JavaクラスをWebサービス化するための前提として、Javaクラスを作成する必要があります。もちろん、既存のJavaクラスをWebサービス化することもできます。
その後は、Javaクラスに@WebServiceアノテーションを宣言し、公開したいサービスを実装すれば、Webサービス化できます。
Javaクラスの作成
Javaクラスの作成は、新規ウィザードから[クラス]を選択します。特別なJavaクラスを作成する必要はなく、パッケージ、名前を指定してクラスを作成します。
WebServiceアノテーションの宣言
作成したJavaクラスに@WebServiceアノテーションを以下のように記述します。
WebServiceアノテーションの使用例
package sample; import javax.jws.WebService; @WebService public class Calc { public int add(int param1,int param2) { return param1 + param2; } } |
サービスの実装
Webサービスとして公開したい機能のメソッドを定義し、メソッドを実装します。
WSDLからWebサービスを作成するための前提として、WSDLを作成する必要があります。もちろん、既存のWSDLを利用してもかまいません。
その後は、WSDLに則したWebサービスを作成し、宣言されているメソッドの実装をすればWebサービスを作成できます。
WSDLの作成
WSDLは、新規ウィザードから[Webサービス] > [WSDL]を選択し、ウィザードで作成することができます。また、専用のエディタで編集することができます。
WSDLの作成、編集の詳細については、"5.3.4 WSDLを作成する"を参照してください。
WSDLに則したWebサービスの作成
WSDLに則したWebサービスを作成するためには、まず、WSDLからサービスエンドポイントインタフェースを作成する必要があります。サービスエンドポイントインタフェースの作成は、新規ウィザードから[Webサービス] > [Webサービス(JAX-WS)]を選択して行うことができます。
ウィザードでの作成の詳細については、"5.3.5 WSDLからサービスエンドポイントインタフェースを作成する"を参照してください。
サービスエンドポイントインタフェースが作成できたら、次にサービスエンドポイントインタフェースを実装するクラスをJavaクラスウィザードで作成します。
新規ウィザードから[クラス]を選択します。サービスエンドポイントインタフェースを実装するJavaクラスを作成するため、以下を指定して生成します。
パッケージ、名前
作成するWebサービスのパッケージ、クラス名を指定します。
インタフェース
サービスエンドポイントインタフェースを指定します。
作成したJavaクラスに@WebServiceアノテーションを以下のように記述します。
WebServiceアノテーションの使用例
package sample; import javax.jws.WebService; @WebService(endpointInterface="sample.Calc", wsdlLocation="CalcService.wsdl") public class CalcImpl implements Calc { public int add(int param1,int param2) { return param1 + param2; } } |
メソッド(サービス)の実装
宣言されているメソッドの実装をします。