機能の設定に、原因があると考えられます。

確認方法

上記項目に対して、大量発生しているメッセージが[Systemwalkerコンソール]の監視イベント一覧や、監視メッセージ一覧に表示されている場合は、その原因機能を以下の情報で切り分けます。

監視メッセージ/監視イベントの監視イベント種別やメッセージテキスト内の文字列を参照します。

機能名

監視イベント種別

メッセージテキスト内の“enterprise:”に続く文字列

メッセージテキストに含まれるメッセージ

ネットワーク管理

(ノード状態の監視、稼働状態の監視)

ネットワーク

application.19.3

ノードとの通信が不可、またはノードとの通信が可能

ネットワーク管理

(MIB監視)

ネットワーク

application.19.3

MIB監視事象が発生

イベント監視

ネットワーク

aplAosf

  

性能監視

性能監視

aplNetMpTrf

  

SNMPエージェント

ネットワーク

上記以外(監視機器のメーカ固有情報)

  

原因機能の特定後、メッセージ発生の原因(機器、監視システムの異常事象)に対する以下の対処を行ってください。

対処2:ネットワーク管理(ノード状態の監視、稼働状態の監視、MIB監視)の異常

原因

ネットワーク管理の異常が発生した場合は、以下の原因が考えられます。

対処方法

対処3:イベント監視の異常

原因

トラップ発生元ノードのイベント監視の条件定義により、SNMPトラップアクションが定義され、イベントが大量に発生している可能性があります。

対処方法

イベント監視の条件定義を見直し、SNMPトラップが大量に発生しないように定義を修正してください。

一時的にSNMPトラップアクションを停止する場合は、mpaosment(自動アクションの実行抑止コマンド)により、トラップアクションが実行されないようにしてください。

対処4:性能監視の異常

原因

以下に示す2つの条件を満たした場合(ネットワーク性能のポリシーの設定の問題)に、一時的に大量に基準値監視トラップが発生する可能性があります。

対処方法

対処5:SNMPエージェントの異常

確認ポイント

SNMPトラップの送信元のノードを特定し、出力されているイベントのメッセージテキストを参照し、送信しているSNMPトラップの種別を確認してください。

ポイント

上記の種別以外の場合は、SNMPエージェント自体の問題である可能性が高いため、SNMPエージェントの開発元に問い合わせてください。

対処方法