LT160 はアダプタ(CA)やドライブなどの故障部品の交換によって WWPN が変更されるため、下記の手順で作業を行ってください。
ポイント
以下の操作を行う前に、「8.3 サポート装置部品の交換」の注意事項をお読みください。
[表示]-[最新の情報に更新]を実行します。
SAN ビューで、交換を実施した装置をダブルクリックし、その装置のビューを表示させます。 旧アダプタ(CA)やモジュールが『通信不可』状態となり、新アダプタやモジュールが新しく表示されます。
「B.1 リソース管理画面の構成」のストレージビューで、アイコンを何も選択しない状態で、[操作]-[アクセスパス]-[継承]-[モード開始]を選択します。これで、「アクセスパス継承操作を実行中です」ダイアログが表示されます。この状態で、新アダプタアイコンを旧アダプタアイコンへドラッグ&ドロップすることで、アクセスパスの継承を確認するダイアログが表示され、<OK>ボタンを選択すると継承が行われます。
本製品は、継承処理で旧アダプタ情報で作成していた関連装置内のアクセスパス設定を削除し、 新アダプタ情報で作成したアクセスパス設定を関連装置に追加します。
装置種 | 本製品の設定内容 | ||
---|---|---|---|
Solaris OSサーバノード | エージェントあり | PW008FC2A, | fjpfca.conf の TID と WWPN 関連付け設定を新アダプタ WWPN に変更(注) |
LP-9000,9002S,9002L,9802,10000 | lpfc.conf または lpfs.conf の TID, LUN と WWPN 関連付け設定を新アダプタ WWPN に変更 | ||
上記以外HBA | 設定なし | ||
エージェントなし | 設定なし | ||
Windowsサーバノード | エージェントあり、なし | 設定なし | |
Linuxサーバノード | エージェントあり、なし | 設定なし | |
HP-UXサーバノード | エージェントあり、なし | 設定なし | |
他サーバノード | エージェントなし | 設定なし | |
ファイバチャネルスイッチ | ゾーニング設定あり | 旧アダプタ WWPN で作成していた1対1 WWPN ゾーニングを削除し、新アダプタ WWPN で作成した1対1 WWPN ゾーニングに変更 | |
ゾーニング設定なし | 設定なし |
注: アクセスパス継承前に PW008FC2A、PW008FC2-G、PW008FC3、GP7B8FC1A、GP7B8FC1-G、GP7B8FC1、SE0X7F11F、SE0X7F12F のドライバ添付の chgfcctl/clchgfc コマンドを実行している場合、本製品は fjpfca.conf の設定作業を行いません。
「アクセスパス継承操作を実行中です」ダイアログで[終了]を選択するまで、ドラッグ&ドロップによるアクセスパス継承を複数アダプタに対して実施可能です。
設定変更後、活性構成変更をサポートしていないサーバノードはサーバノード側の再起動が必要です。
活性構成変更をサポートしているサーバノードでは、OS や HBA ドライバに対して活性構成変更を指示するコマンドの実行などが必要です。例えば、HBA ドライバが FUJITSU PCI Fibre Channel の場合、chgfcctl または clchgfc の実行が必要です。