Systemwalker Centric Manager 運用管理クライアントで、以下の手順で実施してください。
運用管理クライアントでは、ローカルグループの Administrator グループに所属したユーザー名でログインしてください。
Systemwalker Centric Manager 運用管理クライアントで、ストレージ機器の存在するサブネットのノード検出を行います。
ノードのポップアップメニューに画面起動方法を登録します。
Systemwalker Centric Manager の mpaplreg コマンドを使用してストレージ機器のノードのポップアップメニューに本製品の起動手段を登録します(同一 PC にクライアントがインストールされている必要があります)。
mpaplreg コマンドの使用方法は、「12.4.1 Systemwalker Centric Manager画面連携コマンド(mpaplreg)」を参照してください。以下は追加するメニュー名を『ESC』に、サーバノード名を『tama』にした例です。これらは環境に合わせて適宜変更してください。
mpaplreg -a -m ESC -p tama -c "¥"C:¥Program Files¥ETERNUS-SSC¥Client¥bin¥rcxclient.exe¥""
mpaplreg コマンドで指定する起動コマンド全体(-c オプションの値)をダブルクォーテーション(")で括り、 さらに起動コマンド(C:¥Program Files¥...¥rcxclient.exe)を『¥"』と『¥"』で括るように記述してください。
注意
追加されたノードを、Systemwalker Centric Manager がIPアドレスではなく『名前』で管理している場合、運用管理サーバ側でこの『名前』と『IPアドレス』の関係を認識できる環境にする必要があります。名前が運用管理サーバ上の /etc/hosts か DNS に登録されていることを確認してください。運用管理サーバでこの名前とIPアドレスの関係が認識できない場合、本製品から Systemwalker Centric Manager へのイベント連携ができません。
新しいストレージ機器が追加されるたびに、この操作を行ってください。
イベントログ画面の状態項目に Info として表示されるイベントを Systemwalker Centric Manager に通知する場合、Systemwalker Centric Manger では『重要度:一般』として扱われ、Systemwalker Centric Manager の監視画面に表示されません。表示させる場合は、Systemwalker Centric Manager のメニューから[アクション]-[アクション定義]-[メッセージ監視]を選択し、[重要度の設定]を行ってください。[重要度の設定]の詳細は、Systemwalker Centric Manager のマニュアルを参照してください。
本製品の運用管理サーバの起動方法を変更した場合は、以下のコマンドで、登録したメニューを削除してから、再登録してください。
[メニュー名が『ESC』の例]
mpaplreg -d -m ESC
mpaplreg コマンドによるメニュー追加が正常終了したにもかかわらず、ノードのポップアップメニューに本製品のアイコンが表示されない場合は、以下のコマンドで登録内容を確認してください。
[メニュー名が『ESC』の例]
mpaplreg -v -m ESC
手順完了後、運用管理クライアントで Systemwalker Centric Manager サービスを再起動して、監視エリア配下の「ノードの検出」を再度実施することで登録アイコンへの表示が変更されます。
mpaplreg コマンドをバッチファイルから起動するときに、 不正なパラメーターがあるとパラメーターエラー(swsag5101)が発生します。
Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバと本製品の運用管理サーバが同一サーバの場合は、Systemwalker Centric Manager と本製品の両方で装置からの SNMP Trap を受け取って表示してしまいます。Systemwalker Centric Manager 側で装置からの SNMP Trap を直接受け取り・表示させない運用をする場合は以下の作業を行ってください。
本製品で管理している装置の SNMP Trap の Systemwalker Centric Manager 側の受け取りを抑止する方法
Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバと本製品の運用管理サーバが同一のサーバノード上に存在するときは、本製品で管理している装置の SNMP Trap の Systemwalker Centric Manager 側の直接受け取りを以下の方法で抑止できます。SNMP Trap は本製品で受付、デコードし、障害監視に必要なものだけを Systemwalker Centric Manager に通知するため、Systemwalker Centric Manager が保持している SNMP Trap 表示機能を動作させた場合に1つのイベントに対して複数の表示がされたり、必要のない SNMP Trap も表示されたりします。
