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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

7.25 「依頼先ノードのアプリケーション管理機能と接続されていない」と出力され、アプリケーション管理の操作ができない

業務サーバ、または部門管理サーバへのアプリケーション管理の操作ができない。あるいは、業務サーバ、または部門管理サーバからアプリケーションの違反イベントが通知されてこない。

エラーメッセージ

依頼先ノードでアプリケーション管理機能が起動されていません。または、依頼先ノードのアプリケーション管理機能と接続されていません。依頼先ノードのアプリケーション管理機能が起動されている場合はしばらく待ってから再操作してください。
頻繁に起きる場合は依頼先ノードのメッセージ送信先システムが正しく設定されていることを確認してください。

対象バージョンレベル

原因

業務サーバ、または部門管理サーバと運用管理サーバのアプリケーション管理が通信できない状態であるためです。

対処1

確認ポイント

業務サーバ、または部門管理サーバの[システム監視設定]-[通信環境定義]の[メッセージ送信先システム]に設定された上位サーバのホスト名、または、IPアドレスの設定が誤っていませんか。

対処

業務サーバ、または部門管理サーバの[メッセージ送信先システム]に指定しているホスト名、または、IPアドレスにメッセージを送信する上位サーバのホスト名、または、IPアドレスを指定してください。

対処2

確認ポイント

複数のIPアドレスを持っている環境で、上位サーバと接続可能な自ホストのIPアドレスを限定していますか。

対処方法

以下の操作により、メッセージ送信先と通信可能なIPアドレスまたはホスト名を登録してください。

対処3

確認ポイント

Systemwalkerコンソールの画面上に同一ノードで2つのアイコンが存在していませんか。

原因

ノードが複数のIPアドレスを持っており、それぞれのIPアドレスごとにノードアイコンが作成されている可能性があります。

対処方法

同一ノードで複数のアイコンが存在している場合は、1つに統一する必要があります。

以下の手順で複数ノードを1つに統一し、ノードのプロパティに被監視サーバのインタフェース(複数のIPアドレス)をすべて登録してください。

  1. ノードのプロパティを起動します。

    1. Systemwalkerコンソール[編集]ウィンドウで[ツリー選択]ボックスから[ノード一覧]を選択します。

    2. ノード一覧ツリーでサブネットを選択し、対象ノードを選択します。

    3. [オブジェクト]メニューから[プロパティ]を選択し、[インタフェース]タブを選択します。

  2. ノードのプロパティのインタフェースに被監視サーバのインタフェース(複数のIPアドレス)をすべて登録します。

  3. 接続可能なIPアドレスを代表IPアドレスに設定します。

  4. 上記手順でインタフェースすべてを登録したノード以外の同一ノードを削除し、複数ある同一ノードを1つにします。

    削除できない場合はホスト名、および、IPアドレスを影響のないものに変更します。

  5. Systemwalkerアプリケーション管理のデーモン(サービス)を再起動します。

    • UNIXの場合

      1. 以下のコマンドでアプリケーション管理のデーモンを起動します。

        /opt/FJSVsapag/opt/FJSVsapag.sh stop

      2. 1分間ぐらい待ってから以下のコマンドを実行します。

        /opt/FJSVsapag/opt/FJSVsapag.sh start

    • Windowsの場合

      1. 以下のサービスを再起動(停止してから起動)します。

        Systemwalker Mpapagt

対処4

確認ポイント

運用管理サーバと被監視サーバの間にファイアウォールが入っているなどの原因により、ポート番号2425/tcp(fujitsuappmgr)による通信が遮断されていませんか。

原因

ポート番号2425/tcp(fujitsuappmgr)による通信ができない場合、アプリケーション管理機能は使用できません。

対処方法

運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバ、およびファイアウォールについて、双方向でポート番号2425/tcp(fujitsuappmgr)を開放してください。