Thin Provisioning Pool監視ウィンドウでThin Provisioning Poolの使用容量の閾値を監視します。
Thin Provisioning Pool監視ウィンドウでツリーから装置を選択すると、Thin Provisioning Pool毎に設定されている「注意閾値」と「警告閾値」の値および閾値監視状態をテーブルに表示します。「注意閾値」と「警告閾値」は、ディスクアレイ装置で用意されている、Thin Provisioning Poolの使用容量の閾値です。Thin Provisioning Poolの閾値監視状態は、使用容量の状況によって以下のようになります。閾値監視状態を表すアイコンはツリーとテーブルのTPPの部分に表示されます。
閾値監視状態 | アイコン | 状態の説明 |
---|---|---|
正常 | なし | Thin Provisioning Poolの使用容量が「注意閾値」未満です。 |
注意 | Thin Provisioning Poolの使用容量が「警告閾値」未満、かつ、「注意閾値」以上です。 | |
警告 | Thin Provisioning Poolの使用容量が「警告閾値」以上です。 |
参照
Thin Provisioning Pool監視ウィンドウの表示内容は、ディスクアレイ装置から情報を取得した時点の情報です。Thin Provisioning Pool監視ウィンドウで[表示]-[最新の情報に更新]を行うと、最新の情報を表示します。
参照
Thin Provisioning Pool監視ウィンドウの詳細は、「B.11.1 Thin Provisioning Pool監視ウィンドウ」を参照してください。
Thin Provisioning Poolの「注意閾値」と「警告閾値」には、Thin Provisioning Pool作成時にディスクアレイ装置によって初期値が設定されています。必要に応じて容量閾値の設定変更を行ってください。
リソース管理画面のメニュー[ファイル]―[Thin Provisioning Pool監視ウィンドウ]を選択します。
起動されたThin Provisioning Pool監視ウィンドウのツリーから閾値変更を行うThin Provisioning Poolが登録されている装置を選択し、Thin Provisioning Pool一覧テーブルから閾値変更を行うThin Provisioning Poolを選択(複数選択可:複数のThin Provisioning Poolに同じ閾値を設定します)。
以下のいずれかの操作を行い、通知閾値変更ダイアログを起動します。
Thin Provisioning Pool監視ウィンドウのメニュー[操作]―[通知閾値変更]を選択
Thin Provisioning Pool監視ウィンドウ右下の<通知閾値変更>ボタンを選択
表示された通知閾値変更ダイアログで、「警告(%)」と「注意(%)」に値を入力後、<OK>ボタンをクリックしてください。[両方]、[警告のみ]、[注意のみ]のボタンを選択することで、設定する値を選択できます。
以上で、Thin Provisioning Poolの使用容量の閾値が変更されます。
参照
通知閾値変更ダイアログの詳細は、「B.11.5 通知閾値変更ダイアログ」を参照してください。
閾値超えが発生した場合の本製品による対応の流れは以下のとおりです。
状態変化の検出
閾値超えが発生した場合、本製品はディスクアレイ装置のThin Provisioning Pool状態の変化を通知するSNMP Trapを受信し、イベントログに表示します。また、リソース管理画面において、閾値超えが発生したディスクアレイ装置のアイコンの『T』マークがThin Provisioning Pool状態を表す色に変わります。
最新の状態に更新
イベント表示を確認後、リソース管理画面で[表示]-[最新の情報に更新]を行い、装置から最新の情報を取得します。Thin Provisioning Pool監視画面を開いている場合は、Thin Provisioning Pool監視ウィンドウで[表示]-[最新の情報に更新]を行います。
Thin Provisioning Pool監視画面で状態確認
Thin Provisioning Pool監視ウィンドウを起動し、Thin Provisioning Poolの状態を確認します。閾値超えの内容に応じてディスク増設などの対応を行います。
参照
パケット喪失等の理由でThin Provisioning Pool状態変化を通知するSNMP Trapが受信できなかった場合、本製品からディスクアレイ装置に対するThin Provisioning Pool情報のポーリングにより、状態変化を検出します。当該ポーリングは1時間間隔(デフォルト)のため、状態変化発生から検出までの時間は1時間以内となります。ポーリングの間隔はポーリングサービス設定ファイルで変更可能です。「C.13 ポーリングサービス設定ファイル説明」を参照してください。
参考
Thin Provisioning Pool監視ウィンドウでツリーからThin Provisioning Poolを選択すると、LogicalVolume毎に設定されている「注意閾値」の値および閾値監視状態を表示します。LogicalVolumeの「注意閾値」は、ディスクアレイ装置で用意されている、LogicalVolumeの未割当て容量に関する閾値です。LogicalVolumeの閾値監視状態は、未割当て容量の状況によって以下のようになります。閾値監視状態を表すアイコンはテーブルのLogicalVolumeに表示されます。
閾値監視状態 | アイコン | 状態の説明 |
---|---|---|
正常 | なし | LogicalVolumeの未割当て容量が「注意閾値」未満です。 |
注意 | LogicalVolumeの未割当て容量が「注意閾値」以上です。 |
LogicalVolumeの閾値監視状態の変化は、リソース管理画面におけるディスクアレイ装置のアイコンの『T』マークの色に影響しません。
本製品ではLogicalVolumeの閾値超え発生時のイベント表示は行いません。
本製品ではLogicalVolumeの閾値は設定できません。