Interstage Studio ユーザーズガイド

5.11.1.1.1 ページ遷移を設定する

ページ遷移は、以下の条件を満たすJSFのUIコンポーネントに設定することができます。

• UIコンポーネントがActionSourceインタフェースを実装している
• TLDファイルにUIコンポーネントの属性として"action"が定義されている
  　例) コマンドボタン、リンク

ページ遷移の設定ができる具体的なUIコンポーネントのタグについては、"UIマネージャビューで設定できるタグ一覧"を参照してください。

ページ遷移を設定するためには、UIマネージャビューの左側にあるツリーから[イベント] > [ページ遷移の設定]を選択します。以下に設定できる項目について説明します。

項目	説明
なし	ページ遷移を行わない場合に選択します。
次のページを直接指定する	次に遷移するページを直接指定する場合に選択します。
次のページ	次に遷移するページを示す文字列を指定します。
メソッドの返り値で次のページを指定する	次に遷移するページ面をメソッドの返り値で指定する場合に選択します。
Managed Bean名	文字列を返すメソッドを追加するManaged Beanの名前を指定します。
メソッド名	文字列を返すメソッド名を指定します。返り値の文字列は、次に遷移するページを示します。
追加	Managed Beanに、上記の[メソッド名]で指定したメソッドを追加します。

各項目で設定できる内容を、具体的に説明します。

+[次のページを直接指定する]を選択した場合

UIコンポーネントのaction属性に[次のページ]で選択した文字列が指定されます。[次のページ]には、JSFアプリケーションで使用する設定ファイル(faces-config.xml)に指定してある<from-outcome>の値を設定します。faces-config.xmlに<from-outcome>の値を設定する方法については、"faces-configエディタ"を参照してください。

  例) <h:commandButton action="next"/>

+[メソッドの返り値で次のページを指定する]を選択した場合

UIコンポーネントのaction属性に、次のページを示す文字列を返すメソッドが指定されます。メソッドは以下のように指定されます。

  #{([Managed Bean名]で入力または選択されたManaged Bean名).([メソッド名]で入力した文字列)}

Managed Beanはデータやメソッドが格納、設定されているJavaBeansです。JavaBeansをManaged Beanとしてfaces-config.xmlに登録することで使用できます。JavaBeansをfaces-config.xmlに登録する方法については、"Managed Beanリストビュー"を参照してください。

faces-config.xmlにすでに指定してあるManaged Beanは、[Managed Bean名]のドロップダウンリストから選択することができます。また、新規の場合には、直接[Managed Bean名]にManaged Bean名を入力します。

  例) <h:commandButton action="#{__myBean.submit}"/>

メソッド名を入力後に[追加]をクリックすると、Managed Beanにメソッドが追加されます。

  例)
    public String submit() {
        return null;
    }

[Managed Bean名]で指定された名前のManaged Beanがfaces-config.xmlに指定されていない場合には、faces-config.xmlに、Managed Beanとして設定が追加されます。また、[Managed Beanの追加]ダイアログボックスで指定した名前のクラスソースが作成されます。Managed Beanの追加と設定については、"Managed Beanの追加/編集"を参照してください。