エラーメッセージ
Windows版の場合
MpOpagt: 警告: 47: 上位ノード (ホスト名=XXXX) への送信メッセージを破棄しました (データ数=XXXX) |
UNIX版の場合
opagtd: 警告: 47: 上位ノード (ホスト名=XXXX) への送信メッセージを破棄しました (データ数=XXXX) |
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:10.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Systemwalker Event Agent
Windows版:V10.0L20以降
Solaris版:10.1以降
Linux版:V11.0L10以降
対処1
確認ポイント
メッセージが送信されたとき、上位ノードのSystemwalker Centric Managerは起動していましたか。
原因
上位ノードのSystemwalker Centric Managerが停止しているため、メッセージが送信できず、発生したメッセージ数が通信環境定義で指定したメッセージの保存数を超えたことが原因です。
対処方法
破棄されたメッセージを被監視システムのメッセージログを参照して確認します。また、可能なら、[通信環境定義] ダイアログボックスの[保存データ数]で指定した未送信データ保存数を増やします。
[保存データ数]の設定については、[通信環境定義]についてのオンラインヘルプを参照してください。
対処2
確認ポイント
ネットワーク構成は正しいですか。
上位ノードに、pingが通りますか
原因
ネットワーク障害によりメッセージが送信できず、発生したメッセージ数が通信環境定義で指定したメッセージの保存数を超えたことが原因です。
対処方法
pingが通らない場合、ネットワーク構成を見直してください。
破棄されたメッセージを被監視システムのメッセージログを参照し、確認します。また、[通信環境定義]ダイアログボックスの[保存データ数]で指定した未送信データ保存数を増やします。
[保存データ数]の設定については、[通信環境定義]についてのオンラインヘルプを参照してください。
対処3
確認ポイント
システム上で、大量のメッセージが発生していませんか、または、下位サーバから大量のメッセージを受信(下位サーバで大量のメッセージが発生)していませんか。
原因
イベント監視の条件定義により“上位送信”に該当するメッセージが、上位送信処理を上回る頻度で大量に発生し、通信環境定義で指定したメッセージの保存数を超えたことが原因です。
※上位サーバの負荷が高く、下位サーバからのメッセージ受信処理が低下している状況で、大量のメッセージが発生している場合も含みます。
対処方法
“[Systemwalkerコンソール]での表示、操作に時間がかかる(遅延している)、各サーバでCPU使用率が高くなっている”を参照し、対処してください。
対処4
確認ポイント
[通信環境定義]-[自ホスト名]の設定で決まるホスト名が、上位ノードのホスト名と同じ名前になっていませんか。
原因
[通信環境定義]-[自ホスト名]の設定で決まるホスト名が上位ノードのホスト名と同じ名前になっている場合、上位ノード側では被監視システムと正常に通信ができません。そのため、被監視システム側では送信待ちのメッセージが溜まり続け、「エラーメッセージ」に示したメッセージが連続して出力されることがあります。
対処方法
自ホスト名の定義がネットワーク全体で一意となるように、[通信環境定義]-[自ホスト名]を設定してください。
備考
自ホスト名が具体的にどのような名前になるか分からない場合、opamsgrevコマンド(メッセージ検索コマンド)を実行し、自システムで発生したメッセージに付加されているホスト名を確認してください。