PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 4.2 - Linux for Itanium 版 - |
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付録A トラブル事例集 | > A.2 リスナーに関するトラブル |
リスナーリソースが Warning 状態となった場合のトラブル事例です。
監視を中断した場合に発生します。
clorainfo -m コマンドで監視中断中かどうかを確認できます(参考 "4.6 clorainfo - 設定情報や監視状態の表示")。
監視中断状態だった場合、対象の リスナーリソースが起動していることを確認し、監視を再開してください(参考 "4.2 hvoraenable - リソース監視の再開")。
Oracle の tnsping コマンドを使ったリスナーの監視において、tnsping コマンドの応答が一定時間なかった場合に発生することがあります(監視タイムアウト)。
syslog に "ERROR: 0226: Watch Timeout occurred" が出力されていれば該当します。
リスナーログ等を確認し、調査・対処を行ってください。
PRIMECLUSTER Wizard for Oracle による リスナーの監視では、tnsping コマンドの応答が一定時間なかった場合は「監視タイムアウト」と判断します。1回目の監視タイムアウトでは、Warning 状態となるだけでリソース異常にはなりませんが、これが2回連続して発生した場合、リソース異常と判断します。
Oracle RAC スケーラブル運用におけるリスナーの監視において、WFTimeの設定が以下の場合、リソース異常になると、Oracle Clusterwareによる リスナーリソースの復旧を待ち合わせる間 Warningとなります。
WFTimeの設定値については clorainfo -c コマンドで確認することができます。
(WFTimeの詳細については、" 2.3.5 Oracle RAC インスタンス、リスナーのリソースを含む userApplication の作成" の手順12を参照してください。)。
リスナーログ等を確認し、リソース異常の原因が記録されていないか確認してください。
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