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Interstage Studio Java EEワークベンチユーザーズガイド

8.1.3 コーディング支援

try/catchブロックの追加

Javaで例外を処理しなければいけない場合に、以下のように簡単にtry/catchブロックを追加することができます。

  1. Javaエディタ上で例外を処理したい範囲を選択します。

  2. メニューより、[ソース] > [囲む] > [try/catchブロック]を選択します。

Getter/Setterの生成

エディタでJavaクラスを編集している際に、コンテキストメニューから[ソース] > [GetterおよびSetterの生成]を選択することで、フィールドを指定してそのGetterおよびSetterを生成することができます。

import文の追加

Javaでパッケージ名を指定せずにクラス名だけを使ってコーディングすると、import文を追加するまでエディタ上では解決できない型としてエラーが表示されます。
その状態で、コンテキストメニューから[ソース] > [インポートの編成]を選択すると、自動的に必要なimport文を追加することができます。

テンプレート

何度も利用するコードの断片をテンプレートとして保存しておき、コンテンツアシストを利用して編集中のファイルに挿入したり、新規ウィザードでファイルを作成するときに利用したりすることができます。

テンプレートの編集は、以下の設定ページで行います。

ファイルタイプ

設定ページ

Antスクリプト

[Ant] > [エディタ] > [テンプレート]

Java

[Java] > [エディタ] > [テンプレート]

SQLファイル

[SQL 開発] > [SQL エディタ] > [テンプレート]

CSS

[Web および XML] > [CSS ファイル] > [CSSテンプレート]

DTD

[Web および XML] > [DTD ファイル] > [DTDテンプレート]

HTML

[Web および XML] > [HTML ファイル] > [HTMLテンプレート]

JSP

[Web および XML] > [JSP ファイル] > [JSPテンプレート]

XMLファイル

[Web および XML] > [XML ファイル] > [XMLテンプレート]

テンプレートでは、ワークベンチで前もって用意されている変数(ユーザ、日付、選択リソースなど)を利用することができます。

スニペット

以下のように、コーディングで利用する断片をスニペットに登録しておくと、マウスを利用してドラッグ&ドロップすることで簡単に挿入することができます。

  1. スニペットビューを表示します。

  2. コンテキストメニューより[カスタマイズ]を選択します。

  3. [パレットのカスタマイズ]ダイアログボックスで、名前、変数、テンプレートパターンを記述します。

変数が設定されているテンプレートを挿入した場合には、変数の値を挿入時に指定することができます。
なお、あらかじめ定義されているカテゴリJSPに対して、テンプレートを追加、削除、変更することはできません。

ファイルコメント、タイプコメント

設定ページの[Java] > [コードスタイル] > [コードテンプレート]で、ファイルコメントやタイプコメントを設定することができます。これにより、Javaクラスを作成する際にコメントを統一することができます。

変数名の提案

フィールドやローカル変数を宣言する際に、型名を入力して空白を入力したあとで、[Ctrl+Space]キーを入力するとフィールド名や変数名の候補が表示されます。

変数、returnの強調表示

フィールドやローカル変数名を選択すると、そのフィールドやローカル変数を使用しているところが強調表示されます。
また、メソッドで復帰値の型を選択した場合には、return位置が強調表示されます。

TODOコメント

後からしなければいけないことなどをソース上にTODOコメントで記述しておくと、ビルド時にその情報が収集されてタスクビューに一覧表示されます。タスクビューからはコメントが記述されている位置にジャンプすることができます。

この機能はJava、XML、HTML、JSPなどで使用できます。以下の設定ページでTODO以外のタスクタグを追加することで、いろいろな用途に利用することができます。

ファイルタイプ

設定ページ

Java

[Java] > [コンパイラ] > [タスクタグ]

XML、HTML、JSPなど

[WebおよびXML] > [タスクタグ]

ストリングの外部化

以下のように、Javaソースに直接記述されている文字列定数を抽出して、プロパティファイルにまとめて管理することができます。

  1. ビューからパッケージやソースフォルダなどを選択します。

  2. メニューから[ソース] > [ストリングの外部化]を選択します。

  3. [ストリングの外部化]で対象とするソースを選択し、[外部化]ボタンを押します。

  4. ストリングの外部化ウィザードが起動されるので、外部化する際のプロパティファイル、キー、アクセスクラスなどを指定してストリングの外部化を行います。