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Interstage Studio Java EEワークベンチユーザーズガイド

5.3.2 Webサービスを作成する

WebアプリケーションとしてWebサービスを作成するには、以下のアプローチがあります。

5.3.2.1 JavaクラスをWebサービス化する

JavaクラスをWebサービス化するための前提として、Javaクラスを作成する必要があります。もちろん、既存のJavaクラスをWebサービス化することもできます。
その後は、Javaクラスに@WebServiceアノテーションを宣言し、公開したいサービスを実装すれば、Webサービス化できます。

Javaクラスの作成

Javaクラスの作成は、新規ウィザードから[クラス]を選択します。特別なJavaクラスを作成する必要はなく、パッケージ、名前を指定してクラスを作成します。

WebServiceアノテーションの宣言

作成したJavaクラスに@WebServiceアノテーションを以下のように記述します。

WebServiceアノテーションの使用例

package sample;

import javax.jws.WebService;

@WebService
public class Calc {
      public int add(int param1,int param2) {
            return param1 + param2;
      }
}

サービスの実装

Webサービスとして公開したい機能のメソッドを定義し、メソッドを実装します。

5.3.2.2 WSDLからWebサービスを作成する

WSDLからWebサービスを作成するための前提として、WSDLを作成する必要があります。もちろん、既存のWSDLを利用してもかまいません。
その後は、WSDLに則したWebサービスを作成し、宣言されているメソッドの実装をすればWebサービスを作成できます。

WSDLの作成

WSDLは、新規ウィザードから[Webサービス] > [WSDL]を選択し、ウィザードで作成することができます。また、専用のエディタで編集することができます。
WSDLの作成、編集の詳細については、"5.3.4 WSDLを作成する"を参照してください。

WSDLに則したWebサービスの作成

WSDLに則したWebサービスを作成するためには、まず、WSDLからサービスエンドポイントインタフェースを作成する必要があります。サービスエンドポイントインタフェースの作成は、新規ウィザードから[Webサービス] > [Webサービス(JAX-WS)]を選択して行うことができます。
ウィザードでの作成の詳細については、"5.3.5 WSDLからサービスエンドポイントインタフェースを作成する"を参照してください。

サービスエンドポイントインタフェースが作成できたら、次にサービスエンドポイントインタフェースを実装するクラスをJavaクラスウィザードで作成します。
新規ウィザードから[クラス]を選択します。サービスエンドポイントインタフェースを実装するJavaクラスを作成するため、以下を指定して生成します。

作成したJavaクラスに@WebServiceアノテーションを以下のように記述します。

WebServiceアノテーションの使用例

package sample;

import javax.jws.WebService;

@WebService(endpointInterface="sample.Calc", wsdlLocation="CalcService.wsdl")
public class CalcImpl implements Calc {
      public int add(int param1,int param2) {
            return param1 + param2;
      }
}

メソッド(サービス)の実装

宣言されているメソッドの実装をします。