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第10章 COBOL/CORBAリモート開発機能 | > 10.5 リモートデバッグ |
リモートデバッガを使用し、アタッチ形式のリモートデバッグを行うことができます。
アタッチ形式のデバッグ開始を指示するための環境変数をサーバ側で設定し、COBOLアプリケーションを実行することによりリモートデバッガが起動され、リモートデバッグを開始します。
アタッチ形式のリモートデバッグを行う場合、サーバ側からのリモートデバッガ起動に関する指示を監視するリモートデバッガコネクタがデバッガ起動時にローカルPC上で自動的に起動されます。
ローカルPC側リモートデバッガコネクタが起動されると、タスクトレイにアイコンが表示されます。リモートデバッガコネクタはデバッガ終了時に自動終了しないため、リモートデバッグを終了した場合は、リモートデバッガコネクタも終了させる必要があります。リモートデバッガコネクタを終了させるには、アイコンのコンテキストメニューから[終了]を選択してください。
ローカルPC側リモートデバッガコネクタに関するその他の詳細については、"NetCOBOL 使用手引書"を参照してください。
以下にリモートデバッガを起動する手順を示します。
複数のディレクトリを指定する場合には次のように指定します。
- サーバがSolaris、Linuxの場合は":"(コロン)で区切って指定します。
- サーバがWindowsの場合は";"(セミコロン)で区切って指定します。
サーバがSolarisまたはLinuxであり、かつ、デバッグ対象のCOBOLアプリケーションが使用するダイナミックリンクライブラリが実行ファイルと異なるディレクトリに格納されている場合は、ダイナミックリンクライブラリのデバッグ情報ファイル(.svd)を実行ファイルの格納されているディレクトリにコピーしてからデバッグを開始してください。
依存ビューまたは構造ビューでプロジェクトを選択し、メニューバーから[実行] > [デバッグ] > [リモートCOBOLアプリケーション]を選択することにより、デフォルトの設定でデバッガを起動することができます。
リモートデバッガに起動を通知するために必要となる環境変数の設定、およびデバッグ対象のアプリケーションの実行をサーバ側で行います。
設定する環境変数は以下のとおりです。"接続先"にはローカルPCのIPアドレスまたはホスト名および必要に応じてポート番号を指定します。
"追加パスリスト"には、起動するアプリケーションが動作し始めたときのカレントディレクトリと、起動するアプリケーションの格納ディレクトリは記述する必要はありません。以下の順序で、デバッグ情報のファイルが検索され、デバッグに利用されます。
環境変数の設定方法に関する詳細は、"NetCOBOL 使用手引書"を参照してください。
サーバ |
環境変数 |
---|---|
Windows(Itanium) |
@CBR_ATTACH_TOOL=接続先/APD |
Solaris |
CBR_ATTACH_TOOL=接続先/APD |
Linux |
アタッチデバッグを実行したあとで、サーバ側アプリケーションからの接続待ち状態を解除する場合は、ウィンドウ右下のをクリックし、表示された[進行状況]ビューでをクリックしてください。
[リモートCOBOLアプリケーション]起動構成では、ローカルPC上でビルドしたCOBOLアプリケーションをアタッチデバッグすることもできます。
ローカルPC上でアタッチデバッグする場合には、デバッガにアプリケーションの起動を通知するために以下の環境変数をローカルPCに設定します。
ローカルPC |
環境変数 |
---|---|
Windows |
@CBR_ATTACH_TOOL=localhost/APD |
以下にローカルPC上でアタッチデバッグする手順を示します。
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