参考
Systemwalker Centric Manager が保持している SNMP Trap 表示機能も有効にする場合、この設定は不要です。
Systemwalker Centric Manager 運用管理クライアントのシステム監視から[イベント]-[アクション定義]を選択します。
「イベント監視の条件定義」ダイアログボックスが表示されます。
「イベント監視の条件定義」ダイアログボックスの[イベント]-[イベント追加]を選択します。
「イベント定義」ダイアログボックスが表示されます。
以下の項目を設定します。
"特定しない"をチェックします。
“特定しない"をチェックします。
“特定しない”をチェックします。
“特定しない”をチェックします。
“特定しない”をチェックします。
“特定しない”をチェックします。
以下の値を、1つのイベント定義について1つ設定します。
個々の装置を管理する場合だけ記述が必要です。管理しない場合は記述不要です。
装置 | 値 |
---|---|
ETERNUS DX60/DX80, | enterprise:aplNetStorage¥.1 |
ETERNUS SX300 | enterprise:enterprises¥.1123¥.1¥.205 |
日立 SANRISE | enterprise:enterprises¥.116¥.3¥.11 |
EMC Symmetrix (ECC Agent) | enterprise:enterprises¥.1139¥.1 |
ETERNUS LT120 | enterprise:enterprises¥.11¥.2¥.3¥.9¥.7¥.1 |
ETERNUS LT130 | enterprise:enterprises¥.3351¥.1¥.3¥.2¥.6 |
ETERNUS LT160 | enterprise:aplNetStorage¥.3¥.1 |
ETERNUS LT200 | enterprise:enterprises¥.119¥.1¥.83¥.1¥.21 |
ETERNUS LT210, LT220, LT230 | enterprise:enterprises¥.119¥.1¥.83¥.1¥.1 |
ETERNUS LT250 | enterprise:aplNetStorage¥.3¥.5 |
ETERNUS LT270 | enterprise:aplNetStorage¥.3¥.2 |
ETERNUS NR1000 | enterprise:enterprises¥.789 |
BrocadeFC-Switch | enterprise:enterprises¥.1588¥.2¥.1¥.1 |
GadzooxFC-Hub | enterprise:enterprises¥.1754¥.1¥.2¥.2 |
性能 | enterprise:aplSANMgr |
Cisco MDS | enterprise:enterprises¥.9¥.9¥.117¥.2 |
McDATA FC-Switch | enterprise:enterprises¥.289 |
ETERNUS LT130、BrocadeFC-Switch、ETERNUS SN200、PRIMERGY BX600 ファイバーチャネルスイッチブレード、Cisco MDS、ETERNUS SN200 MDS、McDATA FC-Swtich、GadzooxFC-Hub 共通 | enterprise:experimental¥.94 (注) |
注:本製品でサポートしていない装置でも、この experimental¥.94 の SNMP Trap を報告する装置があり、それらの装置のイベントも抑制されるので注意してください。
手順2で設定したイベントに対して[アクション]-[アクションの設定]を選択します。
「アクション定義」ダイアログボックスが表示されます。
[メッセージ監視]タブを選択し、以下の項目を設定します。
“しない”をチェックします。
“しない”をチェックします。
手順1から手順3の操作を、「表10.1 メッセージテキスト一覧」のメッセージテキストについてそれぞれ行ってください。
ストレージ機器から SNMP の標準トラップがイベントとして報告される場合は、運用形態に合わせて、上記を参考に SNMP の標準トラップを抑止してください。
管理装置が ETERNUS DX60/DX80、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000、ETERNUS6000、ETERNUS8000 や GR、ファイバチャネルスイッチの場合は、Systemwalker Centric Manager 連携が正しく設定できているか確認できる手順およびコマンドが用意されています。「5.3 管理状態確認テスト」を実施して正しく動作するか確認してください。
以下は、Systemwalker Centric Manager へのイベント連携時の Systemwalker Centric Manager の画面サンプルです。