分散構成で運用中の場合の運用管理サーバ(エージェント)のIPアドレス変更手順について説明します。
1. IPアドレス変更を行う運用管理サーバ(エージェント)のコンソール上に、スーパーユーザでログインして下さい。
2. 運用管理サーバ(エージェント)を停止します。以下のコマンドを実施して下さい。
# /opt/FJSVipm/bin/stopipm |
3. 運用管理サーバのコンソール上に、スーパーユーザでログインして下さい。
4. 運用管理サーバを停止します。以下のコマンドを実施して下さい。
# cd /opt/systemwalkerNM |
5. /etc/hostsファイルを修正します。運用管理サーバ(エージェント)のIPアドレスを正しく変更して下さい。
注意
Solarisの場合、/etc/inet/ipnodesファイルにIPアドレスが定義されている場合は、こちらのファイルにもIPアドレスの設定を反映して下さい。
6. 運用管理サーバを再起動します。以下のコマンドを実行して下さい。
[Solarisの場合]
# /usr/sbin/shutdown -y -i6 |
[Linuxの場合]
# /sbin/shutdown -r now |
7. SLMサーバ定義の修正を行います。5.3.5 SLMサーバの定義を参照して、SLMサーバ定義を修正して下さい。
8. 運用管理サーバ(エージェント)のコンソール上に、スーパーユーザでログインして下さい。
9. /etc/hostsファイルを修正します。運用管理サーバ(エージェント)のIPアドレスを正しく変更して下さい。
注意
Solarisの場合、/etc/inet/ipnodesファイルにIPアドレスが定義されている場合は、こちらのファイルにもIPアドレスの設定を反映して下さい。
Solarisの場合
10. /etc/netmasksファイルを修正します。運用管理サーバ(エージェント)のネットワークマスクの値を正しく変更して下さい。
Linuxの場合
10. /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-xxxファイルを修正します。xxxはIPアドレスを変更する対象のデバイス名です。例えば、eth0デバイスのIPアドレスを変更する場合は、ifcfg-eth0のファイルを修正します。運用管理サーバのIPアドレスやネットワークマスクの値を正しく変更して下さい。
11. 環境ファイルを修正します。2.2.4.1.1 ipmproperty.iniファイルの修正を参照して、運用管理サーバ(エージェント)のipmproperty.iniファイルを修正して下さい。
12. 運用管理サーバ(エージェント)を再起動します。以下のコマンドを実行して下さい。
[Solarisの場合]
# /usr/sbin/shutdown -y -i6 |
[Linuxの場合]
# /sbin/shutdown -r now |