Interstage Studio ユーザーズガイド
|
目次
索引
|
10.1 リモート開発の流れ
新規にサーバで動作するアプリケーションを開発する、またはすでにWindowsシステムで稼働しているCOBOLアプリケーションをサーバ側シテスムに移植するために、リモート開発を適用する場合の開発手順について説明します。
- プログラミング(ソース、登録集、定義体、オーバレイ)
COBOLソースを始めとする各種アプリケーション資産をローカルPC上で作成・更新します。
- COBOLソースプログラム
- COBOL登録集原文(COPY句)
- 画面帳票定義体
- オーバレイパターン
この際、作成・更新するアプリケーション資産をワークベンチのCOBOLプロジェクトまたはCORBAサーバプロジェクトに登録します。この登録情報を元にサーバ側での翻訳・リンク用のメイクファイルを生成することができます。
ワークベンチを使用して、作成・更新したアプリケーション資産を翻訳・リンクします。この作業は、次のような目的で行います。
- 作成したアプリケーション資産に誤りや矛盾がないことをまず確認する。
- ワークベンチに登録したアプリケーション資産の依存関係をチェックする。
- 単体テスト用の実行形式プログラムを作成する。
ローカルPCで翻訳・リンクしたアプリケーションを使用して、そのアプリケーションに閉じた範囲の機能をテストします。デバッグ機能用の翻訳オプション (CHECK、COUNT、TRACE)とワークベンチのCOBOLデバッガを使用して、ローカルPC上でアプリケーションの誤りを発見することができます。
ローカルPC上で翻訳・リンクしたアプリケーションはサーバ側では動作しません。このため、ローカルPC上で作成・更新したアプリケーション資産をサーバへ転送して、サーバ側のNetCOBOLを用いて、改めて翻訳・リンクします。
サーバ側での翻訳・リンクに必要となる以下の操作は、ワークベンチで提供されます。
- プリコンパイラ連携
- メイクファイル生成
- リモートビルド
ただし、これら機能を使用するに先立って、以下の設定が必要となります。
ローカルPC上で作成・更新したアプリケーション資産のサーバへの転送は、メイクファイル生成、リモートビルドの実行時に自動的に行われます。
サーバ側で翻訳・リンクしたアプリケーションのデバッグは、ワークベンチから呼び出される対話型デバッガによりリモートデバッグします。
Copyright 2007-2009 FUJITSU LIMITED