Interstage Studio ユーザーズガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第10章 COBOL/CORBAリモート開発機能 > 10.2 リモート開発のための環境設定 > 10.2.4 ローカルPC側の環境設定

10.2.4.3 Windows XP SP2適用時の設定

Windows XP SP2でセキュリティ強化のために追加された"Windowsファイアウォール"が有効となっている場合、リモート開発の機能が使用できなくなります。
この問題を回避するためには、次の表に示すプログラムを"Windowsファイアウォール"によるチェックの対象外とするように設定を変更します。

プログラム名

格納フォルダ

備考

COBRDC32.exe

NetCOBOLインストールフォルダ

リモートデバッガコネクタ

+回避方法

以下の手順で、COBRDC32.exeを例外として登録します。
なお、この機能を使用しない場合は、対応するプログラムを登録する必要はありません。

  1. [Windowsファイアウォール]設定画面の[例外]タブにおいて、[プログラムの追加]を選択します。
  2. [プログラムの追加]ダイアログボックスの[参照]から、NetCOBOL製品のインストールフォルダに存在する"COBRDC32.exe"を選択し、[OK]をクリックして項目を追加します。

+スコープの変更について

上記の方法で、必要なプログラムを"Windowsファイアウォール"によるチェックの対象外として登録した場合、そのプログラムに対するスコープを変更することによって、セキュリティを強化することが可能です。スコープの変更は、次の手順で行います。

  1. [Windowsファイアウォール]設定画面の[例外]タブに登録されているプログラムから、スコープを変更するプログラムを選択し、[編集]をクリックします。
  2. [プログラムの編集]ダイアログボックスが表示されるので、[スコープの変更]をクリックします。
  3. [スコープの変更]ダイアログボックスで、[ユーザのネットワーク(サブネットのみ)]を選択、または、[カスタムの一覧]を選択します。
  4. [カスタムの一覧]を選択した場合、対象コンピュータのIPアドレスを設定し、[OK]をクリックします。

+Linuxサーバの場合

Linuxサーバとの連携で、"Windowsファイアウォール"が有効となっており、かつ、サーバ側のNetCOBOLリモート開発サービスではなくftpd/rexecサービスを使用する場合、Linuxサーバとの連携で処理時間が極端に遅くなる場合があります。

この現象を回避するには、以下の手順で113番ポートを例外として登録します。

  1. [Windowsファイアウォール]設定画面の[例外]タブにおいて、[ポートの追加]をクリックします。[ポートの追加]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [ポートの追加]ダイアログボックスで以下の値を設定します。
  3. 接続を受け付けるサーバを固定したい場合は、[スコープの変更]をクリックして[スコープの変更]ダイアログボックスを表示し、必要な設定を行います。

目次 索引 前ページ次ページ

Copyright 2007-2009 FUJITSU LIMITED