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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

9.6.12 上位ノードへのメッセージが破棄される

エラーメッセージ

対象バージョンレベル

対処1

確認ポイント

メッセージが送信されたとき、上位ノードのSystemwalker Centric Managerは起動していましたか。

原因

上位ノードのSystemwalker Centric Managerが停止しているため、メッセージが送信できず、発生したメッセージ数が通信環境定義で指定したメッセージの保存数を超えたことが原因です。

対処方法

破棄されたメッセージを被監視システムのメッセージログを参照して確認します。また、可能なら、[通信環境定義] ダイアログボックスの[保存データ数]で指定した未送信データ保存数を増やします。

[保存データ数]の設定については、[通信環境定義]についてのオンラインヘルプを参照してください。

対処2

確認ポイント

原因

ネットワーク障害によりメッセージが送信できず、発生したメッセージ数が通信環境定義で指定したメッセージの保存数を超えたことが原因です。

対処方法

pingが通らない場合、ネットワーク構成を見直してください。

破棄されたメッセージを被監視システムのメッセージログを参照し、確認します。また、[通信環境定義]ダイアログボックスの[保存データ数]で指定した未送信データ保存数を増やします。

[保存データ数]の設定については、[通信環境定義]についてのオンラインヘルプを参照してください。

対処3

確認ポイント

システム上で、大量のメッセージが発生していませんか、または、下位サーバから大量のメッセージを受信(下位サーバで大量のメッセージが発生)していませんか。

原因

イベント監視の条件定義により“上位送信”に該当するメッセージが、上位送信処理を上回る頻度で大量に発生し、通信環境定義で指定したメッセージの保存数を超えたことが原因です。

※上位サーバの負荷が高く、下位サーバからのメッセージ受信処理が低下している状況で、大量のメッセージが発生している場合も含みます。

対処方法

[Systemwalkerコンソール]での表示、操作に時間がかかる(遅延している)、各サーバでCPU使用率が高くなっている”を参照し、対処してください。

対処4

確認ポイント

[通信環境定義]-[自ホスト名]の設定で決まるホスト名が、上位ノードのホスト名と同じ名前になっていませんか。

原因

[通信環境定義]-[自ホスト名]の設定で決まるホスト名が上位ノードのホスト名と同じ名前になっている場合、上位ノード側では被監視システムと正常に通信ができません。そのため、被監視システム側では送信待ちのメッセージが溜まり続け、「エラーメッセージ」に示したメッセージが連続して出力されることがあります。

対処方法

自ホスト名の定義がネットワーク全体で一意となるように、[通信環境定義]-[自ホスト名]を設定してください。

備考

自ホスト名が具体的にどのような名前になるか分からない場合、opamsgrevコマンド(メッセージ検索コマンド)を実行し、自システムで発生したメッセージに付加されているホスト名を確認してください。