対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:10.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Systemwalker Event Agent
Windows版:V10.0L20以降
Solaris版:10.1以降
Linux版:V11.0L10以降
対処1
確認ポイント
アプリケーションの実行権限はありますか。
原因
Windows版の場合は、システムアカウントで、UNIX版の場合は、root権限で実行します。
対処方法
アプリケーションには、実行権限で実行できるものを指定してください。
対処2
確認ポイント
パスの設定は正しいですか。
対処方法
[起動ファイル]にアプリケーションをフルパスで指定している場合、そのパスが存在するか確認してください。
[起動ファイル]にアプリケーションをフルパスで指定していない場合、そのアプリケーションが存在するパスが、システム環境変数のPATH変数に設定されているか確認してください。
システム環境変数の確認については、システムの環境に合わせて確認してください。以下は参考情報です。(ただし、以下の確認コマンドはユーザ環境で実行されるため、ユーザ環境変数が追加された値となります。)
UNIXの場合:rootでloginして、envコマンドで、PATH変数を確認するか、setコマンドでpath変数を確認する
Windowsの場合:path コマンドで確認する
指定しているパスに、誤字がないか確認してください。(大文字/小文字/全角/半角など)
Windows版で、起動ファイル名の拡張子(.EXEなど)を省略して記述した場合、ファイル名に“.EXE”を追加したプログラムが起動されます。起動したいアプリケーションの拡張子が“.EXE”以外の場合は、拡張子を省略しないで記述してください。
対処3
確認ポイント
アプリケーションは、実行可能形式ですか。
対処方法
UNIX版の場合、アプリケーションファイルに実行権が与えられていることを確認してください。
UNIX版のシェルスクリプトファイルを指定している場合は、シェルスクリプトファイルの1行目に、使用するシェル名が記述されているか確認してください。
Windows版のバッチファイル(.bat)を起動する場合は、以下のように定義してください。
起動ファイル :cmd.exe
パラメタ :/C バッチファイル名(*.bat) パラメタ
実行時のディレクトリ:任意のディレクトリ
UNIX版のシェルスクリプトを起動する場合は、以下のように定義してください。
起動ファイル :/bin/sh
パラメタ :シェルスクリプト名 パラメタ
実行時のディレクトリ:任意のディレクトリ
起動ファイルと、パラメタに指定したシェルスクリプト名の1行目に記述した使用するシェル名の種類を一致させてください。
対処4
確認ポイント
アプリケーションの実行環境は指定されていますか。
原因
アプリケーションは、起動ユーザや環境変数など、Systemwalkerと同じ動作環境で起動されます。
対処方法
起動するアプリケーションが特殊な環境変数(ライブラリのパスなど)を必要とする場合、対象となるアプリケーションを起動するバッチファイルまたはシェルスクリプトを作成し、このプログラム内で必要な環境変数を設定してください。
対処5
確認ポイント
以下のメッセージが出力されていないか確認してください。
[Windows版場合]
MpAosfB: エラー: 1020: プロセスの生成に失敗しました。発生元プロセス名:f3crhesw |
[UNIX版の場合]
MpAosfB: エラー: 7011: システム関数でエラーが発生しました。 |
対処方法
対処6
確認ポイント
起動するアプリケーションで、標準出力や、標準エラー出力にメッセージを出力していませんか。
対処方法
標準出力や標準エラー出力にメッセージを出力するアプリケーションの場合は、バッチファイルやシェルにて、アプリケーションの出力を別ファイルにリダイレクションするように記述し、そのバッチファイル、または、シェルを、アクション定義のアプリケーション起動のアプリケーション名に設定してください。