B.1.18 getvdコマンド

名前

getvd －仮想ディスクの情報表示

形式

[Solaris OS版/Linux OS版]

/opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvd -v virtual-disk-name [-a [-d]]
/opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvd -h

[Windows OS版]

$INS_DIR¥Manager¥opt¥FJSVssmgr¥sbin¥vscmcmd.exe getvd -v virtual-disk-name [-a [-d]]
$INS_DIR¥Manager¥opt¥FJSVssmgr¥sbin¥vscmcmd.exe getvd -h

($INS_DIR は、マネージャーをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)

機能説明

指定された仮想ディスクを構成している実ディスクの情報を表示します。

本コマンドは、OSの管理者(administrator 権限、root権限)で実行します。

オプション

-v virtual-disk-name: 仮想ディスクの名前を指定します。

-a: 詳細情報を表示します。

-d

CSV形式で表示します。

本オプションを指定する場合は、-aオプションの指定は必須です。

-h: コマンドの使用方法を表示します。

使用例

指定された仮想ディスクを構成している実ディスクの情報の一覧を表示します。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvd -v VDISK001
PhysicalDiskName LogicalVolume WWPN:LUN                              Capacity(MB)
POOL001R00001    0x0001        210000e000a80382:1,210000e000a80383:1          512
POOL001R00002    0x0002        210000e000a80382:2,210000e000a80383:2         1024
POOL001R00003    0x0003        210000e000a80382:3,210000e000a80383:3         2048
Command terminated normally.

指定された仮想ディスクを構成している実ディスクの詳細情報の一覧を表示します。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvd -v VDISK001 -a
PhysicalDiskName StorageName         LogicalVolume RaidLevel Encryption DiskType WWPN:LUN                              Capacity(MB)
POOL001R00001    E2000_DB            0x0001        1+0       Encryption Online   210000e000a80382:1,210000e000a80383:1          512
POOL001R00002    E2000_DB            0x0002        1+0       Encryption Online   210000e000a80382:2,210000e000a80383:2         1024
POOL001R00003    E2000_DB            0x0003        5         Encryption Online   210000e000a80382:3,210000e000a80383:3         2048
Command terminated normally.

指定された仮想ディスクを構成している実ディスクの詳細情報の一覧をCSV形式で表示します。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd getvd -v VDISK001 -a -d
"PhysicalDiskName","StorageName","LogicalVolume","RaidLevel","Encryption","DiskType","WWPN:LUN","Capacity(MB)"
"POOL001R00001","E2000_DB","0x0001","1+0","Encryption","Online","210000e000a80382:1,210000e000a80383:1","512"
"POOL001R00002","E2000_DB","0x0002","1+0","Encryption","Online","210000e000a80382:2,210000e000a80383:2","1024"
"POOL001R00003","E2000_DB","0x0003","5","Encryption","Online","210000e000a80382:3,210000e000a80383:3","2048"
Command terminated normally.

表B.5 getvdコマンドの表示項目とその意味
表示項目	-a指定無しの表示有無	意味
PhysicalDiskName	あり	仮想ディスクを構成している実ディスクの名前
StorageName	なし	実ディスクが搭載されているディスク装置名
LogicalVolume	あり	実ディスクのディスク装置内番号
RaidLevel	なし	実ディスクのRAIDレベル(1+0,1,5,6,0)
Encryption	なし	実ディスクの暗号化属性(暗号,非暗号)
DiskType	なし	実ディスクのディスク種別(オンライン,ニアライン)
WWPN:LUN	あり	実ディスクのWWPNとLUN番号
Capacity(MB)	あり	仮想ディスクに割り当てている実ディスクの容量

終了ステータス

0：仮想ディスクの情報表示が正常終了しました。

1：仮想ディスクの情報表示が異常終了しました。