Interstage Studio ユーザーズガイド
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第10章 COBOL/CORBAリモート開発機能 > 10.2 リモート開発のための環境設定 > 10.2.1 サーバへのNetCOBOLリモート開発サービスの導入と起動

10.2.1.3 Windowsサーバの場合

Windowsサーバの場合、次のサービスの導入と起動が必要です。

NetCOBOLリモート開発サービスは、サーバ上にNetCOBOL 開発・運用パッケージをインストールすると自動的にインストールされます。ただし、セキュリティ上の配慮から、デフォルトではサービスが自動的に起動しないように設定されています。

++NetCOBOLリモート開発サービスを起動または停止させる

NetCOBOLリモート開発サービスを起動または停止するには、以下の手順を行ってください。

  1. NetCOBOLリモート開発サービスを実行しているWindowsに管理者アカウントでログオンし、[スタート] > [管理ツール] > [サービス]を選択します。
  2. サービスの一覧から[NetCOBOL Remote Development Services]を選択します。
  3. サービスを開始する場合は、[操作] > [すべてのタスク] > [開始]を選択します。サービスを停止する場合は、[操作] > [すべてのタスク] > [停止]を選択します。

Windowsファイアウォールが有効になっている場合、NetCOBOLリモート開発サービスを起動しても、ローカルPCからの通信がブロックされ、NetCOBOLリモート開発サービスに届きません。この場合は、[コントロールパネル]の[Windowsファイアウォール]アプレットを使用して、NetCOBOLリモート開発サービスの通信を通すように設定してください。NetCOBOLリモート開発サービスはデフォルトではTCPの61999番ポートを使用します。また、Windowsファイアウォールの設定を変更した場合は、開発期間が終了したあとに設定を元に戻してください。

++NetCOBOLリモート開発サービスを自動起動するように設定する

サーバ上のWindowsの起動時に、NetCOBOLリモート開発サービスが自動的に起動するように設定することもできます。そのように設定する場合は、以下の手順を行ってください。

  1. NetCOBOLリモート開発サービスを実行しているWindowsに管理者アカウントでログオンし、[スタート] > [管理ツール] > [サービス]を選択します。
  2. サービスの一覧から[NetCOBOL Remote Development Services]を選択し、[操作] > [プロパティ]を選択します。
  3. [NetCOBOL Remote Development Servicesのプロパティ]ダイアログボックスの[全般]タブの[スタートアップの種類]を[自動]に変更します。

一般的に、サーバ上で不要なサービスを実行するのはセキュリティ上好ましくありません。NetCOBOLリモート開発サービスを自動起動するように設定した場合は、開発期間が終了したあとに、サービスが自動起動しないように[スタートアップの種類]を[手動]に戻してください。

++NetCOBOLリモート開発サービスの使用するポートを変更する

NetCOBOLリモート開発サービスはデフォルトでTCPの61999番ポートを使用します。ポート番号を変更する場合は、以下の手順を行ってください。

  1. NetCOBOLリモート開発サービスを実行しているWindowsに管理者アカウントでログオンし、[スタート] > [管理ツール] > [サービス]を選択します。
  2. サービスの一覧から[NetCOBOL Remote Development Services]を選択し、[操作] > [プロパティ]を選択します。
  3. [NetCOBOL Remote Development Servicesのプロパティ]ダイアログボックスの[全般]タブの[開始パラメータ]に「/port:<ポート番号>」と記入します。例えば、1234番ポートを指定する場合は、「/port:1234」と記述します。[開始パラメータ]はサービスが実行中である場合は変更できません。サービスが実行中である場合は一度サービスを停止させてください。

ポートを変更する場合は他のネットワークプログラムが使用していないポート番号を選択してください。

Windowsサーバのリモート開発の場合、WindowsサーバにWindowsアプリケーションを開発するためのソフトウェア開発キット(SDK)が必要になります。必要となるソフトウェア開発キットについては、サーバ側NetCOBOLの"ソフトウェア説明書"を参照してください。

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