Interstage Studio ユーザーズガイド
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第10章 COBOL/CORBAリモート開発機能 > 10.2 リモート開発のための環境設定 > 10.2.4 ローカルPC側の環境設定

10.2.4.1 サーバ情報

各開発者が使用するワークベンチでサーバと連携するための情報を設定する必要があります。

ここで設定した情報は、ワークスペース間で情報が共有されます。

+サーバ情報の設定

以下の手順で[サーバ情報の新規作成]ダイアログボックスを表示し、サーバ情報を設定します。

  1. メニューバーから[ウィンドウ] > [設定]を選択します。[設定]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [設定]ダイアログボックスの左のペインで[COBOL] > [リモート開発]を選択します。[リモート開発]ページが表示されます。
  3. [リモート開発]ページで[サーバ情報の新規作成]をクリックします。[サーバ情報の新規作成]ダイアログボックスが表示されます。

項目

説明

サーバ名

[設定]ダイアログボックスの[リモート開発]ページの[サーバ名]に表示する任意の名前を指定します。
COBOLプロジェクトまたはCORBAサーバプロジェクトがどのサーバをターゲットとするかを指定するときに、ここで指定したサーバ名が利用されます。
定義済のサーバ名を指定することはできません。

サーバのOS

サーバのOSを選択します。

サーバのアドレス

ネットワーク上のサーバを識別するための名前(FQDN: Fully Qualified Domain Name)、または、IPアドレスを指定します。

常に以下のユーザ名とパスワードを使用する

サーバへ接続するときに、このダイアログボックスで指定したユーザ名とパスワードを使用するか否かを指定します。
選択すると、このダイアログボックスで指定したユーザ名とパスワードを使用します。
選択しないと、ワークベンチ起動後の最初のサーバへの接続時にユーザ名とパスワードを指定するダイアログボックスが表示されます。
デフォルトではチェックされていません。

 

ユーザ名

サーバで使用するアカウントのユーザ名を指定します。
[常に以下のユーザ名とパスワードを使用する]が選択されている場合は、省略できません。

パスワード

ユーザ名に付与されたパスワードを指定します。
[常に以下のユーザ名とパスワードを使用する]が選択されている場合は、省略できません。

コード変換

サーバとのファイル送受信時におけるコード変換の情報です。
コード変換処理は、通常はシステムの提供するコード変換の機能を使用して行われます。しかし、ADJUST(Windowsだけ)またはInterstage Charset Managerが導入されている場合は、これらの製品を使用してコード変換が行われます。

 

サーバのコード系

サーバの日本語文字のコード系を選択します。

サーバでコード変換する

テキストファイルの送受信をする場合、サーバまたはローカルPCのどちらでコード変換するかを指定します。
初期値では"サーバでコード変換する"が選択されています。
[サーバのOS]で"Windows(Itanium)"を選択している場合は無効となります。

ローカルでコード変換する

UNIX系サーバの情報

[サーバのOS]でSolaris、Linux(x86)またはLinux(Itanium)を選択したときに指定する情報です。

 

サーバ側NetCOBOLのバージョンがV10以前

サーバ側NetCOBOLの製品バージョンがV10以前の場合に選択します。
選択するとリモート開発のサーバ側のサービスとしてftpd/rexecサービスを使用します。

ファイル転送(FTP)にPASVモードを使用する

選択するとPASVモードでファイル転送されます。
ファイアウォールの外側にあるFTPサーバとファイル転送をするときに、サーバへ接続ができない場合があります。このような場合に、選択します。
デフォルトでは選択されていません。
サーバ側のftpd/rexecサービスを使用するリモート開発の場合に有効となります。

サーバのNetCOBOLリモート開発サービス

サーバ側のNetCOBOLリモート開発サービスの情報です。

 

ポート番号

NetCOBOLリモート開発サービスのTCP/IPのポート番号を指定します。
サーバ側でNetCOBOLリモート開発サービスのポート番号を変更した場合に、変更した値に合わせてください。
初期値では"61999"です。
サーバ側のNetCOBOLリモート開発サービスを使用するリモート開発の場合に有効となります。

接続確認

ボタンをクリックすると、現在の設定値でサーバに接続し、その結果を[確認]ダイアログボックスに表示します。

++サーバへの接続確認

サーバ情報の[サーバ情報の新規作成]ダイアログボックスまたは [サーバ情報の変更]ダイアログボックスで[接続確認]をクリックすると、ダイアログボックスの設定値でサーバへ接続し、その結果が[確認]ダイアログボックスに表示されます。

接続に成功した場合は、サーバの環境変数の設定情報が表示されます。

接続に失敗した場合は、エラー情報が表示されます。

++サーバ接続時のユーザ名とパスワード入力

サーバ情報の[サーバ情報の新規作成]ダイアログボックスまたは [サーバ情報の変更]ダイアログボックスで[常に以下のユーザ名とパスワードを使用する]を選択していない場合、ワークベンチを起動後の最初のサーバへの接続で、ユーザ名とパスワードを指定するダイアログボックスが表示されます。以降のサーバへの接続はこのユーザ名とパスワードを使用します。

+サーバ情報の変更

以下の手順で[サーバ情報の変更]ダイアログボックスを表示し、サーバ情報を変更します。

  1. メニューバーから[ウィンドウ] > [設定]を選択します。[設定]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [設定]ダイアログボックスの左のペインで[COBOL] > [リモート開発]を選択します。[リモート開発]ページが表示されます。
  3. [リモート開発]ページの[サーバ名]からサーバ情報を変更するサーバ名を選択し、[サーバ情報の変更]をクリックします。[サーバ情報の変更]ダイアログボックスが表示されます。

+サーバ情報の削除

以下の手順でサーバ情報を削除します。

  1. メニューバーから[ウィンドウ] > [設定]を選択します。[設定]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [設定]ダイアログボックスの左のペインで[COBOL] > [リモート開発]を選択します。[リモート開発]ページが表示されます。
  3. [リモート開発]ページの[サーバ名]からサーバ情報を削除するサーバ名を選択し、[削除]をクリックするとサーバ情報が削除されます。

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